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2026年メンズに人気の腕時計ブランドランキング

腕時計は、時間を知るための道具である以前に、持ち主の価値観を映し出す存在です。
背伸びなのか、人生の節目なのか、それとも日常を整えるための相棒なのか。どのブランドを選ぶかには、本人があえて語らない人生観がにじみ出ます。

2026年を迎えた今、メンズ腕時計の傾向はこれまで以上にはっきりしてきました。

たとえば、世界最大級の二次流通マーケットであるChrono24の販売動向を見ると、2025年のベストセラーブランドにはロレックスやオメガ、パテック フィリップといった定番が並び、実際に「お金が動いている先」が明確に表れています。

一方で市場環境は決して安定一色ではありません。Deloitteの業界レポートでは、消費者行動の変化や先行きの不透明感、さらには米国の関税政策など、外部要因が価格や需給に影響を与える可能性が指摘されています。

だからこそ、2026年メンズに人気と呼ばれる腕時計ブランドを語るには、話題性やイメージだけでは不十分です。なぜそのブランドが選ばれ続けているのか、その背景にある実需と市場の動きを正しく読み解く必要があります。

本記事では、王道と呼ばれるブランドから別格の存在まで、2026年メンズに人気となり得る8つの腕時計ブランドをランキング形式で整理し、これからの腕時計選びの軸を明確にしていきます。

「2026年」メンズ人気腕時計ブランドの基準とは


2026年メンズの腕時計市場を展望すると、これまで以上に「なぜそのブランドを選ぶのか」という理由の精度が問われると私は考えています。

ここ数年は、供給制約と話題性が重なり、希少性や値上がりだけが正義のように扱われた局面がありました。しかしその熱狂は、すでに一巡しています。

実際、スイス時計輸出は2024年に前年比で減少し、ラグジュアリー需要が一枚岩ではないことが数字として表れています。さらに2025年上期も、市場の不確実性が強い状況にあることがスイス時計協会の資料から読み取れます。

一方で、「市場が落ち着いた=どの時計を選んでも安心」ではありません。Deloitteのスイス時計業界調査では、主要輸出市場への見通しが楽観一色ではないこと。消費者行動が変化していることを示し、外部環境の影響を受けやすい局面であることを浮き彫りにしています。

つまり2026年は、ブランド側も買い手側も「熱狂」ではなく「納得」に寄っていく年です。新品で買うにせよ中古で買うにせよ、安さよりも、来歴の透明性、保証、整備体制、そしてその時計と長く付き合える確信が評価軸として前に出てきます。

本章では、こうした市場環境を踏まえながら、2026年においてメンズ腕時計ブランドがどのような基準で「人気」と判断されていくのか、その考え方を整理していきます。

本記事でのランキング基準

本記事のランキングは、2026年以降のメンズ腕時計市場を見据えた仮説的な基準にもとづいて構成しています。価格や話題性といった一時的な要素ではなく、これからの時代において「どのブランドが選ばれ続けるのか」を考えるための視点です。

まず重視したのは、実際に購入され、使われているという実需の強さです。市場が落ち着きを取り戻しつつある今、人気は数字や取引の積み重ねとして表れます。次に、時計に詳しくない層にもブランド名が浸透しているかという認知度。これは安心感や信頼性に直結する重要な要素です。

そして今後、より差が出てくると考えているのが「指名買い」の強さです。比較の末に選ばれるのではなく、最初からそのブランドを目指して選ばれているかどうか。この三つの視点を重ね合わせることで、2026年メンズに支持を集めていくブランドの輪郭が見えてきます。

次章では、この考え方をもとに導き出したランキングを紹介していきます。

2026年版|メンズに人気の腕時計ブランドランキングを発表


まずは、2026年メンズに人気となるであろう腕時計ブランドランキングTOP8をご紹介します。

ステータスを語れる1本、デザインで惹きつける1本、そして時代を超えて選ばれ続ける名門ブランドまで、2026年においても支持を集めると考えられるメンズ腕時計が揃いました。

