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ロレックス デイトナの買取相場を解説|高額査定される人気モデルとは?

ロレックスの中でも頂点に位置する人気モデル「コスモグラフ デイトナ」。その完成されたデザインと高精度なクロノグラフ機構は、世界中のコレクターを魅了し続けています。ステンレス、ゴールド、プラチナなど素材によって買取価格は大きく異なり、モデルごとの希少性が価格に直結します。この記事では、ロレックス・デイトナの最新買取相場や人気モデル、そして高く売るためのポイントを専門的に解説します。

ロレックスデイトナが人気の理由


ロレックスの中でも「デイトナ」は特別な存在です。その理由は、単なるクロノグラフではなく、精密機構とブランドの象徴を兼ね備えた完成度の高さにあります。ここでは、デイトナが世界中で愛され、常に高額で取引される2つの理由を解説します。

スポーティなデザインと精密な機構

「コスモグラフ デイトナ」は、1963年に誕生したロレックス唯一のクロノグラフモデルです。その名は、モータースポーツの聖地「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」に由来します。

特徴的なタキメーターベゼルと3つのインダイヤルは、スポーティでありながらエレガントな印象を与えます。さらに、現行モデルでは自社製ムーブメントCal.4131を搭載し、高精度・高耐久を誇ります。

ゼニス製エル・プリメロを改良したCal.4030を搭載した旧世代もコレクターから高く評価され、全世代で資産性が極めて高いのが特徴です。

入手困難で資産価値が高い

デイトナの最大の魅力は、その「圧倒的な入手困難さ」にあります。正規店では常に品薄状態が続き、ステンレスモデルは定価の2〜3倍で取引されることも珍しくありません。

ロレックスの中でも最も需要が集中しており、新旧問わず買取価格が高水準で推移しています。特に黒文字盤モデルや、アイコン的存在のパンダダイヤルは世界的に人気が高く、希少な白黒反転モデルは市場でプレミア化。

資産性・希少性・デザイン性すべてが揃った究極のクロノグラフとして、デイトナの価値は今も上昇を続けています。

デイトナ主要モデルの最新買取相場


ロレックスの「コスモグラフ デイトナ」は、現在も中古市場で圧倒的な人気を誇るモデルです。特にステンレスモデルは世界的に品薄状態が続いており、定価を大きく上回る価格で取引されています。

代表的なRef.116500LNは、白文字盤・黒文字盤ともに安定した需要があり、買取相場は470万〜580万円前後で推移しています。特に白文字盤はパンダダイヤルの愛称で親しまれ、黒文字盤よりもやや高値で取引される傾向です。
後継機であるRef.126500LNは、2023年の登場以来、買取価格が急上昇。新ムーブメント「Cal.4131」を搭載し、ロレックス特有の完成度をさらに高めたことから、相場は550万〜680万円前後と高水準を維持しています。

また、ゴールド系モデルの人気も根強く、特にRef.116518LNは、スポーティさと華やかさを兼ね備えたモデルとして評価が高く、700万〜850万円前後で安定しています。
さらに、金無垢のRef.116505は、重厚感と存在感から海外での需要が強く、1000万〜1200万円前後で取引されることが多いです。

デイトナの最高峰とされるRef.126506に至っては、もはやロレックスの頂点と呼ぶにふさわしい存在で、希少性の高さから1300万〜1700万円前後の高値を維持しています。

このように、デイトナは素材や仕様によって相場が大きく異なるものの、いずれのモデルも世界的に流通量が限られており、中古市場における資産価値は極めて高いといえます。

為替や金相場の変動によって多少の上下はあるものの、安定した需要が続く限り、今後も高値圏を維持する可能性が高いでしょう。

デイトナ人気モデルの特徴と市場動向


ロレックス・デイトナは、世代を超えてファンを惹きつける魅力を持つモデルです。ここでは、特に市場で人気が高い代表モデルを時計専門家の視点で紹介します。

パンダダイヤル

白文字盤にブラックセラクロムベゼルを組み合わせた通称パンダダイヤルは、現行デイトナの中でも最も人気の高いモデルとして知られています。

シンプルでありながら強烈なコントラストが際立ち、クラシックかつスポーティな印象を演出。発売当初から需要が集中し、正規店での入手はほぼ不可能といわれるほど。中古市場では定価の約2倍となる500万〜600万円前後で取引されることも珍しくありません。特に文字盤のバランスや針の発色が良好な個体はプレミアがつきやすく、安定した高値相場を維持しています。

流通数が限られているうえ、世界的に人気があるため、長期的に見ても資産価値が落ちにくい現代の王道デイトナといえる存在です。

ル・マン

2023年、デイトナ誕生60周年を記念して発表された「ル・マン」は、モータースポーツファン垂涎の特別仕様です。24時間耐久レースのル・マンを称えたこのモデルは、ホワイトゴールドケースにブラックセラミックベゼル、そして赤い「100」表示が印象的。

デザイン面では、伝説的なポール・ニューマンモデルを彷彿とさせつつ、最新ムーブメントCal.4132を搭載し、12時間積算計を24時間仕様に変更するなど、機能面もアップデートされています。世界的に極めて流通量が少なく、正規ルートでは入手困難。

中古市場では2.500~4,000万円前後で取引される例もあり、今後もさらなる価格上昇が期待されています。現代ロレックスにおける究極の限定デイトナとして語り継がれる一本です。

ポール・ニューマンモデル

1960〜70年代に俳優ポール・ニューマンが愛用していたことで、伝説的な存在となったデイトナ初期モデル。通称ポール・ニューマン・デイトナは、エキゾチックダイヤルと呼ばれる独特なインダイヤルデザインが特徴で、他のクロノグラフとは一線を画す美学を備えています。

当時は人気が低く販売数が少なかったため、現存する個体は極めて希少。その希少性とストーリー性がコレクターを惹きつけ、現在ではオークションで数千万円〜1億円超の価格がつくこともあります。

特にポール・ニューマン本人が所有していたRef.6239が約20億円で落札されたことは有名であり、この出来事をきっかけにヴィンテージデイトナの市場価値は爆発的に上昇しました。デイトナ史の象徴的存在として、今もなお神格化されています。

デイトナを高く売るためのポイント


ロレックスの中でも特に市場変動が大きいデイトナは、売却のタイミングや状態によって買取価格が数十万円単位で変動します。ここでは、デイトナをより高く売るために意識すべき重要なポイントを解説します。時計専門店での査定経験を踏まえ、資産として手放す際に後悔しないための実践的なコツを紹介します。

タイミングを見極めて売却する

デイトナの相場は、為替の動きや世界的な需要、モデルの生産状況によって日々変動します。特に円安局面では国内の中古価格が上がりやすく、海外バイヤーによる買い付けも活発化するため、買取価格が高騰しやすい傾向にあります。

また、生産終了モデルや記念限定モデルは、流通が止まった瞬間から希少価値が上昇するため、売却タイミングによっては数十万円単位の差が生じることも。デイトナは常に世界的な需要があるため、「相場が上がっている今こそが売り時」という判断を下すことが重要です。

時計専門メディアや為替ニュースをチェックし、市場の動きを把握することで、最適なタイミングを見極めましょう。

付属品とコンディションを整える

デイトナの査定において、付属品の有無は極めて重要です。箱・保証書・ブレスレットの余りコマ・タグ・取扱説明書などが全て揃っているフルセットは、単体より10〜30万円以上高く査定されることもあります。

さらに、時計のコンディションも価格を大きく左右します。研磨を重ねすぎてケースのエッジが丸まっていたり、非正規修理を行っていたりすると、コレクター市場での評価が下がる場合があります。そのため、オリジナル状態を維持することが何よりも重要です。

査定前には軽いクリーニングを行い、ブレスや風防の汚れを落とすだけでも印象が大きく変わります。デイトナは扱いの丁寧さが価値に直結するモデルといえるでしょう。

高額買取されているデイトナおすすめモデル5選


ロレックスの中でも特に資産価値が高く、高額買取が期待できるのが「コスモグラフ デイトナ」。素材やデザイン、そして生産背景によって価格差が大きく、限定性が高いほど市場価値は上昇します。ここでは、2025年現在の中古市場で特に人気が高く、安定した高値で取引されているデイトナの代表的な5モデルを、時計専門家の視点で詳しく解説します。

コスモグラフ デイトナ 116505A

ロレックス独自の合金「エバーローズゴールド」を採用したRef.116505Aは、華やかさと上品さを兼ね備えた一本です。

肌馴染みの良いピンクゴールドにダイヤインデックスを組み合わせることで、ラグジュアリーな印象を強調。Cal.4130を搭載した高精度クロノグラフでありながら、ファッション性の高さも際立ちます。

近年では男性だけでなく女性コレクターからの支持も増加しており、海外市場でも人気が高いモデル。状態の良い個体では800万円前後の高額査定がつくこともあります。

特に、保証書付き・ノンポリッシュのフルセット品は、希少価値が高くコレクターズピースとして評価されています。

コスモグラフ デイトナ 126500

2023年に登場した最新世代のデイトナ、Ref.126500LN。前作116500LNの完成度を継承しつつ、新ムーブメントCal.4131を搭載したことで、精度・耐久性・装着感がさらに向上しました。

デザイン面では、ベゼル外周にステンレスの縁取りが追加され、より高級感ある印象に。白文字盤は特に人気が高く、買取相場は450~550万円前後で推移。発売直後から世界的な需要が殺到し、国内正規店での入手は依然として困難です。

前モデル同様、プレミア価格が続いており、今後も安定した高値が期待できる“現代ロレックスの象徴”といえる存在です。

コスモグラフ デイトナ 126519LN

ホワイトゴールドの冷たい輝きとブラックダイヤルのコントラストが美しいRef.126519LN。オイスターフレックスブレスレットを採用しており、金無垢モデルでありながら軽やかな装着感を実現しています。

ムーブメントは最新のCal.4131を搭載し、機能性とデザイン性を高次元で両立。スポーティーかつラグジュアリーな印象が強く、フォーマルシーンにも映える万能モデルです。

買取相場は600万円前後で推移しており、素材と希少性から海外市場での人気も非常に高いです。特に、付属品完備・無研磨の個体は高額査定の対象となる傾向にあります。

コスモグラフ デイトナ パヴェダイヤ 116509ZEA

Ref.116509ZEAは、ホワイトゴールド素材に贅沢なパヴェダイヤを施した極上の一本です。

ロレックスの技術と美学が融合したアートピース的存在で、文字盤にはダイヤが敷き詰められ、ブルーのアクセントが華やかさを引き立てています。単なる高級時計を超え、ジュエリーとしての価値も兼ね備えており、セレブリティや富裕層からの人気が高いモデル。

現在の買取相場は800万円前後と非常に高水準で推移しています。市場流通量が極めて少ないため、今後も価格の上昇が期待される投資型デイトナです。

コスモグラフ デイトナ パヴェダイヤ 116576TBR

ロレックスが誇る最高峰のデイトナが、このRef.116576TBRです。プラチナケースに加え、ベゼルにはバゲットダイヤがセッティングされ、文字盤にも全面パヴェダイヤを施した至高の一本。

素材・装飾・仕上げのすべてが“究極のロレックスと呼ぶにふさわしい完成度を誇ります。生産数が極めて少なく、国内での流通はごくわずか。

世界のハイエンドマーケットでも高値が続いており、2,500〜3,000万円前後で取引されるケースも確認されています。

時計という枠を超えた“ラグジュアリーの象徴”として、コレクターから絶対的な人気を誇るモデルです。

デイトナは人気モデルの買取価格が高いモデル


デイトナはロレックスの中でも圧倒的な人気を誇り、その需要は世界中で途絶えることがありません。

特にステンレスモデルはリセールバリューが非常に高く、金無垢・プラチナモデルは希少性から長期的な資産価値を維持します。モデル選びやタイミングを誤らなければ、購入価格を超えるリターンも十分に見込めるのがデイトナの魅力です。

時計としての機能美と投資性を兼ね備えた唯一無二の存在、それがロレックス・デイトナです。

この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長

1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。

初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。

■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター




       
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