カルティエの時計製造の歴史は、20世紀初頭に遡ります。宝飾ブランドとしての確固たる地位を築いていたカルティエは、1904年にルイ・カルティエが飛行家アルベルト・サントス・デュモンのために製作した世界初の男性用腕時計「サントス」によって、時計史に名を刻みました。
その後、「タンク」「パシャ」「ロードスター」「バロン ブルー」など、独創的でエレガントなデザインのアイコンウォッチを次々と発表。スクエア、レクタンギュラー、トノー、オーバルといった多様なケースシェイプと、ローマ数字や独特の針のデザインが特徴です。
2000年代以降は、自社製ムーブメントの開発にも力を入れ、「コレクション プリヴェ カルティエ パリ(CPCP)」や「オート オルロジュリー コレクション」を通じて、高度な技術力も示しています。カルティエの時計は、洗練されたデザインと確かな技術により、世界中の人々を魅了し続けています。
カルティエの特徴
フランスの高級宝飾ブランドとして名を馳せるカルティエは、イギリス国王エドワード7世から「王の宝石商、宝石商の王」と言わしめた老舗ジュエラーであり名門ブランドです。
現在はティファニー、ハリー・ウィンストン、ブルガリ、ヴァンクリーフ&アーペルなどと並んで世界5大ジュエラーのひとつとして数えられており、ジュエリーのイメージが強いカルティエですが、時計ブランドとしても一流を誇ります。
諸説ありますが、世界で初めて作られた腕時計と言われているのがカルティエの「サントス」なのです。代表作である「サントス」「パシャ」、そして伝説とされるコレクション「タンク」など数々の名作を生みだしており、カルティエは優れた時計を世に送り出す超一流の時計ブランドでもあります。
そんなカルティエは、その普遍的な美しいデザインと実用性・機能性の美を兼ねそろえている事などから、時代を超えて多くの人々に愛され続けています。
カルティエを代表するコレクションであるタンクを愛用する愛好家をタンキスト(Tankist)と呼び、王妃や大統領夫妻、スポーツ選手や芸術家、ファッションデザイナー、ハリウッドスターなどの様々な人々から愛され熱狂的に支持されています。
カルティエは前述のとおり、世界的な名門ジュエリーブランドであり多くの人々から支持され愛され続けています。そしてジュエリー以外に腕時計も多くのコレクションを生み出しており、それが高く評価されているのも事実です。
カルティエの代表であり、伝説とされるコレクションの『タンク』は最もポピュラーなモデルの一つです。
タンクはその名の通り戦車をモチーフにデザインされており、戦車の轍をイメージするスクエア型のフォルムが特徴です。
最初のタンクが誕生したのは1917年、第一次世界大戦が終戦した年です。当時、戦車は第一次世界大戦で初めて実戦投入され早期の終戦に繋がったという理由から、平和の象徴的存在でした。
それから2年後の1919年にタンクが発売開始されると、重厚感とその美しさから瞬く間に人気となりました。
100年以上経った今でも、タンクを愛用するタンキストを中心に圧倒的な人気を誇るロングセラーモデルです。
『サントス』は、世界初の腕時計ともいわれている歴史ある大人気モデルです。
サントスは、カルティエの3代目であるルイ・カルティエが、飛行冒険家のアルベルト・サントス・デュモンの為にデザインしたもので、彼が飛行機の操縦中に懐中時計で時間を確認するのが
難しいと相談を受けたことによってデザインされました。アルベルト・サントス・デュモンは当時のパリでファッションリーダー的な人物でもあったため、彼を満足させられる腕時計にするためにルイ・カルティエは機能的で美しくエレガントな腕時計をデザインし、彼に贈りました。
当初から高い完成度を誇っていたサントスウォッチは、今でも名品としてその伝統的なデザインを受け継ぎつつ進化していったのです。