【ウブロ】トゥールビヨン搭載モデル4選｜限定モデルの魅力を紹介
時計の世界三大複雑機構として知られる、「トゥールビヨン」「ミニッツリピーター」「パーペチュアルカレンダー」。その中でも、トゥールビヨンは時計の精度に関わる機構であり、ウブロでも搭載したモデルが展開されています。
そこで今回は、ウブロのトゥールビヨンモデルの魅力について解説するとともに、おすすめモデルも紹介します。
そもそもトゥールビヨンとは
西洋風の優雅な響きが印象的な「トゥールビヨン」。ここでは、トゥールビヨンとはどのような機構なのかについて解説します。
トゥールビヨンの誕生
トゥールビヨンは、1801年に天才時計師と謳われたアブラアン・ルイ・ブレゲによって発明されました。当時、持ち運びに使われる時計といえば懐中時計のことを指しており、ポケットに入れている時間が長かったことから一方向に重力がかかりやすく、パーツの円運動によって時を刻む時計にとっては精度が落ちる原因となっていました。
その問題を解消するべく生み出されたのがトゥールビヨンであり、時計の向きが変わっても安定した精度を保つことができるようになったのです。ちなみに、トゥールビヨンとはフランス語で「渦」を意味しています。
複雑で美しい内部構造
ブレゲの時代から時が経ち、トゥールビヨンは腕時計にも搭載されるようになりました。ムーブメントとは別に、円形あるいは球体の特殊なパーツが組み込まれているのが特徴で、内部構造は一般的な腕時計に比べてはるかに複雑となっています。
トュールビヨンの内部構造の複雑さが機械式時計の完成された美を体現するものとして、時計愛好家から高い評価を得ています。またトゥールビヨンを搭載しているモデルはスケルトン仕様のものが多く、ガラスの向こう側で機械が回転する様子を楽しめるようになっているのも大きな魅力といえるでしょう。
ウブロの高級モデルにトゥールビヨンは搭載されている
新進気鋭の時計メーカーとして知られるウブロでも、トゥールビヨンを搭載したモデルが展開されています。これらはいずれも高価格帯に設定されており、資産価値が高い以外にも素材やデザインにこだわりが見られる点が特徴です。
例えば、「ビッグバン インテグレーテッド トゥールビヨン フルカーボン(455.YS.0170.YS)」は、カーボンファイバーとテキサリウムを組み合わせ、堅牢でありながらも驚きの軽量化を実現したモデル。
ウブロが得意とする先進的な素材を活かしたものであり、既存のイメージにとらわれない革新的な精神と技術力の高さを感じることができます。ブレスレットも特別に設計されたリンクが使用され、快適な着け心地を味わえるでしょう。
トゥールビヨン搭載モデルには限定版などの希少アイテムも存在するため、人とかぶらないモデルを探している方にもおすすめです。
トゥールビヨンの2つの魅力
トゥールビヨンを採用しているモデルにはどのような魅力があるのでしょうか。ここでは、特筆すべき2点について解説します。
高い技術力の証明として使われている
数ある複雑機構の中でも群を抜いて製造するのが難しく、完成までに長期間を要するトゥールビヨン。天才と呼ばれたブレゲが生きていた時代でさえ、わずか35本しか販売されませんでした。
後世の職人たちが技術の再現に挑むも、コンパクトさが売りの腕時計に対しトゥールビヨンの搭載による重量化や精度の乱れといったさまざまな問題が立ちはだかり、製作を断念せざるを得ないケースも少なくありません。
そのため、トゥールビヨンを自前で用意するということは、そのメーカーの技術力の高さを証明するものであり、ひいてはブランド力の向上にもつながるのです。
資産価値が高いモデルが多い
トゥールビヨンを搭載したモデルは、資産価値が高いものが多いことでも知られています。そもそもの製造コスト自体が高いため、販売価格も一般的なモデルに比べて相応に設定されています。そのため10,000,000円を超えるモデルも珍しくなく、使用される素材や機能によっては40,000,000円以上の値が付くことも。
決して気軽には買えない高級アイテムであることから、身に付けるだけでステータスの象徴になるうえに、将来的に資産価値があがることも期待できます。
ウブロのトゥールビヨン搭載モデル4選
ウブロは、独創性に富んだアイデアによって個性的な時計を生み出すだけでなく、トゥールビヨンも自社で製造できるという高い技術力を誇るブランドです。ウブロのトゥールビヨンを搭載したモデルには、どのようなものがあるのか確認していきましょう。
クラシックフュージョン トゥールビヨン スケルトン キングゴールド【世界限定99本】 506.OX.0180.LR
