

金無垢ロレックスの買取相場は?イエロー・ピンクゴールドなど素材でも違う?

ロレックスの中でも圧倒的な存在感を誇る「金無垢モデル」。その重厚な輝きと希少性から、中古市場でも常に高値で取引されています。近年の金相場上昇により、資産価値としても注目度が高まる金無垢ロレックス。本記事では、素材別の特徴や現在の買取相場、価格差の理由をわかりやすく解説します。
ロレックスの金無垢モデルとは

ロレックスの「金無垢モデル」とは、ケースやブレスレットに18金(K18)の無垢素材を惜しみなく使用した特別なモデルのことを指します。
ステンレススチールとは異なり、金特有の温かみある輝きと重厚感が特徴で、身につけるだけで圧倒的な存在感を放ちます。そのラグジュアリーな質感から、ビジネスシーンでもフォーマルな場でもステータスを象徴する逸品として高い人気を誇ります。
さらに、ロレックスの金無垢モデルは生産数が限られているため希少価値が高く、資産としての側面も強いです。
中古市場では常に高値で取引され、身につける投資としても注目を集めています。
ロレックス金無垢モデルの資産価値

ロレックスの金無垢モデルは、単なる高級腕時計にとどまらず「資産」としての価値を併せ持つ特別な存在です。使用されている金(K18)は国際的に価値が保証された貴金属であり、近年の金相場上昇によって、その価値はさらに高まっています。
モデルによっては購入時よりも高額で取引されるケースも少なくありません。さらに、ロレックスというブランドの信頼性と世界的な需要の高さが価格を支え、中古市場でも安定した相場を維持しております。
特に金無垢モデルは生産数が限られているため、希少性が資産価値を押し上げています。まさに、時を刻みながら価値を積み重ねる、動く資産といえるでしょう。
ロレックス金無垢モデルに使われている素材

