【時計職人に聞く】Part.17 オーデマピゲの源流に触れてみよう。
2020年4月30日~2020年5月5日に予定されていたバーゼルワールドですが、 先月、2月後半ごろに開催主催者から延期の決定が行われました。
理由は全世界を飲み込んで拡がりつつあるコロナウィルスに端を発するのですが、新作を楽しみにしていた方々にとっては何とも残念なというかやりきれない感じの状況ではないでしょうか?
「中止」ではなく「延期」とのことで延期された開催時期は 2021年1月28日のようです。
バーゼルワールドは、毎年高級時計の新作が発表が行われる見本市で、ロレックスをはじめウブロなど有名高級ブランドが新作を発表しています。
延期とはいえ1年先まで新作を発表しない、というのはあまり考えにくい状況ですので、順次タイミングを見て公式サイトを訪れてみるのもいいかもしれませんね。
今回はオーデマピゲのサイトを見ていましたところ興味深いモデルが発表となっていましたのでご紹介したいと思います。
[RE]MASTER01
https://www.audemarspiguet.com/ja/watch-collection/remaster/26595SR.OO.A032VE.01/#!/calibres
ラウンド型のケースをベースにデザインされたクラシカルなモデルで、オーデマピゲの技術を、まさに歴史の変遷とともに感じさせてくれるような原点回帰を連想させるような時計です。
近年はモダンな色使いやスポーティーなイメージの時計をラインナップしながらも、このようなクラシカルなクロノグラフモデルをあえて出してくるあたりは歴史を感じさながらも逆に新鮮な印象を受けます。
歴史といえば、
オーデマピゲを代表するモデルのひとつである
ロイヤルオーク エクストラシン 15202ST.OO.1240ST.01
2012年にロイヤルオーク生誕40周年を記念して発表されたこのモデルですが、 ファースト・ロイヤルオーク Ref.5402ST(1972) を忠実に再現ということでとても人気の時計です。
ゆきざきでも、大変人気の高い3針ステンレスモデルで、現在は完売となっておりますが、お探しの方は是非ご連絡ください。
入荷がありましたらご案内することも可能です。
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さて、
2012年時点で40周年ということは、、、、最初に原型となるモデルが発表されたのが1972年。 その1972年時のモデルが 流通量の少ない「ロイヤルオーク ジャンボ」 Ref.5402BA
超薄型自動巻ムーブメント・Cal.2121を搭載した、非常に希少なモデルとなっています。コレクション級ですね。
今のオーデマピゲの源流はここに始まったといっても過言ではない1本です。
1970年代初頭から既に今の時代の潮流を見越していたかのような、大き目のケースサイズに薄さを兼ね合わせたモデルは現在から見てもとても美しい時計です。
2020年、オーデマピゲがクラシカルな原点を見つめ直した年に、その感覚と同じ視線に立ってみるのもとてもロマンがありますよね。
なんと、この時計が今ゆきざきにあります!!
なかなか探そうにも出てこない時計ですので、是非あなたのコレクションに加えてみてはいかがでしょうか?
最後になりますが、福岡ゆきざき本店が新しくオープンしまして、時計・宝石の技術環境も大幅にグレードアップしました。近日中に専用ページを公開予定ですでお楽しみに!!