

オメガ スピードマスター レーシングの魅力|40mmモデルとマスタークロノメーターの違いとは?

オメガの人気モデルであるスピードマスターには、レーシングと呼ばれる注目を集めているモデルがあります。スピードマスターでは、月面着陸を記念して作られたムーンウォッチが有名ですが、レーシングも機能性が高く人気のモデルです。
そこで今回は、オメガのスピードマスターレーシングの特徴や魅力を解説します。また、おすすめのモデルも紹介しますので、初めてスピードマスターレーシングを選ぶ方はぜひ参考にしてみてください。
オメガ スピードマスターレーシングとは

オメガの主力モデルであるスピードマスターの中でも、よりスポーティな方向性に洗練されたモデルがレーシングです。タキメーター付きのクロノグラフが他のスピードマスターと同じように採用されていますが、現行モデルは3つではなく2つにまとめられています。
また、文字盤デザインもスポーティさを強調したものになっており、大き目のインダイヤルが特徴的です。さらに、文字盤の外周にはレーシングスタイルのミニッツトラックがあしらわれています。このデザインは1968年に製造されていたスピードマスターが元となっているのです。
オメガ スピードマスターレーシング マスタークロノメーターの魅力

オメガのスピードマスターには、主なシリーズに「マスタークロノメーター」と「40mm」の2種類があります。ここでは、マスタークロノメーターの魅力を解説します。
大型化したケース
スピードマスターレーシングマスタークロノメーターは、ケースサイズが44mmと大型で存在感がある点が魅力的です。ベーシックなスピードマスターは、サイズが42mmとなっているため、一回りマスタークロノメーターが大きくなっています。
時計のサイズが大きくなることで、存在感が増すだけではなく、時計自体の視認性が良くなる点も特徴的です。また、体格が良い方の場合は、大型のケースの方が体になじみやすいためおすすめです。
スタイリッシュな2カウンタークロノグラフ
現行モデルのレーシングマスタークロノメーターは、3カウンターではなく2カウンターとスタイリッシュな仕様になっています。定番スピードマスターは、3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンド秒針が配されたクロノメーターです。
対してレーシングマスタークロノメーターは、3時位置には12時間積算計、9時位置はスモールセコンド秒針となっています。そして、空いたスペースである6時位置にはデイト機能が搭載されています。
最先端ムーブメントであるコーアクシャルムーブメントを搭載
スピードマスターレーシングマスタークロノメーターでは、オメガの最新型ムーブメントが採用されています。スピードマスターはヴィンテージの風味をかもしだすため、ムーブメントには手巻きクロノグラフムーブメントが採用されています。
しかし、手巻き型のムーブメントは日常使いではやや利便性に欠けるため、好まない方もいます。対してスピードマスターレーシングは、オメガの最先端ムーブメントであるコーアクシャルムーブメントCal.9900が搭載されているため、ゼンマイを巻き上げる必要がありません。
また、Cal.9900は最高水準の精度、性能、耐磁性を備えており、パーツの摩耗を抑えた設計であるので、オーバーホールにかかる費用を1/2程度に抑えられます。
スピードマスターレーシング マスタークロノメーターのバリエーション

スピードマスターレーシングマスタークロノメーターは、カラーリングごとにさまざまなバリエーションがあります。例えば、ホワイト文字盤のモデルは、通称パンダダイヤルとも呼ばれ、クロノメーターの黒色とのコントラストが際立っています。
また、黒色のベーシックな色合いの他に、オレンジの指し色がきれいなモデルなど、さまざまな種類があります。性能はどれも近いものとなっているため、自身の好みの色合いがないか探してみてください。
オメガ スピードマスター レーシング 40mmの魅力

