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ウブロの腕時計のオーバーホール・修理の流れを解説|依頼業者選びのポイントも解説

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独創性のあるデザインで、世界中から人気を集めている高級腕時計メーカーのウブロ。デザイン性はもちろん、機能面においても優れているモデルが多くあります。しかし、何のお手入れもせずに使用し続けていると、不具合が出てきて最終的には使用に耐えられなくなってしまうでしょう。

そこで今回は、ウブロの腕時計を所持する上で覚えておきたい、オーバーホールや修理を依頼する方法について解説します。

ウブロの腕時計は定期的なオーバーホールがおすすめ


ウブロの腕時計は優れた耐久性を持ち、一生ものとして使用できるアイテムです。しかし、どれほど頑丈なつくりの腕時計でも、使っているうちに劣化が進み、精度は低下してしまいます。

ウブロの腕時計を長く愛用し続けるためには、「オーバーホール」と呼ばれる定期的なメンテナンスが欠かせません。オーバーホールとは、製品を部品単位まで分解して、洗浄やオイル挿し、パーツ交換などを行ってから、再び組み立てて精度や防水機能などをチェックする作業です。

オーバーホールを依頼すれば点検もしてもらえるため、自分では気づけない小さな不具合も早期に発見でき、深刻な故障による大きな出費を回避できます。

また、ケースやブレスのような外側も綺麗に洗浄してもらえるため、見た目にも新品に近い状態を維持することが可能です。使用状況にもよりますが、機械式時計では3~5年に一度、クオーツ式時計は4年に一度のオーバーホールが推奨されています。

ウブロの正規店でオーバーホールを依頼する方法


ウブロの正規店ではアフターサポートを提供しており、オーバーホールを依頼できます。正規のサービスであれば、自社の時計のことをよく理解しているほか、技術力もあるため安心です。ここでは、ウブロの正規店へオーバーホールを依頼する方法やサービスの特徴について紹介します。

LVMHウォッチジュエリージャパンで修理される

ウブロの腕時計の修理やメンテナンスは、親会社であるLVMHウォッチジュエリージャパンで行われます。

LVMHグループはフランスに本拠地があり、高級ファッションブランドとして有名なルイ・ヴィトンやクリスチャン・ディオールなどを擁する複合企業で、ウブロは2008年に傘下に入りました。LVMHウォッチジュエリージャパンには熟練の技術者が多数在籍しており、腕時計に関しても豊富なノウハウを有しているため、安心して任せられるでしょう。

腕時計のオーバーホールを依頼したい場合は、最寄りのカスタマーサービスセンターや正規販売店に相談してみてください。

ウブロティスタに登録しておくのがおすすめ

ウブロには、腕時計を購入した人が加入できる独自のカスタマーサービス「ウブロティスタ」があります。

購入した商品を登録することで、国際保証が1年延長されるほか、発売予定の腕時計に関する最新情報をいち早く入手できたり、限定イベントに参加できたりと、さまざまな特典を受けられます。

公式サイトから簡単に登録でき、ネット環境さえあればいつでもサービスを受けられるため、ぜひ登録しておきましょう。

ウブロの腕時計のオーバーホールは修理専門店にも依頼可能


ウブロの腕時計は、一般の修理専門店でもオーバーホールをしてもらうことが可能です。ここでは、オーバーホールを修理専門店に依頼するメリットや注意点について解説します。

修理専門店は正規店よりも費用が安い場合が多い

オーバーホールを修理専門店に依頼すれば、正規店よりも費用を抑えられる場合が多いです。相場全体で変動はあるものの、修理専門店のほうが3~5割ほど安い傾向があり、予算を抑えてお手入れが可能です。

また、オーバーホールにかかる期間も正規店より短いことが多く、作業内容によっては2週間程度で納品してもらえます。正規店では1〜2か月かかることも多いため、すぐに使用したい方には修理専門店がおすすめです。

費用や納期は、お店の規模や形態によっても異なります。事前にホームページや電話で確認したり、正式に契約を結ぶ前に相談したりしておくと、後々のトラブル回避にもつながるでしょう。

技術力に差があるので優良店を選ぶ必要がある

修理専門店ではさまざまなメーカーの腕時計を扱っていることから、お店によって対応できる機器や技術力が異なります。

ウブロの腕時計に精通し、高度なスキルを持った技師が在籍していれば問題ありませんが、そうでなければ依頼を断られる可能性があります。また、仮にオーバーホールを行ってもらえたとしても、戻ってきた腕時計に不具合が発生するというケースも考えられるでしょう。

そのため、修理専門店に依頼する場合は、スタッフの技術力や対応力を把握しておくことが大切です。

モデルによっては対応できない場合も

メーカー独自の素材を使用したモデルや、オリジナルのムーブメントを搭載したものなど、モデルによっては修理専門店で対応できないことがあります。

ウブロのムーブメントのように特殊なパーツは一般には流通しておらず、オーバーホールの際に交換や修理が必要な部品が発覚しても、店舗では対応できません。そのため、修理専門店では洗浄や簡単な調整のみといった一部の作業だけを請け負っているケースもあります。

オーバーホールを依頼する際は、所有しているモデルに対応してもらえるかどうかの確認も忘れないようにしましょう。

ウブロの腕時計のオーバーホール料金の目安


ウブロの腕時計をオーバーホールに出すと、どれくらいの費用が必要になるのでしょうか。店舗や地域によって差はありますが、修理専門店と正規店の料金目安を比較してみます。

ムーブメント修理専門店の基本料金(税込)正規店の基本料金(税込)
クオーツ22,000円~46,500円~
クオーツクロノグラフ38,500円~67,500円~
自動巻き27,500円~67,500円~
自動巻きクロノグラフ38,500円~90,000円~
ウニコ(独自ムーブメント搭載モデル)60,000円~126,000円~

上記は、オーバーホールにかかる基本料金の参考例です。部品や電池の交換、外装の仕上げなど、別途料金が発生するケースがほとんどのため、契約時によく確認しましょう。安いところでは、正規店の半額以下でサービスを受けられますが、作業期間やオプション要素などを総合的に踏まえた上で判断してください。

オーバーホールを依頼する修理専門店の選び方のポイント


数多くの修理専門店があるため、オーバーホールを依頼する際は、どの店舗が信頼できるのかをしっかりと見極めなければなりません。ここでは、修理専門店の選び方のポイントを紹介します。

お店の規模が大きいか

修理専門店を探す際に参考になるのがお店の規模です。大型店や複数の店舗を運営している会社は、それだけ人材が必要となるため、多様で優秀な技術者が集まっている可能性があります。また、有名ブランドに在籍していた経歴を持つ技術者がいるお店も珍しくありません。

さらに、規模が大きければ、顧客へのサポートもある程度マニュアル化されているため、保証制度が整っていることが多いのも魅力です。小規模店であれば細かな要望にも柔軟に対応してくれる場合がありますが、行きつけの店舗ではない限り、信頼できるかどうかを判断するのは難しいでしょう。そのため、新しく修理専門店を探す場合は、お店の規模に着目して探してみてください。

技能士の技術力は高いか

修理専門店は料金が手頃なケースが多いですが、技術者の腕が伴っているかどうかを見極めることも大切です。技術力が乏しい店舗に任せてしまうと、戻ってきた際に不具合が出やすくなったり、新たな傷がついたりといったトラブルが起こりかねません。

オーバーホールを依頼する際は、国家資格である一級時計修理技能士などの資格を持つ技術者が在籍しているかどうかを確認しましょう。

お店の口コミや評判が良いか

気になる修理専門店を見つけたら、連絡を入れる前にそのお店の口コミや評判をインターネットなどでチェックしてみましょう。小さな個人店でも、店主の人柄や丁寧な仕事ぶりから、利用者に愛されているお店は少なくありません。

また、実際に問い合わせてみることでも、そのお店の雰囲気を把握できることもあります。もし予約待ちが多い場合は、それだけ利用者の信頼を得ている優良店といえるでしょう。

納品までの期間は適切か

腕時計のオーバーホールや修理には、意外と時間がかかるものです。先述したとおり、早ければ約2週間で対応してもらえますが、業者や時期によっては1か月以上かかることもあります。

部品の異常が見つかった場合、修理専門店では類似品で代用するケースが多いですが、在庫がなければ取り寄せなければならず、さらに多くの期間を要します。なお、正規店では部品が不足している場合、本国スイスから純正品を取り寄せるため2か月以上かかる可能性もあります。

腕時計を普段使いしており、できるだけ早く手元に返してほしい方は、納品までにかかる期間も考慮して店舗を選びましょう。

修理保証はあるか

修理保証が用意されているかどうかを確認することも大切です。もし、オーバーホール後に不具合が発生しても、しっかりとアフターケアをしてくれるお店であれば安心して任せられます。