次の1本を選ぶヒントとして、ぜひこのランキングを活用してください。

1位:ロレックス

2026年もメンズ腕時計としてロレックスが強い最大の理由は、その人気がすでに熱狂ではなく信頼として定着している点にあります。

かつてのように、価格が上がるから買う、手に入らないから欲しいという動機は、市場全体として明らかに後退しています。その一方で、精度の安定性、故障の少なさ、防水性といった本来の時計としての価値が、あらためて評価される局面に戻ってきました。私はここに、ロレックスの真の強さがあると感じています。

さらに注目すべきなのが、ロレックスが導入した正規認定中古(CPO)の存在です。二次市場における最大の不安要素である真贋や状態を、メーカー自身の保証で包み込むことで、「中古=不安」という構図を大きく書き換えました。

新品と中古を同じ文脈で安心して選べるブランドは、実は非常に限られています。この仕組みがあることで、ロレックスは指名買いの強さを一段階引き上げ、市場の落ち着きとともに、より盤石なポジションを築いています。流行に左右されないという意味で、2026年のロレックスは今までと変わらずに、いちばん堅い選択肢です。

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【ロレックス コスモグラフ デイトナ 126500LN】

2026年もメンズ腕時計として、デイトナ 126500LNが支持され続ける理由は、相場や話題性から切り離しても成立する完成度の高さにあります。

クロノグラフとしての実用性はもちろん、ロレックスらしい堅牢性とメンテナンス性、そして世代を超えて評価されてきたデザインが、極めて高い水準でバランスしています。投機性が落ち着いた市場では、「安心して長く使えるかどうか」が選択の決め手になりますが、126500LNはその問いに迷いなく応えられる一本です。

また、このモデルは比較検討の末に選ばれる時計というより、最初から目指される存在であり続けています。入手難易度や価格の変動を超えて、スポーツロレックスの基準点として認識されている点は特筆すべきです。

2026年メンズ腕時計において、デイトナ 126500LNは流行の中心ではなく、基準そのものとして支持され続けるでしょう。

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2位:オメガ

2026年メンズ腕時計において、オメガが選ばれ続ける理由は、王道ブランドでありながら、過度な高騰や過剰な神格化から距離を保っている点にあります。

市場が熱を帯びていた時期には、価格や希少性が評価の中心になりがちでした。しかし市場が落ち着く局面では、「安心して買えること」「安心して使い続けられること」が、改めて大きな価値になります。オメガはまさにその位置にいます。

私自身の身近な例として、父はスピードマスター プロフェッショナル 3590.50を20年近く使い続けていますが、大きな故障は一度もありません。オーバーホールも定期的に行っていますが、費用は現実的で、時計を道具として維持するという感覚が失われない。この体験は、オメガが単なる歴史ブランドではなく、今もなお実用品として成立していることを強く実感させます。

時計史において欠かすことのできないムーンウォッチを軸に、知名度・信頼性・価格の納得感を高い次元で両立している点は、他ブランドにはない強みです。

初めての一本としても、ロレックスの次に選ぶ買い増しとしても成立する守備範囲の広さこそが、2026年メンズ腕時計における、オメガの実需を押し上げる最大の理由だと言えるでしょう。

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【オメガ スピードマスター レーシング コーアクシャル クロノグラフ 326.30.40.50.01.002】

スピードマスター レーシングは、伝統的なスピードマスターの系譜を、現代の生活に無理なく落とし込んだモデルです。40mmケースという扱いやすいサイズ感に、立体的なダイヤルと高い視認性を備え、装着したときのバランスが非常に良い。ムーンウォッチのような硬派さを持ちながら、日常使いを前提に設計されている点が、このモデルの本質です。

ムーンウォッチは憧れとして強い存在感を放ちますが、毎日使うには少し気構えが必要な側面もあります。その点、レーシングは「使うためのスピードマスター」としての完成度が高く、気負わずに付き合える。2026年の成熟した市場において、こうしたちょうどよさを持つモデルは、派手さ以上に支持を集めやすいでしょう。

時計を飾るものではなく、生活の一部として選びたい人にとって、非常に納得感のある一本です。

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3位:オーデマ・ピゲ

2026年のメンズ腕時計として、オーデマ・ピゲは「希少性で売れていたロイヤルオーク」から、「文化的アイコンとして指名されるロイヤルオーク」へ、重心が移っていくと私は確信しています。

ロイヤルオークはスポーツラグジュアリーというジャンルの象徴であり、時計好きの世界では比較して選ぶ対象というより、最初から欲しいものとして名前が挙がる存在です。欲しい理由が相場ではなく、デザイン言語や着用体験、そしてアイコンとしての文脈に根を張っている。ここが他と決定的に違います。

市場の熱狂が落ち着いた今、この「指名買いの厚み」が、むしろブランドの強さとして露わになります。Chrono24の二次市場レポートでは、パテック フィリップやオーデマ・ピゲが投機的ピークを越え、特に人気の高い個体は真剣な愛好家同士の市場で取引されている、という趣旨が示されています。つまり熱が冷めたから弱くなるのではなく、軽い買い手が引いたことで、ロイヤルオークの輪郭がより純化していくと私は考えています。

さらに「売れている」という事実も無視できません。Chrono24が公表した2025年のベストセラーウォッチにはロイヤルオークのリファレンスが入っており、話題としてではなく取引として成立していることが見て取れます。

そして海外時計サイトのWatchChartsのロイヤルオーク市場ページでも、ロイヤルオークが一定の市場規模と価格帯で取引されていることが示されています。 

2026年のメンズ腕時計として、オーデマ・ピゲは、相場のために欲しい時計ではなく、「ロイヤルオークという文化を身につけたい」人が最後に辿り着く時計として強い。私はそう見ています。

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【オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク オートマティック ブティック限定 15500ST.OO.1220ST.01】

15500は、ロイヤルオークというアイコンを最も王道の形で体現したモデルです。

41mmケースと一体型ブレスレットの構造が生む存在感は、写真で想像するよりもずっと立体的で、腕に乗せた瞬間に「造形で勝負している時計」だとわかります。ケース厚は10.5mm、防水50mというスペックが示す通り、日常使用を現実のものにしています。

そしてブティック限定という要素が、希少性を単なる煽りではなく、所有の納得感へと変換します。ここで重要なのは、希少だから良いのではなく、ロイヤルオークという文化的アイコンという点が、所有者の満足度に直結します。

熱狂相場の時代なら、希少性は値札を押し上げる燃料になりました。しかし2026年の空気では、希少性は価格ではなく意味を支える要素として働きます。

15500はその象徴であり、実用性と文化性を同時に成立させた一本として、これからも指名で選ばれ続けるでしょう。

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4位:パテックフィリップ

2026年にメンズ腕時計としてパテック フィリップが選ばれる理由は、派手な話題性や短期的な価格上昇ではありません。このブランドが体現しているのは、何年、何十年という時間を経ても評価が揺るがない「判断の正しさ」です。

市場が熱狂していた時代には、パテック フィリップも投機の文脈で語られることがありました。しかしその熱が引いたあとに残ったのは、価格ではなく信頼でした。

二次市場の指標を見ても、パテック フィリップは急激な上下動が少なく、相対的に落ち着いた動きを続けています。これは「儲かるから買われている」というよりも、「この時計なら間違いない」という感覚が、買い手の中で共有されている証拠です。

景気の先行きや輸出環境の不透明さが語られる局面ほど、人は流行よりも、世代を超えて残せるものに目を向けます。そのときに自然と選択肢に浮かぶのが、パテック フィリップです。
2026年の市場では、この最後に残るブランドという立ち位置が、静かに、しかし確実に価値を押し上げていくと私は考えています。