文字盤および裏蓋に至るまでスケルトン仕様で設計された「506.OX.0180.LR」は、内部機構の細部に至るまで視認できる構造となっており、機械式時計ならではの魅力を存分に堪能できるモデルです。その精緻なムーブメントの動きを眺めるたびに、時計愛好家の探究心を刺激することでしょう。
ウブロを象徴する舷窓デザインのベゼルは、ミニマルな造形でありながら、キングゴールドという独自素材の美しい光沢と重厚感が相まって、腕元に格別の存在感を添えています。ストラップにはレザーとラバーを融合させた仕様が採用されており、高級感と快適な装着感を両立させています。
着用している瞬間はもちろんのこと、外している間でさえ、トゥールビヨンの繊細な動きやウブロならではの高度な技術力を視覚的に楽しむことができる、まさに芸術品と呼ぶにふさわしい1本です。
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ビッグバン バットバン トゥールビヨン ベゼルバケットダイヤ
305.PM.0004.RX.1904
ピンクゴールド製のケースに、精緻に並べられたバケットダイヤモンドがベゼルを彩る「305.PM.0004.RX.1904」。その圧倒的な輝きは、まさにラグジュアリースポーツウォッチの真骨頂と呼ぶにふさわしい1本です。文字盤には精巧な歯車モチーフがあしらわれ、その一つひとつにもダイヤモンドが隙間なくセッティングされており、随所に贅を尽くした造りが感じられます。
6時位置の小窓からは、複雑機構であるトゥールビヨンの精緻な動きを視認することができ、機械式時計の醍醐味を視覚的にも堪能できる点が大きな魅力です。ビッグバンシリーズならではの力強いデザインとともに、スポーツウォッチとしての実用性も兼ね備えており、100メートルの防水性能を誇ります。
ラグジュアリーでありながら機能性も追求した本モデルは、マリンスポーツやリゾートシーンなど、非日常を華やかに演出したい方にこそふさわしい逸品です。
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クラシックフュージョン トゥールビヨン パヴェ
505.NX.9010.LR.1704
ベゼル、ラグ、そして文字盤に至るまで贅沢に敷き詰められたダイヤモンドが圧倒的な存在感を放つ「505.NX.9010.LR.1704」。サイズの異なるダイヤモンドをバランス良く組み合わせ、光の反射や配置までも緻密に計算されたデザインは、ジュエリーと時計製造の高度な技術が融合した逸品です。
インデックスは山型にカットされたバータイプを採用しており、光を受けて立体的な陰影を生み出すことで、視認性をしっかりと確保しつつも、ダイヤモンドの輝きと調和する美しさを演出しています。文字盤にはトゥールビヨンの機構が覗く小窓が設けられており、その複雑な動きが視覚的にも楽しめる構成となっています。
裏蓋はスケルトン仕様となっており、ムーブメントの緻密な動作を裏側からもじっくり堪能できる点も魅力です。ケース素材には軽量かつ高い耐久性を誇るチタンを使用しており、一般的なトゥールビヨンモデルと比較して装着時の負担が少なく、長時間の使用でも快適な着け心地が持続します。時計としての実用性と装飾美の両面を兼ね備えた、まさにハイエンドな1本といえるでしょう。
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クラシックフュージョン YOSHIDAスペシャルモデル 限定18本
505.CM.1470.RX.MYOS
「505.CM.1470.RX.MYOS」は、高級腕時計を中心に宝飾品を取り扱う正規販売店「YOSHIDA」とウブロとのコラボレーションによって生まれた、特別感あふれる1本です。
長年にわたる両者の強固なパートナーシップから誕生した本モデルは、2021年に登場した限定18本のスペシャルエディション。ウブロの中核をなす「クラシック・フュージョン」コレクションの洗練されたデザインを基に、全体を漆黒で統一することで、より一層の上品さと存在感を際立たせています。
一見するとモノトーンでシンプルな印象を受けますが、ケースやベゼル、ダイヤルなどの各パーツには異なる素材や仕上げが施されており、光の角度によって繊細な陰影と奥行きを生み出す立体的な表情が楽しめます。ディテールにまで徹底してこだわった、上質を知る大人のための特別な1本です。
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ウブロのトゥールビヨン以外でおすすめモデルを紹介
ウブロには、トゥールビヨン搭載モデル以外にも魅力的なアイテムがたくさんあります。ここでは特におすすめの4本を紹介しますので、ウブロの腕時計を入手したい方はぜひ参考にしてください。
スピリット・オブ・ビッグバン チタニウム セラミック 642.NM.0170.RX
ウブロを代表するコレクション「ビッグバン」から派生し、独自の進化を遂げた「スピリット・オブ・ビッグバン」は、アイコニックなデザインを継承しながらも、トノー（樽）型ケースによって新たな個性を確立したシリーズです。
中でも「642.NM.0170.RX」は、両面にスケルトン仕様を採用することで、精緻な内部構造を視覚的に堪能できる仕上がりとなっており、クロノグラフの3つのインダイヤルがメカニカルな魅力をさらに際立たせています。
ケース素材には、軽量かつ堅牢なチタニウムと、傷に強いセラミックを組み合わせており、ウブロならではの異素材融合による存在感を演出。さらに、同グループであるゼニスが誇る高精度ムーブメント「エル・プリメロ」をベースとしたキャリバーを搭載し、高い信頼性と安定したパフォーマンスを実現しています。
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クラシックフュージョン クロノグラフ チタニウム 541.NX.1171.RX
ウブロの原点ともいえる初代モデルに現代的な感性を融合させて生まれたのが、クラシックフュージョンです。上品さを湛えた初期デザインの精神を受け継ぎながら、異素材を巧みに組み合わせるというブランドの哲学「フュージョン」を色濃く体現した1本となっております。
本モデル「541.NX.1171.RX」は、無駄を削ぎ落とした洗練されたフォルムが目を引きます。クロノグラフ特有のインダイヤルも主張しすぎることなく、端正にレイアウトされ、文字盤と一体となった落ち着いた表情を見せています。ケース素材には軽量で耐久性に優れたチタニウムを採用し、ストラップには快適なフィット感をもたらすラバーを組み合わせています。
モノトーンの配色により、オン・オフ問わず幅広いシーンに溶け込みやすく、装いに洗練されたアクセントを添えてくれるでしょう。
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クラシックフュージョン アエロフュージョン クロノグラフ ブラックマジック 525.CM.0170.RX
ウブロが誇る象徴的なデザインの一つに、ケースからダイヤル、ストラップに至るまで全体をブラックで統一した「ブラックマジック」と呼ばれる独自のスタイルがあります。このモデルでは装飾性を極限まで排除することで、各パーツのディテールが際立ち、ミニマルでありながらも奥行きのある美しさを湛えています。
「525.CM.0170.RX」は、そんなブラックマジックの美学を受け継ぎながら、スケルトンダイヤルを採用することで、精緻なムーブメントの動きとともにスポーティーな印象も併せ持つクロノグラフです。
従来のクラシックフュージョンが持つ上品な佇まいとは一線を画し、機能美と力強さを備えた、新たな側面を垣間見ることができる1本となっています。
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ビッグバン スチール セラミック 301.SB.131.RX
モノトーンのシルエットに映える鮮やかな赤のアクセントが目を引く「301.SB.131.RX」は、ウブロの個性を凝縮したスポーティーな1本です。ラバーストラップを基調に、ステンレス製ケースとセラミック製ベゼルを組み合わせることで、異素材の魅力を際立たせたデザインに仕上がっています。
ケースに使用されているステンレスは、医療用途でも採用される高品質な316Lステンレス。クロムとニッケルの絶妙な配合により、優れた耐腐食性と堅牢さを兼ね備えています。また、文字盤には格子状に成形されたカーボンファイバーをあしらい、軽量かつ高強度という機能性と、視覚的な美しさの両立を実現しています。
アワーマーカーにはアラビア数字とバーインデックスをバランス良く配置。インダイヤルとともに織りなすレイアウトが、ダイナミズムあふれるフェイスを構築し、クロノグラフモデルならではの精悍さと躍動感を演出しています。
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ウブロのトゥールビヨン搭載モデルは高い技術力で作られている
創業当時は使用する素材の目新しさから、「時計界の異端児」とも称されたウブロ。しかしながら、着実に実績を積み重ねていく中で技術力の高さも認められるようになり、今では一流ブランドとして幅広い層から人気を得ています。
とりわけ、トゥールビヨンを採用しているモデルは腕時計に対するブランドの並々ならぬ情熱を感じさせます。唯一無二のデザインと最高峰の複雑機構に興味がある方は、ぜひ一度手に取って確かめてみてください。