ロレックスの金無垢モデルには、イエローゴールド・ホワイトゴールド・エバーローズゴールドといった高品質な18金素材が使用されています。ここでは、それぞれの特徴と魅力を詳しく解説します。
イエローゴールド
イエローゴールドは、純金に銀や銅を加えることで強度と耐久性を高めた18金合金です。その鮮やかで温かみのある黄金色は、古くから高級感と伝統を象徴するカラーとして愛されてきました。
ロレックスの金無垢モデルの中でも特に人気が高く、クラシックな雰囲気と存在感を兼ね備えています。純金特有の柔らかさを補いつつ、美しい発色を長期間保つための絶妙な配合が施されており、華やかでありながら日常使いにも耐えうる実用性を持つ、まさに王道の素材といえるでしょう。
エバーローズゴールド
エバーローズゴールドは、ロレックスが自社開発した独自のピンクゴールド合金で、金・銅・プラチナを絶妙に配合して誕生しました。
従来のピンクゴールドに比べて変色しにくく、永続的な美しい色合いを保つのが特徴です。ほのかな赤みと上品な輝きが女性的でありながらも落ち着いた高級感を漂わせ、男女問わず人気の高い素材です。
ロレックス独自の技術によって、経年変化にも強く、長く愛用できる美しさを実現しており、エレガンスと耐久性を両立した理想的なゴールドといえます。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは、純金にパラジウムやニッケルを混ぜることで銀白色に仕上げた18金合金です。
プラチナのような上質な輝きを持ちながらも、軽量で扱いやすい点が特徴で、ロレックスのホワイトゴールドモデルは、その控えめな輝きと洗練された印象から、ビジネスシーンでもフォーマルシーンでも高く評価されています。
ステンレスにはない柔らかい光沢が魅力で、華美すぎず上品に手元を飾ることができる。モダンかつスマートな印象を求める人に最適な素材といえるでしょう。
金無垢モデルの素材による買取価格の違い
たとえば代表的な「デイデイト」シリーズでは、最も高値が付きやすいのがローズゴールド(エバーローズゴールド)モデルです。上品で温かみのある色合いが人気を集め、特に近年は需要が急上昇しています。
次いでイエローゴールド、ホワイトゴールドの順で高額査定となる傾向があります。中でもホワイトゴールドの「トリドール」仕様のように、ブレスレットのコマがグラデーションに仕上げられたモデルは希少性が高く、通常より高価買取が期待できるケースも。
ただし、素材だけでなく、モデルの人気度や製造年、付属品の有無なども価格を大きく左右するため、総合的な評価が行われます。
ロレックス金無垢モデルの買取相場
コスモグラフデイトナ
ロレックスを象徴するレーシングクロノグラフ「デイトナ」は、金無垢仕様になることで圧倒的な存在感を放つモデルです。
スポーティーなデザインに、K18イエローゴールドやエバーローズゴールドの輝きが加わり、ラグジュアリーと力強さを兼ね備えています。特に人気の高いリファレンスは希少性も高く、定価を超えるプレミア価格で取引されることもあります。
まさにキング・オブ・ロレックスと呼ばれるにふさわしい一本です。
デイデイト
1956年に誕生した「デイデイト」は、世界初のフルスペル表示による曜日表示機構を搭載したモデルです。
金無垢ケースとプレジデントブレスレットの組み合わせが生み出す威厳と品格は、他のモデルでは得られない魅力を持っています。エバーローズゴールドやイエローゴールドモデルは特に人気が高く、資産価値も安定しています。
ビジネスでもフォーマルでも映える、ロレックスの真髄ともいえるモデルです。
サブマリーナー
ダイバーズウォッチの代名詞「サブマリーナー」は、金無垢仕様になることでラグジュアリーさを極めた一本になります。
ブルーやグリーンのベゼルを備えたモデルは、その華やかな発色と存在感で強い人気を誇ります。高い防水性能と堅牢性を備えながら、日常使いにも適しており、実用性と高級感を両立したモデルとして評価されています。
金無垢サブマリーナーは、まさに機能美とステータスの象徴です。
GMTマスターⅡ
「GMTマスターⅡ」は、世界を行き交う人々のために設計されたモデルです。
金無垢仕様では、K18イエローゴールドやエバーローズゴールドのケースが一層の存在感を放ちます。ブラックやブラウンのベゼルとのコントラストも美しく、洗練された印象を与えます。
2カ国の時刻を同時に表示できる機能性と、ロレックスならではの高級感を兼ね備えた、実用性の高いモデルです。
ヨットマスターⅡ
「ヨットマスターⅡ」は、ヨットレースのために開発されたハイエンドモデルです。
金無垢仕様では、K18ゴールドの輝きとブルーセラクロムベゼルが見事に調和し、圧倒的な存在感を誇ります。44mmの大型ケースに搭載されたレガッタクロノグラフ機構は、機能性とデザイン性を両立しています。
優雅さと力強さを兼ね備えたヨットマスターⅡは、ロレックスの技術力と美学を象徴する一本です。
金無垢モデルの買取相場は金相場に影響するのか
金相場はロレックスの金無垢モデルの買取価格に大きな影響を与えます。
金無垢モデルはK18ゴールドなどの貴金属を使用しているため、金価格が上昇すれば、それに伴って買取額も高くなる傾向があります。実際に2020年8月、金相場が過去最高値を更新した際には、デイデイト40などの金無垢モデルの買取価格が800万円前後まで上昇しました。
素材としての金の価値とブランド価値が相まって、市場全体の価格を押し上げるため、売却を検討する際は金相場の動きをチェックすることが重要です。
ロレックスの金無垢モデルおすすめ3選
ここでは、ラグジュアリーさと資産価値を兼ね備えたロレックスの金無垢モデルの中から、特に人気の高いおすすめの3本を紹介します。
サブマリーナー デイト 116618LB
ダイバーズウォッチの象徴「サブマリーナー」の金無垢モデルは、スポーティーさと高級感を両立した傑作です。
K18イエローゴールドのボディにブルーのセラクロムベゼルとダイヤルを組み合わせた「青サブ」は、その華やかさと上品さからキング・オブ・ダイバーズと称されます。
堅牢な構造と防水性能を備えつつ、資産価値も非常に高く、長期的な保有にも向くロレックスの名作です。
コスモグラフ デイトナ 126508
レーシングスピリットを宿す「コスモグラフ デイトナ」の金無垢モデルは、スポーツとラグジュアリーを融合させた究極の一本です。
K18イエローゴールドの重厚な輝きと、洗練されたクロノグラフデザインが圧倒的な存在感を放ちます。市場ではステンレスモデルを上回る希少性を誇り、リセールバリューも極めて高いモデルです。
美しさと機能性、そして資産価値を兼ね備えた名機として不動の人気を誇ります。
デイデイト 40 228348RBR
ロレックスを代表する最高級ライン「デイデイト40」は、K18イエローゴールドのケースにダイヤモンドベゼルをあしらった圧倒的な存在感を誇るモデルです。
フルスぺルで曜日を表示する独自の機構と、洗練されたデザインが魅力。フォーマルシーンにも相応しい風格があり、資産価値・ブランド力ともにロレックスの頂点といえる存在です。
長年にわたり安定した需要があり、買取市場でも非常に高い評価を受けています。
ロレックスの金無垢モデルには資産価値がある

ロレックスの金無垢モデルは、単なる高級時計ではなく「動かせる資産」としての価値を持っています。
金相場の上昇やブランドの信頼性に支えられ、その価値は年々安定し、時には購入時を上回る価格で取引されることもあります。
流通量の少なさと世界的な需要の高さが、金無垢モデルを不変の価値を持つ存在へと押し上げています。
長期的な資産としても十分に魅力的な選択といえるでしょう。
この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長
1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。
初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。
■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター










