メンテナンス                   腕時計                  

ロレックスのベルトの外し方を解説|必要な道具や注意点も解説

LINEで送る
Pocket

ロレックスのベルトを交換すれば、いつもと違った雰囲気になり、より多くのシーンで着用できます。しかし、自分でうまく外せるのか不安に思ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで、ロレックスのベルトを外す方法や必要な道具について詳しく解説します。ロレックスのベルトの交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ロレックスのベルトは自分で外せるのか


ロレックスのベルトは専用の道具があれば誰でも外せます。ドライバーを使ってベルトを外すこともできますが、時計を傷つけるおそれがあるためおすすめしません。

自分でベルト外しを行う場合は「バネ棒外し」を用意してください。バネ棒外しがあれば特別な技術はいらず、初めてでも簡単にベルトを外せます。数分で行える作業のため、ぜひお手持ちの腕時計でベルト外しに挑戦してみてください。

しかし、ロレックスのような高級時計を自分で扱うのは不安に感じる方もいるでしょう。その場合は、専門店に依頼してベルトを外してもらうことも可能です。

ロレックスのベルトを外す必要があるケース

ロレックスのケースにはシリアルナンバーが刻印されていますが、確認するためにはベルトを外さなければなりません。シリアルナンバーは文字盤の6字の位置に刻印されており、普段はベルトで隠されています。

シリアルナンバーには本物と贋作を見分ける役割もあるため、確認したい方はベルトを外してみましょう。ほかにも、ベルトが劣化してきた場合や、雰囲気を変えたい場合にベルト交換を行うことがあります。着用シーンに合わせてベルトを変えることで時計の魅力が増すため、ベルト外しの方法を覚えておくと便利です。

ロレックスのベルトを外すときに必要なもの


先述したとおり、ロレックスのベルトを外す際にはバネ棒外しが必要です。バネ棒外しは交換用ベルトに付属していることもありますが、時計店やネットショップなどで購入できます。600円ほどで販売されており、どのような腕時計にも使用できるため、一つ持っておくと重宝するでしょう。

バネ棒外しは棒の両端がそれぞれY型とI型をしており、ケースとベルトの結合方法によって使い分けます。ベルトを外す際には、ベルトがどのようにケースと結合しているのかを確認して、結合方法に合わせた方法で行いましょう。

ロレックスのベルトの外し方(側面に穴がある時計の場合)


ケースの側面に穴がある時計のベルトを外す際は、バネ棒外しのI型を使用します。具体的な外し方の手順は以下のとおりです。

1.ベルトの付け根をケースと水平になるように持ち上げ、ケース側面の穴にバネ棒外しのI型を差し込む
2.片側のバネ棒が外れたら、ズレないように水平状態を保ったまま反対側の穴を手前にする
3.反対側の穴にもバネ棒外しを差し込み、バネ棒を外す

側面に穴がある場合は、バネ棒外しを差し込むだけで簡単にベルトを外せますが、時計を傷つけないよう慎重に行ってください。

ロレックスのベルトの外し方(側面に穴がないタイプの場合)


ケースの側面に穴がない時計の場合、ベルトの付け根部分にある穴にバネ棒外しのY型を使用します。

1.ベルトの付け根をケースと水平になるように持ち上げ、ベルトの付け根部分の穴にバネ棒外しのY型を引っかける
2.テコの原理を利用してバネ棒を持ち上げ、外す
3.片側のバネが外れたら、その状態を保ったまま反対側を手前にする
4.同様にして、反対側のベルト付け根にバネ棒外しのY型を引っかけて、バネ棒を外す

ベルトを外す際には、弾みでバネ棒が飛んでいくおそれがあるため、反対側のバネ棒を外す際は注意してください。

ロレックス・デイトジャストのベルトを外すには注意が必要


デイトジャストはロレックスの中でもとくに緻密な設計がされているため、パーツを扱う際には丁寧に触らないと故障の原因になる可能性があります。ベルトを外す際には、ベルトの側面にある小さな穴からバネ棒を外しますが、ほかのモデルよりも正確かつ、丁寧な作業が必要です。

力を加えすぎると故障の原因となるため、デイトジャストのベルトを外す際は慎重に行ってください。また、作業部分以外にバネ棒外しを差し込むと、表面を傷つけたり、内部パーツに影響がでたりする可能性があるため、必ず作業箇所を確認しておきましょう。

ロレックスのベルト交換をする場合の注意点


ベルト交換をする際は、バネ棒の紛失に注意してください。バネ棒は非常に小さいパーツのため、一度見失うと見つけるのが困難になります。時計修理店に持ち込まれた腕時計の約12%がバネ棒をなくしたケースであり、ベルトを外した際の弾みで飛んでいってしまったものが多いようです。

そのため、ベルトを外す際は、バネ棒が飛んでいかないように押さえながら作業を行いましょう。明るく広い作業場所を確保し、バネ棒を見失わないように工夫することが大切です。滑り止めの効いたマットの上で作業するのもおすすめです。

また、バネ棒に大きな力が加わると、曲がったり破損したりするおそれがあります。曲がったバネ棒を使用するとベルトが外れる原因となるため、バネ棒を無理やり外してはいけません。

自分でするのが不安な場合はプロに依頼するのが安心

ベルト外しを自分で行うことが不安な方は、時計専門店に依頼するのがおすすめです。とくにロレックスのような高級腕時計は、傷がついたり破損したりすると価値が下がってしまいます。多くの時計専門店には修理のプロが在籍しているため、傷つけることなく丁寧に作業してくれるでしょう。

時計専門店にベルト外しを依頼した場合の相場は数千円です。高度な技術は必要ないため、比較的安価で依頼できます。

ロレックスのベルトのメンテナンス方法


ベルトは汚れがたまり、劣化しやすいパーツです。ロレックスを長く愛用するうえでは、ベルトの適切なケアと、専門店での定期的なメンテナンスが欠かせません。ここからは、ロレックスのベルトのメンテナンス方法について紹介します。

日常的なケア方法

腕時計を着用したあとは、水や薄めた中性洗剤を含ませた柔らかい布で接触面を拭きましょう。肌と長時間触れているベルトには、汗や皮脂が付着しています。目には汚れが見えなくても、着用後は軽く拭いてケアしておくのがおすすめです。

なお、化学薬品やアルコールは素材を傷めるおそれがあるため、使用しないようにしてください。より細かい汚れを落としたい場合は専用のクリーナーを用いて、月に一度ほどのペースでメンテナンスすると綺麗な状態を保てます。

専門店での定期的なチェック

専門店での定期メンテナンスは年に一度のペースで行うのがおすすめです。ベルトは時計の部品の中でもとくに劣化しやすいため、定期的に調整や交換を行う必要があります。

メンテナンス費用の相場は5,000〜8,000円です。定期的にバックルの動作確認や調整を行うことで問題を早期に発見でき、適切な修理を行えます。破損や摩耗した部品を使用し続けるとほかの部品にも影響を及ぼすため、早めの交換が重要です。定期的にメンテナンスを依頼すれば、交換が必要なタイミングを見極められるでしょう。

ロレックスのベルトの正しい付け方


ロレックスを着用する際は、時計と腕に負荷がかからないように以下の点に注意してください。

バックルを適切に固定する

ロレックスのバックルは精密な設計がされているため、スムーズに動作します。やさしく力を加えて、確実にロックされることを確認してください。

ベルトの長さを調整する

手首のサイズに合わせてベルトの長さを調整してください。ベルトと手首の隙間に指が1本入るほどの長さがベストです。ベルトの調整はロレックス専門店で行えます。

正しい位置で着用する

腕時計の理想的な着用位置は手首の骨の上か、それよりも少し手の平側です。間違った位置で着用すると手首を痛める原因となるため、正しい位置で着用しましょう。

ロレックスのベルトを自分で外して、自分の好みにカスタマイズしてみよう


ロレックスのベルトはバネ棒外しを用いれば自分で簡単に外せます。ベルトを変えることで服装に合わせた雰囲気を演出できるほか、着用シーンに合った素材にすれば劣化を遅らせることも可能です。

ベルトは汚れがたまって摩耗しやすいパーツであるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。大切なロレックスを長く愛用できるよう、毎日のお手入れや専門店でのメンテナンスを忘れずに行いましょう。

■最新の商品情報をチェック
ロレックスの商品一覧はこちら

LINEで送る
Pocket