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【オメガ】ダイバーズの魅力と歴史を徹底解説|おすすめモデルも紹介

オメガのダイバーズウォッチとしては現行モデルのシーマスターが有名ですが、実はマリーンというモデルでダイバーズウォッチの歴史が始まりました。また、シーマスターもさまざまなバリエーションが展開されており、奥が深いモデルとなっています。

そこで今回は、オメガのダイバーズウォッチの歴史や特徴について解説します。また、おすすめのダイバーズウォッチも紹介しますので、これからオメガを購入しようと考えている方はぜひ参考にしてください。

オメガのダイバーズウォッチの歴史とは


オメガのダイバーズウォッチは、マリーンというモデルから歴史が始まりました。ここでは、マリーンの誕生から現在のシーマスターの展開まで、順を追って解説します。

1932年に初めてのダイバーズウォッチのマリーンが誕生

オメガのダイバーズウォッチは、1932年に誕生したマリーンから歴史がスタートしました。マリーンは水深130mまでの防水性能を持っており、この耐久性は当時としては非常に高いものだったのです。

二重構造のケースを採用することで、他の腕時計では実現できなかった防水性を確保。角型のケースが特徴的で味わいのあるモデルとなっています。

ただし、二重構造の影響もあり、内部のリューズを巻き上げるときに一度ケースを外さなければなりません。そのこともあり、売上はあまりよくなくさらに展開されることはありませんでした。

1948年に初代シーマスターが誕生する

マリーンの誕生から14年後、1948年に初代シーマスターが誕生しました。このモデルはオメガを代表するモデルとなり、現在まで主力商品として存在し続けています。誕生時のシーマスターは、ダイバーズウォッチとして作られたわけではなく、軍用に陸や空軍でも使えるように製造されたものでした。

そのため、初代シーマスターは軍の規定する耐久性の規格を満たしています。また、シーマスターはねじ込み式のリューズを採用しているため、マリーンのような手間をかけることなく、リューズの巻き上げが可能です。

その結果、見た目のデザインの美しさも相まって高い人気を誇るようになりました。

4つのシリーズで展開する

シーマスターは誕生以降、複数のシリーズで展開するほどの人気モデルになりました。現在では主に4つのシリーズに展開しています。スタンダードなデザインの「アクアテラ」、プロフェッショナルモデルの「ダイバー」、高い防水性を持っている「プラネットオーシャン」、復刻モデルである「ヘリテージモデル」が、主なシリーズとして存在します。

これらの複数のシリーズで展開することで、比較的リーズナブルなモデルから専門的な高級モデルまで、ユーザーはさまざまな選択肢から選ぶことが可能です。

オメガのダイバーズウォッチ「シーマスター」の種類を紹介


オメガのダイバーズウォッチのシーマスターは、4種類のシリーズで展開されており、それぞれのシリーズごとに特徴が異なります。ここでは、それぞれのシリーズの内容を確認していきます。

ダイバー300M

1993年に「シーマスタープロフェッショナルダイバー300M」というシーマスターのモデルが登場し、これがダイバー300Mの誕生のきっかけとなりました。現在の呼び名であるダイバー300Mとなったのは2018年で、25周年のアニバーサリーイヤーをきっかけにフルモデルチェンジも行われたのです。

また、ダイバー300Mにはさまざまな素材を使用したり、複雑な機能を搭載したりしたモデルもあります。代表的なものにベゼルやケースにセラミックを使用したモデルや、クロノグラフを採用したものがあります。

アクアテラ

シーマスターの中でも、リーズナブルな価格帯の商品を展開しているのがアクアテラです。アクアテラはその名の通り、海と地球をテーマにしており、気品のある美しさを備えています。また、多くのモデルでチークコンセプトを採用しており、ボーダーの美しい文字盤が印象的です。

また、過去にはクオーツモデルが販売されていたこともありましたが、現在では機械式の自動巻き時計が採用されており、オメガの象徴でもあるマスタークロノメーターが搭載されています。

プラネットオーシャン

2005年にシーマスターシリーズの高級バリエーションとして登場したのが、プラネットオーシャンです。どのモデルも600M以上の防水性能を保有しており、専門的な分野でも満足な活躍ができるようになっています。

高い防水性と耐久性を誇るように、力強さがケースに現れており、他のモデルにはない重量と厚さを体現しています。また、シーマスターではプラネットオーシャンだけとなるオメガオレンジのカラーリングも特徴的です。

ヘリテージモデル

ヘリテージモデルとは、歴代のシーマスターシリーズを復刻したモデルであり、初代シーマスターやオリンピックのコラボモデルが該当します。また、プロフェッショナルモデルとして、ディープシーが登場するまで活躍したプロプロフも、ヘリテージモデルに含まれます。

このプロプロフは、2016年に防水性能を1200Mまで向上させて新登場しました。特徴的なケースやベゼルを中心に、他のモデルにはない独自のデザインで熱心なファンに愛されています。

オメガのダイバーズウォッチの3つの魅力


オメガのダイバーズウォッチには、長い歴史の中でつちかわれてきたさまざまな魅力があります。ここでは、主な魅力を3つに絞って解説します。

高い防水性を誇る

オメガのダイバーズウォッチは、どのモデルも非常に高い防水性能を備えています。デザイン性を追求したアクアテラでも、現行モデルでは150mの防水性能を誇り、プロフェッショナルモデルであるプラネットオーシャンでは600m以上の耐久性があります。

どのダイバーズウォッチでも日常生活で防水性能に困ることはほとんどなく、さらに高い耐久性能を兼ね備えているため、長い年月愛用し続けられるのは大きな魅力でしょう。

有名映画で着用されている

シーマスターは、人気映画007シリーズの主人公、「ジェームズ・ボンド」が着用していることでも注目を集めました。ジェームズ・ボンドが着用する腕時計は、ボンドウォッチとして世界的に人気を集めており、オメガの前に着用されていたロレックスやタグ・ホイヤーも人気となっています。

シーマスターがボンドウォッチとして登場した作品は、1995年の「007ゴールデンアイ」が最初です。この作品からジェームズ・ボンド役を「ピアース・ブロスナン」さんが務めることになり、オメガのアンバサダーという縁からシーマスターが着用される流れになりました。

2021年に公開された「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」でも着用されており、それまでに登場したモデルはどれも人気モデルとして注目を集めています。

独自ムーブメントを採用

オメガの腕時計は独自の高性能ムーブメントが採用されており、これはシーマスターにも搭載されています。独自ムーブメントにはコーアクシャル脱進機を採用。その結果、内部の油切れを起こしにくくなっており、さらに精度が高いムーブメントを実現。

また、高い耐磁性を実現したマスタークロノメーターを搭載しているため、電子機器の周辺で腕時計を着用してもずれが起こりにくくなっています。

オメガのおすすめダイバーズウォッチ4選


オメガのダイバーズウォッチにはさまざまな種類があり、どのモデルを選べばよいか悩んでしまうこともあります。そこでここでは、多数あるダイバーズウォッチの中からおすすめのモデルを4つ紹介します。

シーマスター ダイバー300M 42MM 210.30.42.20.03.001

「210.30.42.20.03.001」は、シーマスター ダイバー300M 42MMの中でも、深みのあるブルーのベゼルとウェーブパターンの文字盤が際立つ1本です。文字盤の波模様は、海の躍動感を思わせる意匠であり、くっきりとした凹凸のあるインデックスや立体的な針との相乗効果によって、視認性とデザイン性の両面で高い完成度を誇ります。

心臓部には、オメガ独自のマスター クロノメーター「Cal.8800」を搭載。高精度な時刻表示に加え、強力な耐磁性能を備えており、日常使いから過酷な環境下まで幅広く対応します。さらに、6時位置にはデイト表示も備えており、実用性にも優れた仕様です。

本モデルはブルーのカラーリングが特徴的ですが、同シリーズには他の色調を採用したバリエーションも展開されています。ストラップについても、ステンレスブレスレットのほか、ラバーストラップなど複数の選択肢が用意されており、ユーザーの好みに応じて自在に選べる点も大きな魅力といえるでしょう。

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シーマスター アクアテラ アニュアルカレンダー 231.10.39.22.01.001

シーマスター アクアテラ アニュアルカレンダー 231.10.39.22.01.001は、3時位置に配置されたアニュアルカレンダーが印象的な1本です。ケース径は39mmとややコンパクトで、控えめながらも上品な存在感を放ち、アクアテラらしいラグジュアリーな魅力を湛えています。アニュアルカレンダーは2月を除き月ごとの日数を自動で識別するため、調整が年に一度で済む点も、日常使いを意識した実用的な仕様といえるでしょう。

また、文字盤にはアクアテラの象徴でもあるチークコンセプトを採用。従来のボーダー柄ではなく、縦方向に走るストライプ仕上げが施されており、洗練された印象を演出しています。心臓部には、オメガ自社製のマスタークロノメーター・キャリバー8601を搭載。高い耐磁性と精度を誇るムーブメントにより、信頼性と機能性を兼ね備えた1本に仕上がっています。

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シーマスター プラネットオーシャン 600M クロノグラフ 232.30.46.51.01.001

「232.30.46.51.01.001」は、シーマスターシリーズの中でも上位に位置づけられるプラネットオーシャンのクロノグラフモデルです。600メートルもの高い防水性能を備えており、実用性とプロフェッショナルダイバーズウォッチとしての信頼性を兼ね備えています。2カウンターのクロノグラフ機構がスポーティな雰囲気を演出し、力強さと洗練さを併せ持つ1本に仕上がっています。

搭載ムーブメントには、オメガの自社製キャリバーCal.9300を採用。シリコン製ヒゲゼンマイとツインバレル構造により、高精度と長時間のパワーリザーブを実現しています。さらに、裏蓋はシースルー仕様となっており、精緻なムーブメントの動きを視覚的に楽しめる点も魅力のひとつです。

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シーマスター 007 スペクターモデル 世界限定7007本限定 233.32.41.21.01.001

2015年に公開された映画『007 スペクター』を記念して登場したのが、「233.32.41.21.01.001」です。作中でジェームズ・ボンドが実際に着用していたモデルとして話題を呼び、映画ファンや時計愛好家の間で高い人気を誇ります。

秒針には、先端が丸くなった「ロリポップ」スタイルが採用されており、スーパールミノバによる青い蛍光が視認性とデザイン性を両立。さらに、回転式の12時間ベゼルを備えており、異なるタイムゾーンの時刻を瞬時に確認できる実用性も魅力のひとつです。

ケースバックには、世界限定7007本の証としてエディションナンバーが刻まれており、特別感とコレクション価値を高めています。

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オメガのダイバーズウォッチはさまざまな種類から選べる


オメガのダイバーズウォッチは、マリーンから始まり現在では4つのシーマスターを中心に展開しています。どのモデルも非常に耐水性や耐久性が高く、日常生活で着用していても長期間愛用できるでしょう。

また、他の高級モデルと比較すると比較的低価格で手に入るものも多いため、初めてオメガの腕時計を選ぶ方にもおすすめです。カラーや素材などのバリエーションも豊富であるため、自身に合うモデルがないか探してみてください。

この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長

1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。

初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。

■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター




       
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