オメガスピードマスターレーシング40mmは、ベーシックなスピードマスターよりも一回り小さいサイズが特徴的なモデルです。ここでは、レーシング40mmの魅力を3つに分けて確認してみましょう。
袖口におさまりやすいケースサイズ
スピードマスターレーシング40mmは、その名の通りケースサイズが40mmとなっています。一般的なスピードマスターは42mm、スピードマスターレーシングマスタークロノメーターは44mmであるため、比較的小ぶりなサイズです。
そのため、スーツやシャツと合わせやすく袖口におさまりやすい点が魅力的です。また、欧米人と比較して腕回りが細い日本人にとって、ケースサイズが小さい40mmは好まれやすい傾向もあります。
ポップな3カウンタークロノグラフ
レーシング40mmは、一般的なスピードマスターと同じように3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンド秒針が配された3カウンタークロノグラフです。ただし、一般的なスピードマスターとはデザインが異なり、ポップなカラーリングやフォントのものとなっています。
よりカジュアルで日常使いしやすいクロノグラフである点も、レーシング40mmの魅力です。
レーシング マスタークロノメーターよりも高い防水性
レーシング40mmはケースの裏面に、ねじ込み式裏蓋が採用されているため、マスタークロノメーターのモデルよりも高い防水性を実現しています。マスタークロノメーターは、50mの防水性ですが、レーシング40mmは100mの防水となっています。
また、裏蓋にはシーホースのエンブレムが施されており、シースルーモデルとは違った味わいが楽しめるでしょう。
スピードマスターレーシング40mmのバリエーション
レーシング40mmは全体的に性能が抑えめとなっていますが、その分価格帯もリーズナブルなものが多いです。また、カラーバリエーションも豊富に取り揃えており、定番のホワイトやブラックの他に、針やベゼルにイエローが用いられているモデルなどさまざまです。
また、クル・ド・パリ装飾と相まって、他のモデルにはない上品なイメージをあたえます。
スピードマスターレーシングのおすすめモデル3選
スピードマスターレーシングにはさまざまなモデルがあり、どれを選べばよいか迷ってしまうこともあると思います。そこでここでは、おすすめのモデルを3つに絞って紹介しますので、ぜひ購入前に参考にしてみてください。
スピードマスター レーシング 40 MM 326.30.40.50.01.001
ブラックダイヤルに配置された3つのクロノグラフカウンターが目を引く「326.30.40.50.01.001」。6時位置には12時間積算計とともにカレンダー表示が備わっており、視認性と実用性を兼ね備えた設計が特徴です。
ベゼルにはアルミニウム製のタキメータースケールが施され、深みのあるマットブラウンが全体に落ち着きと洗練さを演出しています。内部には高性能ムーブメント「Cal.3330」を搭載しており、シリコン製のヒゲゼンマイを採用することで、磁気や経年劣化に強く、高精度を長く保つことができます。
クロノグラフのクル・ド・パリ装飾は、文字盤のブラックと美しく調和し、細部にまで美意識を感じさせます。高級感と性能のバランスが取れた1本で、スピードマスターシリーズの入門機としても非常に人気の高いモデルです。
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スピードマスター レーシング コーアクシャル クロノグラフ 40mm 326.30.40.50.01.002
「326.30.40.50.01.002」は、先に紹介したモデルのカラーバリエーションにあたる1本です。ホワイトとブラックのコントラストが際立つダイヤルは、その配色から“パンダダイヤル”の愛称でも親しまれており、視認性と個性を兼ね備えたデザインが魅力です。
心臓部には、2012年以降スピードマスターに搭載されているCal.3330を採用。オメガ独自のコーアクシャル脱進機に加え、クロノグラフの制御には視覚的にも美しいコラムホイール式を用いており、操作感と耐久性の向上が図られています。
さらに、約52時間のパワーリザーブを備えており、日常使いにおいても安心して愛用できる高い実用性を誇ります。デザイン性と機能性が融合した、洗練された1本といえるでしょう。
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スピードマスター シューマッハ レジェンド 3507.51.00
「3507.51.00」は、F1界の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハとのコラボレーションによって誕生した特別なスピードマスターです。彼の数々の功績を称える意味を込めて製作されており、ケースバックにはシューマッハの名が刻まれています。
2005年に登場したこのモデルは、それまで主流だった手巻き仕様から自動巻きムーブメントへと進化。マットな質感をもつパンダダイヤルは、当時のトレンドを巧みに反映したデザインで、落ち着いた雰囲気の中にも個性が光ります。
コラボレーションモデルならではの限定感もあり、流通量が少ない点も魅力のひとつ。スピードマスターの中でも個性を求める方にとって、所有する歓びを一層感じられる1本といえるでしょう。
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スピードマスターレーシングは他人とかぶりたくない人におすすめのモデル
スピードマスターレーシングは、個性的なモデルが数多く取り揃えられているモデルです。そのため、被らないオリジナル性の高い腕時計を探している方におすすめといえます。
また、サイズやカラーバリエーション、デザインも細かくわかれているため、自分の好きなモデルに調整しやすい点も特徴的です。初めての時計探しで、個性的な時計を探している方は、ぜひスピードマスターレーシングから探してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長
1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。
初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。
■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター





