ロレックスの裏蓋に刻印がない理由とは｜偽物の見分け方も徹底解説

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腕時計の真贋を確認するための重要な判断要素とされる裏蓋の刻印。しかし、ロレックスの裏蓋には必ずしもシリアル番号やモデル名といった刻印がされているとは限りません。

そのため、裏蓋に刻印があれば本物、ない場合は偽物といった安易な判断は厳禁です。

今回は、ロレックスの裏蓋に刻印がない理由や、裏蓋に刻印があるロレックスのモデルについて解説します。また、ロレックスの腕時計の偽物が多い理由や、偽物を見分けるポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ロレックスの裏蓋には刻印がないものが多い

一般的な腕時計ブランドでは、裏蓋にロゴデザインやシリアルナンバーなどの刻印があるものが多く見られます。しかし、ロレックスの多くのモデルは裏蓋に刻印がありません。

ただし、まったくないわけではなく、一部の現行モデルやヴィンテージモデルなどでは例外的に裏蓋に刻印がされている場合もあります。

これから購入を考えているモデルの裏蓋には刻印があるのかを事前に把握しておけば、偽物を見分ける判断材料の一つとなるでしょう。

刻印があるモデルの特徴

ロレックスの裏蓋の刻印は、裏蓋の円に沿って外側だけに施されているという特徴があります。ブランド名のロレックス、ロゴの王冠マーク、防水性能などが円を描くように刻まれています。

そのため、裏蓋の中心はまっさらな状態で、何も刻まれていません。ただし、稀ですが一部のヴィンテージモデルでは中心部に刻印があるものもあります。

また、ロレックスの裏蓋には自由に刻印を刻めるため、空いた中心スペースにイニシャルや日付などを刻印する方もいます。

しかし、自分で刻印したロレックスは、買取価格が下がってしまうケースがほとんどです。最後まで手元に置いておくのであれば問題ありませんが、個人的な理由による刻印で売却時に後悔することのないよう慎重に判断しましょう。

刻印がない理由とは

かつては、ロレックスでも裏蓋部分にシリアルナンバーやモデル名などが刻印されているモデルを販売していました。裏蓋に刻印が施されなくなった主な理由としては、時計の防水性能を高める過程において支障となることや、シンプルなデザインを追求していった結果と考えられています。

裏蓋に刻印がない現行モデルでは、裏蓋の代わりにケースサイドや文字盤といったパーツにシリアルナンバーを刻印しています。

ロレックスの裏蓋に刻印があるモデルとは

ロレックスの現行モデルでは裏蓋の刻印がないモデルが大多数を占める一方、裏蓋に刻印が施されたモデルもあります。例えば「シードゥエラーディープシー」には、ロレックスのロゴである王冠マークや「ROLEX」の文字、モデル名、防水性能などが裏蓋の縁に沿って刻印されています。

また、強力な帯磁性能を有する「ミルガウス」も、王冠マークや「ROLEX」の文字、モデル名がシードゥエラーディープシーと同様、裏蓋の縁にあるのが特徴です。

初期のノンオイスターモデル「Ref.9576」も、裏蓋に王冠マークや「ROLEX」の刻印が確認されており、ヴィンテージモデルにも裏蓋の刻印を確認できるモデルが存在します。

ロレックスの裏蓋の内側に情報が書かれていることもある

ロレックスの裏蓋の内側には、一般的にオーバーホールを行った修理者のサインや日付が書かれています。これは、いつ誰がオーバーホールを行ったのかを明らかにし、今後のオーバーホール時期の目安を確認するために行われる作業です。

かつては、先の尖った針状の鉄棒で文字を刻む方法が用いられていましたが、近年では油性マジックで書くこともあり、さらに両方を併用している場合もあります。

裏蓋の内側に書かれている情報を確認するためには、裏蓋を外す専用工具の裏蓋オープナーセットが必要です。ただし、工具の不適切な取り扱いによって部品を損傷するリスクがあるため、自己流で裏蓋を外すことはおすすめできません。

ロレックスの腕時計に偽物が多い理由

ロレックスは高級腕時計の有名ブランドとして世界中で高い人気を誇ります。需要に対して供給が追いつかない状況にあり、ロレックスの偽物が多く出回っているため、購入する際は注意が必要です。

特に、サブマリーナーやデイトナといった人気モデルは手に入れることが難しく、偽物がより多く出回っています。昨今では、製造技術の進歩が目覚ましく非常に高いクオリティの偽物を製造できるため、中には鑑定に出さないと本物との見分けがつかないものもあります。

偽物を購入してしまうリスクを回避するためにも、オークションサイトなどを経由した取引ではなく、正規店や信頼できる販売店から購入しましょう。

ロレックスの腕時計の偽物を見分けるポイント

たとえ精巧に作られた偽物であっても本物との違いを理解しておくことで、ある程度は見分けることができるでしょう。ここでは、ロレックスの腕時計の偽物を見分ける際に注意すべき4つのポイントについて解説します。