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【パテックフィリップ カラトラバ 5196R-001】

5196Rは、ドレスウォッチの理想形を問われたときに、ひとつの答えとして必ず名前が挙がるカラトラバの代表作です。

余白を活かした端正なダイヤル、控えめなインデックス、そして薄型のローズゴールドケース。そのどれもが主張しすぎることなく、完成度だけで語る設計になっています。そこには「目立つ必要はない」という、パテック フィリップらしい哲学が貫かれています。

この時計は、誰かに見せるための一本ではありません。むしろ、自分がこれまで積み重ねてきた時間や判断を、静かに肯定するための時計です。投機的な熱が落ち着いた2026年のメンズ腕時計市場において、5196Rのようなモデルが再評価されるのは自然な流れでしょう。

流行や相場に左右されず、10年後、20年後も「選んでよかった」と思える。その確信を与えてくれる点で、5196Rは本質志向の大人に選ばれ続ける存在です。

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5位:ウブロ

2026年にメンズ腕時計でウブロが選ばれるのは、「好みが分かれること」そのものが、むしろ価値になる時代に入っているからだと私は感じます。

市場が成熟すると、万人にとっての正解よりも、「自分はこれが好きだ」と言い切れる選択が強くなります。時計は装飾品である以上、最後は理屈ではなく好みで決まる。だからこそ、好みが割れるブランドは弱いどころか、指名買いの密度が濃くなるのです。

ウブロの強さは、その言語が極めて明確な点にあります。ウブロは自らを「Art of Fusion(融合の芸術)」として定義し、伝統と革新、ラグジュアリーとスポーツ、そして素材表現をひとつの文脈で語ります。

しかもそれは後付けのキャッチコピーではありません。1980年に「ゴールドケースにラバーストラップ」という当時の常識を壊す提案から始まり、異素材を組み合わせる姿勢をブランドの原点に据えています。

この最初から混ぜる前提で作る思想があるからこそ、ウブロは他社では真似をすることができず、結果として比較の土俵に乗せるほど輪郭が薄まる時計ではなく、共感で買われる時計になります。

2026年のメンズ腕時計としてウブロは、相場のために欲しい時計ではなく、「自分の価値観を一番正確に表現できる時計」として選ばれていくはずです。

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【ウブロ クラシックフュージョン チタニウム ブルー 511.NX.7170.RX】

クラシックフュージョン チタニウム ブルーは、ウブロの「融合」を、最も洗練された温度で表現したモデルです。派手に見せつけるのではなく、輪郭の美しさで惹きつける。

チタニウムは軽量で、日常での取り回しに優れ、金無垢のような重厚感とは別の方向で使うための快適さを与えます。その軽さの上に、ブルーのサンレイダイヤルが光の角度で表情を変え、さりげなく存在感を積み上げていきます。

そして、このモデルの説得力を底上げしているのが、ウブロらしいディテールです。ベゼルに並ぶ6本のH型ビスは、単なる装飾ではなく「ウブロの文法」を視覚化する記号であり、ラバーストラップの採用も、1980年から続くブランドの血統につながっています。

さらに防水は50m、ムーブメントは自動巻きでパワーリザーブ約48時間と、日常使いの現実にきちんと寄り添っています。硬派すぎず、軽すぎない。スポーティと上質の間に、ちょうど現代時計としての正解がある。

だからこそ、2026年メンズ腕時計としてウブロは、比較で勝つというより、「この雰囲気が好きだ」という共感による指名買いが続くと私は考えます。

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6位:IWC

2026年のメンズ腕時計として、IWCが刺さるのは、「実用時計としての上質」を真顔でやり切っているブランドだからです。

市場が熱狂していた時期は、希少性や値上がりの物語が時計の価値を覆い隠しました。しかし空気が落ち着くほど、結局は日常で使えるかどうか、防水や視認性、故障の少なさ、そして主張しすぎない品格が強い評価軸として戻ってきます。

IWCの魅力は「キャラクターの明確さ」にもあります。パイロットは道具の顔を持ち、ポルトギーゼは端正な大人の顔を持つ。どちらもスーツに寄せやすく、休日にも逃がしやすいので、一本で完結させたい層にも、買い増ししたい層にも刺さります。

つまり比較検討の途中で偶然勝つブランドではなく、「こういう時計が欲しい」と思った瞬間に候補に上がる導線があるのです。

さらに2026年は、文化的な露出が実需を押し上げる年にもなります。IWCは2013年からメルセデスAMG・ペトロナスF1チームのスポンサーであり、F1という現代の技術の最高峰である舞台に長年根を張っています。
こうした背景があるからこそ、時計に詳しくない層にとっても「IWC=大人っぽくて信頼できる」という印象が形成されやすいのです。

そして、二次市場が成熟するほど、結局は安心して長く使えるブランドが選ばれますが、IWCは2026年メンズ腕時計市場の代表格として、評価を固めていくと私は見ています。

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【IWC ポルトギーゼ クロノグラフ IW371606】

ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371606は、IWCの端正さと実用性を最もわかりやすく体現した一本です。

IWC公式でも、このモデルがポルトギーゼの中核として長く愛されてきたことが明言されており、周囲の精密目盛と凹型インダイヤルが生む整った顔が魅力です。

2026年のメンズ腕時計市場で評価されるのは、こういう「奇をてらわず、でも薄くない」時計です。

縦目のクロノグラフ配置と余白の設計は視認性に優れ、スーツに合わせても時計だけが浮きません。主張しないのに、視線が吸い込まれる。これはデザインの強さであり、IWCが道具の合理性を美しさに変換できるブランドである証拠です。

さらに自動巻きのキャリバー69355を搭載しており、長く付き合ううえでの安心材料になります。

派手さより完成度が評価される2026年メンズ腕時計において、IW371606は「大人のクロノグラフ」の基準として、安定した支持を維持するでしょう。

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7位:グランドセイコー

2026年にメンズ腕時計として、グランドセイコーが強さを発揮すると私が考える理由は、腕時計市場そのものが「品質の説得力」を読み解ける段階へ進んできたからです。

熱狂が落ち着いた市場では、派手な記号性や分かりやすい高級感よりも、仕上げの丁寧さ、視認性の良さ、そして日常で安定して使える精度といった、時計として当たり前の価値が評価軸に戻ります。

この流れにおいて、グランドセイコーの美点はそのまま競争力になります。なぜなら同ブランドの強みは、語らなくても伝わる「整った作り」にあるからです。ケースの稜線、針とインデックスの切れ、光の受け方の美しさ、それらがすべて結果として所有者の満足につながっていきます。

そしてもう一つ、2026年に効いてくるのが「海外の視線」です。私は海外のお客様を対応する機会が多いのですが、実感として、日本人以上にグランドセイコーの品質を正しく評価し、強い関心を示す方が非常に多いと感じます。装飾ではなく中身を見極める層にとって、MADE IN JAPANは「精度と仕上げの最高峰」を意味します。

実際、セイコーグループの決算資料を読み解くと、海外でのグランドセイコー販売が課題として触れられる一方、欧米での需要の強さやブランド運営の重要性も示されており、グローバル市場を前提にした勝負が続いていることが読み取れます

2026年は、こうした静かに優れたものが、理解できる層から確実に広がっていく一年になります。

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【グランドセイコー エボリューション9 コレクション メカニカルハイビート 36000 80 Hours 世界限定1200本 SLGH027】

SLGH027は、グランドセイコーの技術が「見せびらかし」ではなく「実用の説得力」へ落ちていることを象徴する一本です。ムーブメントはキャリバー9SA5で、毎時36,000振動のハイビートでありながら、最大パワーリザーブは80時間を確保しています。

ここが重要で、ハイビートはロマンだけではありません。安定した歩度を狙うための思想であり、そこに長時間駆動を両立させるのは、単なる高性能ではなく「日常で使える高性能」です。