腕時計は非常に精緻なつくりになっているため、熟練の技術者が慎重に作業をしても、メンテナンス後に不具合が発生してしまう可能性は十分に考えられます。

店舗によっては無償で再修理できる期間を設けているところもあるため、補償内容や条件などを事前にチェックしておきましょう。

ウブロの腕時計のおすすめアイテム3選


1980年に創業した比較的新しいブランドながら、イタリアのファッション界で認められたのをきっかけに、ヨーロッパの王族やスポーツ界など次々と支持を広げてきたウブロ。ここからは、そんなウブロの腕時計でおすすめのアイテムを3つ紹介します。

ウブロ HUBLOT ビッグバン ウニコ チタニウム ダイヤモンド 441.NX.1171.RX.1104

ウブロの自社製ムーブメントであるウニコを搭載したビッグバン ウニコ チタニウム ダイヤモンドは、チタニウムとダイヤモンドの組み合わせが魅力的な高級腕時計です。

チタニウムは、軽くて丈夫な素材で、錆びにくく、アレルギーの心配もありません。ダイヤモンドは、ベゼルに126個もセッティングされており、高級感と華やかさを演出します。

文字盤は、マットブラックのスケルトンで、ムーブメントの動きや日付表示が見やすくなっているのが特徴です。このモデルは、ウブロの技術とデザインの粋を集めた逸品といえるでしょう。

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ウブロ HUBLOT クラシックフュージョン ベルルッティ スクリット 世界限定250本 511.OX.0500.VR.BER16

ウブロの代表作であるクラシックフュージョンに、ベルルッティの伝統的な革細工が施されたコラボレーションモデルです。ベルルッティは、1895年にパリで創業した高級靴の老舗で、その独自の色彩感覚と技術で世界中の紳士たちを魅了しています。

このモデルは、ベルルッティの象徴的な素材であるヴェネチアレザーを文字盤とストラップに採用しています。

ケースは、ウブロ独自の合金であるキングゴールドでつくられており、18金にプラチナを加えることで、より深みのある赤みを帯びた色合いに仕上げています。ケースサイズは45mmで、存在感のあるデザインです。

ムーブメントは、ウブロの自社製キャリバーHUB1100を搭載しており、約42時間のパワーリザーブを持ちます。シースルーバックからは、精密な動きを見ることが可能です。

このモデルは、世界で250本限定で販売されており、専用のボックスと革のメンテナンス用品が付属しています。ウブロとベルルッティの最高のコラボレーションを体現した、希少価値の高い一本です。

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ウブロ HUBLOT スピリット・オブ・ビッグバン キングゴールド ジュエリー 601.OX.0183.LR.0904

ウブロの人気コレクションであるビッグバンのトノー型バージョンであるスピリット・オブ・ビッグバンに、ダイヤモンドをふんだんにあしらったジュエリーモデルが登場しました。このモデルは、ウブロの独自開発のキングゴールドとダイヤモンドのコントラストが目を引く、圧倒的な存在感を放つ一本です。

キングゴールドは、18Kゴールドにプラチナを加えたウブロ特許の合金で、通常のゴールドよりも深い赤みを持ち、高級感と個性を演出します。この素材でつくられたケースは、ベゼルにはダイヤモンドが168個もセットされており、まさにジュエリーのような輝きを放っているのが魅力です。

文字盤は、スケルトン仕様で、ムーブメントの構造や機能が透けて見えます。ムーブメントは、ウブロとゼニスが共同開発した自社製キャリバーHUB4700を搭載しており、約50時間のパワーリザーブとクロノグラフ機能を備えているのも特徴の1つです。また、シースルーバックからは、ウブロのロゴが刻まれたローターが見えます。

このモデルは、ウブロのファンはもちろん、ジュエリーウォッチをお探しの方にもおすすめの一本です。

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ウブロの腕時計は定期的にオーバーホールをしよう


ウブロは、それまでの腕時計業界では見られなかったようなアイデアを製品に盛り込むことで脚光を浴び、さまざまな層の支持を獲得してきました。個性的なアイテムであるがゆえに、ウブロの腕時計に対して並々ならぬ思い入れを持っている所有者も少なくありません。

大切な腕時計を少しでも長く使うためには、定期的なお手入れが大切です。オーバーホールを通して、腕時計にとっての健康な状態をできる限り維持し、長い期間愛用できるようにしましょう。

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