重量と質感をチェックする

ロレックスは堅牢な見た目のとおり、手に取るとずっしりと重く感じます。正規品のロレックスは、高品質かつ高密度の素材を用いていることから、必然的に腕時計本体も重くなります。一方、偽物は低品質な素材を使用しているため、本物よりも軽く感じることが特徴です。

また、偽物は光沢や手触りといった質感もチープに見えるものが多くあります。滑らかな表面の手触りと均一な光沢がなく、手で表面をなでたときに荒さがある場合は、偽物の可能性が高いでしょう。

シリアルナンバーを確認する

ロレックスに刻印されているシリアルナンバーを確認することで、偽物かどうかを見分けられます。

シリアルナンバーが刻印されている場所は、文字盤側面（インナーベゼル）の6時位置または、ブレスレットを外したケース側面の6時位置の2箇所です。製造された年代によって刻印されている場所が変わります。

最低でもどちらか1箇所には必ず刻印があるため、刻印がまったくないものは偽物だと判断できるでしょう。ただし、偽物でもシリアルナンバーが刻印されている個体もあるため、刻印があるからといって正規品だと安易に断定しないことが大切です。

王冠マークの有無を見る

正規品のロレックスは、6時位置のガラス面に王冠マークの透かしを入れています。サイズが小さく非常に薄い透かしマークのため、肉眼で目にすることは困難です。そのため、肉眼でもはっきりと見えるような王冠マークが入っている場合は、偽物である可能性があります。

また、王冠マークは、高品質のルーペを使用することで確認できますが、細部にわたって緻密に作られています。透かしが入っている場合でも、王冠マークの形が歪んでいたり、線の太さに違和感があったりするものは、偽物を疑いましょう。

ただし、正規品のロレックスでもガラス面への加工が難しいモデルでは、透かしが入っていない場合もあることから、透かしの有無だけで判断はできないケースがあることを認識しておきましょう。

秒針の動きを確認する

正規品のロレックスの秒針は、滑らかな動きが特徴です。一方で偽物の秒針の動きは、滑らかな動きとは程遠いカクカクとしたカクつきが見られる場合があります。

また、偽物では正規品のロレックスのような緻密なムーブメントを採用することが困難です。そのため、カクついた秒針の動きにあわせて不要な音が発生することもあります。

秒針が滑らかに進む動きをしているのか、不要な音が発生していないのか、この2つのポイントが正規品と偽物を見分ける判断材料となるでしょう。

ロレックスの偽物が心配なら専門店で購入しよう

ロレックスの偽物の中には、一見すると本物との見分けがつかないほど精巧に作られているものもあります。そのため、出品者が素性を明らかにしていないネットオークションや、ネットショッピングを経由して購入すると、偽物を購入してしまうリスクが高まります。

本物を確実に入手するためには、ロレックスの正規販売店や、正規品の鑑定実績が豊富な中古販売店で購入することが大切です。これらの販売店では、正規品であることを示す正式な保証書を提供しており、購入前に保証書に記載されているシリアルナンバーと、時計に刻印されているシリアルナンバーが一致しているかを事前に確認できるため安心です。

本物のロレックスをお探しならゆきざきへ

ゆきざきは1978年の創業以来、45年以上にわたって高級腕時計やジュエリーを取り扱っている老舗の専門店です。ロレックスの人気モデルはもちろん、多種多彩なモデルを取り揃えており、新品・中古を問わず豊富な在庫からお好みのモデルを選んでいただけます。

取り扱っているロレックスは、すべて専門の時計技師が1本1本検品し、本物であることを確認してから販売しているため、中古商品でも安心して購入することが可能です。また、新品・未使用のロレックスは5年間、中古のロレックスでも1年間の安心保証があり、万が一故障してしまった場合でも、保証規定に基づき無償で修理いたします。

ゆきざきは創業地である福岡をはじめ、東京・大阪・名古屋といった主要都市を中心に全国へ店舗を展開しています。各店舗にて商品をご覧いただけるほか「YUKIZAKI ONLINE SHOP」での閲覧・購入も可能です。本物のロレックスをお求めの際は、ぜひ老舗専門店のゆきざきにお任せください。

ロレックスの裏蓋の刻印だけでは偽物と断定できない

ロレックスの現行モデルでは、基本的に裏蓋の刻印はありません。しかし、一部の現行モデルやヴィンテージモデルでは、裏蓋に刻印が刻まれている個体もあるため、裏蓋の刻印の有無だけで偽物だと断定しないようにしましょう。

今回ご紹介した偽物を見分けるポイントを中心に注意深く観察し、違和感を抱く点があれば、偽物の可能性が高いといえます。ただし、一見しただけでは見抜くことが難しい精巧な偽物も存在するため、確実に本物を入手したい場合は専門店での購入をおすすめします。

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