さらにケース素材は耐食性に優れるエバーブリリアントスチール、ケース径40mm、10気圧防水と、スペックが生活の現実に寄り添っています。

限定1200本という要素は希少性を付与しますが、この時計の本質は「限定だから欲しい」ではなく、「技術の中身がそのまま使い勝手になっている」点にあります。

品質を理解する層が増える2026年メンズ腕時計市場に、技術志向のユーザーから支持が続くのは自然な流れです。

8位:パネライ

2026年のメンズ腕時計としてパネライは、熱狂ではなく再評価で選ばれる可能性が高いブランドです。

市場が成熟すると、ひと目で分かるデザインコードを持つ時計は、ファッションではなく自己表現として機能しやすくなります。パネライの強みはまさにそこにあります。

ルミノールのリューズプロテクター、厚みのあるケース、ミリタリー由来の道具感。これらは流行で作られた記号ではなく、ブランドの歴史が生んだ文法です。だからこそ、相場の風向きが変わっても、刺さる人には刺さり続けます。

そして今の時計業界全体は「フライト・トゥ・クオリティ(安全・王道へ回帰)」が語られ、各社がアイコンを強化する方向にあります。パネライも例外ではなく、Watches and Wonders 2025ではルミノールが中心であることを公式に打ち出し、ブランドの核へ回帰しています。

さらに近年は、歴史的に重要な1993年ルミノールを再提示するような動きも報じられており、ブランドが“自分たちの物語”を強くし直していることがわかります。

コレクションやサイズの整理が進めば、入口はさらに分かりやすくなり、初めて触れる層にも届きやすい。玄人が愛してきた魅力が、日常の楽しみとして降りてくる。この流れが、2026年のメンズ腕時計事情として、パネライには追い風になると私は考えています。

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パネライ | シンプルで個性的なデカ厚時計の先駆者

【パネライ ルミノール ドゥエ PAM01273】

ルミノール ドゥエ PAM01273は、パネライの象徴であるルミノールデザインを、現代の日常に適応させるために再構築したモデルです。

リューズプロテクターやクッションケースといった視覚的アイコンはそのままに、ケース厚を抑えることで、従来のパネライが持っていた覚悟のいる装着感を大きく和らげています。ここが重要で、ドゥエは単なる薄型化ではなく、「パネライを日常に下ろす」という明確な意図を持ったコレクションです。

従来のパネライは、その無骨さゆえに週末やオフの時計として選ばれることが多く、スーツスタイルとの相性は着け手を選びました。PAM01273はその前提を覆し、ビジネスシーンでも違和感なく収まるバランスを実現しています。それでも一目でパネライと分かる存在感は失われていません。この主張の残し方こそが、ドゥエの完成度を物語ります。

2026年のメンズ腕時計市場では、極端な個性よりも「自分の生活にどう溶け込むか」が問われます。その中でPAM01273は、パネライという強いデザインコードを持ちながら、日常使いへのハードルを下げた稀有な存在です。無骨さ一辺倒ではなく、成熟した大人が選ぶパネライ。その入口として、ドゥエは再評価され続けるでしょう。

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番外編:デュナミス(DUNAMIS by Jason of Beverly Hills)

デュナミスは、ビバリーヒルズのジュエラー「Jason of Beverly Hills」が手がけるタイムピースであり、最大の個性は、文字盤上でダイヤが舞い流れる、フローティングダイヤモンドダイヤルにあります。本物の天然ダイヤモンドが視覚的な動きを生み、時計でありながらジュエリーの高揚感を真正面から表現している点が、このブランドの核です。

一方で中身は見た目だけに寄っておらず、コレクションにはスイス製の自動巻ムーブメントを採用しており、ケースバックを通して機械を楽しめる設計も確認できます。さらに「SPARTAN」「HUBRIS」「PANTHEON」といったコレクション展開や限定生産を掲げる姿勢からも、量産で広げるより刺さる層に深く刺す方向性が明確です。

そして、こうした「ラグジュアリーの分かりやすさ」と「構造としての時計らしさ」を同居させる立ち位置は、成熟した2026年メンズ腕時計市場の空気とも相性が良いと感じています。

派手さを否定するのではなく、派手さを意志として選ぶ、その選択に納得感を与えられるブランドこそが、次の年に残ります。デュナミスはまさに、その文脈で語るべき存在です。 

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【デュナミス ヘラクレス HE-Y3】

ヘラクレス HE-Y3は、デュナミスが掲げるタフネスとラグジュアリー性を最も分かりやすく体現したモデルです。

厚みのあるケースと力強いフォルムは視覚的な迫力を持ちながら、文字盤内を流れるフローティングダイヤモンドと、ベゼルにあしらわれたダイヤモンドが強烈な個性を放ちます。それでいて視認性や操作性を犠牲にせず、日常使用を前提とした堅牢な構造が確保されている点は特筆すべきポイントです。

繊細さを求める高級時計とは異なり、気兼ねなく使えるラグジュアリーウォッチとしての完成度は高く、腕時計を「道具として楽しみたい」人にとって、非常に満足度の高い一本と言えるでしょう。

2026年のメンズ腕時計人気は「格」と「共感」で分かれる


2026年のメンズ腕時計市場を俯瞰すると、人気の中心は「有名かどうか」から、もう一段深い場所へ移っています。

ひとつは、そのブランドが長年かけて築いてきた格です。もうひとつは、着ける人が「この時計は自分の価値観に合っている」と腹落ちできる共感です。この二つが噛み合ったとき、時計は単なる消費財ではなく、人生の選択として定着します。

もちろん実用性や資産性は、いまも強い判断軸です。ただ、成熟した市場では「実用性がある」「値段が落ちにくい」だけでは、最終的な指名買いに届きにくくなります。なぜなら、その条件を満たす時計は増え、情報も出揃い、比較表の中で差がつきにくくなったからです。そこで最後に効くのが、そのブランドがどんな思想で作られ、どんな立ち位置で世界に存在しているのかという物語の整合性です。時計は、自分の価値観を静かに映す嗜好品であり、いまはその「静かな表明」を選ぶ人が増えています。

本章では、2026年のメンズ腕時計ブランドで人気を分ける要因が「格」と「共感」に収束していく理由を、仕組みとして整理しながら、私の考えをまとめて解説します。

人気ブランドと雲上ブランドは違う

2026年のメンズ腕時計選びで混乱が起きやすいのは、「人気」と「格」を同じ物差しで測ろうとする瞬間です。結論から言えば、人気ブランドと雲上ブランドは、役割が違います。 どちらが上かという単純な序列ではなく、腕時計が人生の中で果たす機能が異なるのです。

たとえばロレックスやオメガは、「日常の道具」としての完成度が高いブランドです。堅牢で、故障が少なく、精度と防水性の安心感があり、サービス体制の見通しも立てやすい。つまり買った後の生活まで含めて、選ばれる理由が明確です。

こうしたブランドは、時計に詳しくない層にも浸透しやすく、周囲の理解も得やすい。だからこそ2026年のメンズ腕時計市場のように、熱狂が落ち着くほど、「結局、安心して使えるものが強い」という現実が戻ってきます。ここで言う人気は、熱狂ではなく、生活の中で積み上がった信頼の総量です。

一方でパテック フィリップやオーデマ・ピゲは、同じ人気という言葉で語ると本質を取り逃がします。雲上ブランドは、数の論理で勝つブランドではなく、思想・背景・所有する意味で選ばれるブランドです。持っていることの満足というより、「その時計が自分の人生観に合うかどうか」で勝負が決まるのです。

たとえばロイヤルオークは、単なる高級スポーツではなく、スポーツラグジュアリーという文化そのものの象徴です。カラトラバは、華やかさではなく、普遍性に人生を預けられるかが問われます。雲上ブランドが刺さるのは、「比較の末の最適解」ではなく、「これ以外は違う」という指名の感情が立ち上がったときです。

この違いを、2026年はより多くの人が理解し始めると私は見ています。なぜならコロナ禍前後には、希少性や相場の動きが入口となり、投機的な注目をきっかけに時計へ興味を持った層も増えました。

その結果、「人気=上」「高い=正義」という短絡に陥りやすい土壌も生まれました。しかし市場が成熟し、熱が引き、情報が整った今、買い手は次の問いに進みます。すなわち、自分は日常の道具としての時計が欲しいのか、それとも人生の象徴としての時計が欲しいのか。ここを整理できた人から、時計選びが一気に上手くなります。

重要なのは、雲上ブランドを目指すことが正解でも、人気ブランドに留まることが妥協でもないということです。2026年のメンズ腕時計ブランドで強いのは、自分の立ち位置を理解し、その上で「格」と「共感」が一致する一本を選べる人です。

時計が嗜好品である以上、最後に残るのは、価格や評判ではなく、「自分が納得できるかどうか」だからです。

これから腕時計を選ぶ男性へ


2026年メンズ腕時計を選ぶうえで本当に大切なのは、ランキングの順位や一時的な評価ではありません。自分が「どの立ち位置の時計」を求めているのかを、先に理解することです。

ここが曖昧なままだと、どれだけ評判の良い一本を買っても、数か月後に違和感が残ります。逆にここが定まっていれば、たとえ周囲の評価と違っても、あなたの時計選びは揺らぎません。

まず問いは二つです。毎日安心して使える道具が欲しいのか。人生の節目や価値観を象徴する旗印が欲しいのか。同じ「高級時計」でも、求める役割が違えば、正解もまったく変わります。前者なら、防水性や耐久性、視認性、修理のしやすさまで含めて生活に馴染むことが重要になります。後者なら、歴史、思想、手に入れるまでの物語、そして手にした後に自分がどう変わるかまで含めて価値になります。どちらが上ではなく、役割が違うだけです。

さまざまな時計愛好家のお客様や業界関係者と時計理論について語り合う中で、私が一貫して感じていることがあります。満足度の高い選択をしている人ほど、流行や価格の話を入口にしても、最後は必ず「なぜこの腕時計なのか」を自分の言葉で語れます。

スペック表の暗唱ではありません。誰かの評価の受け売りでもありません。自分の生活、仕事、節目、癖、そして美意識に照らして、その時計が必要だと言い切れる。ここまで落とし込めた人は、買った後に強いです。相場が上下しても、周りに何を言われても、時計が自分の味方であり続けます。

腕時計には、確かに他人に見せるための側面もあります。けれど本質は、他人の視線に耐えるための道具ではなく、自分の時間に耐えるための道具です。

ブランドの背景や技術、そこに込められた哲学に自分が納得できるか。日々の手元で、見るたびに背筋が整うか。傷が増えても、むしろ愛着が深まる未来が想像できるか。時計を所有するのではなく、時間を共に重ねると決められるか。ここに腹落ちした瞬間、その一本は単なる買い物ではなく、人生の道具になります。

そして2026年のメンズ腕時計市場は、それをはっきり示しています。

実需、信頼性、指名買いが重視されるほど、話題性だけで作られた人気は長続きしません。逆に、生活の中で使われ続け、選ばれ直し続けるブランドとモデルが、静かに強さを取り戻します。だからこそ、流行や相場に振り回されすぎないでください。

あなたが大切にしたい価値は何か。どんな時間を生きたいのか。そこに正直であるほど、時計選びは後悔から遠ざかります。

最後に、ひとつだけ提案があります。候補の時計が出てきたら、「なぜこれなのか」を短い言葉でいいので紙に書いてみてください。たった一行で構いません。その一行が、自分の中でしっくり来るなら、その時計はきっと長く味方になります。

そうして選んだ一本こそが、これからの時代における最も後悔のない腕時計選びだと、私は確信しています。

この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長

1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。

初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。

■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター




       
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