ダイバーズウォッチとは
その中でも飽和潜水にも対応できるプロスペックモデルとスクーバーダイビングが可能な一般ユーザー向けのモデルに分かれています。
これは、ただ耐水性が優れているだけではなく、ISOやJISのさまざまな厳しい基準をクリアできた腕時計なのです。
ダイバーズウォッチの定義
深海でも正常に機能し、安全かつ正確に使用できることが前提となるので、視認性、耐磁性、耐衝撃性、耐塩水性、耐外力性、水密性、耐ヘリウムガス性など、さまざまな試験をクリアしなければいけません。
100m防水と書かれていてもこれらの基準をクリアしないとダイバーズウォッチとは言えないのです。
ここでは、ダイバーズウォッチの主な機能や特徴をご紹介していきます。
1. 防水性・耐久性
ダイバーズウォッチといわれるほとんどのモデルが200m以上の防水性能を有しています。
人気のロレックスのサブマリーナは300mですが、それ以上の深度の防水性能のモデルだと1000mや2000mなどもあります。
ウブロのオーシャノグラフィックなどは、4000m防水のモデルも存在します。
また、岩肌や船体にぶつけることも少なくはないためブレスレットや回転ベゼル部分も壊れにくく、深海の過酷な環境下においても安心して使い続けることができる耐久性のある堅牢な作りとなっています。
2. 視認性
ダイバーズウォッチには、「暗所において、25cmの距離から時刻や時計の作動状態が目視できること」が求められています。
視認性を高めるためにインデックス、針、ベゼルなどに夜光塗料が塗布されていて、暗闇で光るのが特徴的です。
回転ベゼルの12時位置にルミナスポイントと呼ばれる夜光塗料がついていますが、人気モデルのベゼルは、この手のデザインがい多い気がします。
3. 逆回転防止ベゼル
ほとんどのモデルが、この回転ベゼルによって潜水時間(=ボンベの空気残量時間、減圧時間)を計っています。
中にはIWCのアクアタイマーのようにインナーベゼルになっているものもあります。
このベゼルが逆回転しかしないように作られている理由は、ぶつけた時などにベゼルが回転して潜水経過時間を短く読んでしまうことを防ぐためです。
4. ヘリウムエスケープバルブ
プロのダイバーが飽和潜水をする際に使用するのがヘリウムガスです。
ヘリウムはとても小さい分子なので深海での作業中や減圧チャンバーに入っているときに隙間から時計の内部に入りこんでしまいます。
その入り込んだヘリウムを逃がす役割がヘリウムエスケープバルブです。 ヘリウムが腕時計の内部に溜まったままだと破裂してしまので、浮上する際にゆっくりと抜いていきます。
5. エクステンションバックル
自由といっても30mm前後ですが、これは、ダイビングスーツの上からダイバーズウォッチを着用できるようにと備えられた機能です。
ROLEXおすすめ人気モデル
1950年代に登場し、「日付の有無」でのバリエーションや、上位モデルで防水性の高い「シードゥエラー」や「ディープシー」も負けず劣らず人気です。
価格帯も幅広く、種類も豊富ですが、「在庫あり」もすぐに完売も。目が離せないモデルです。
OMEGAおすすめ人気モデル
ひとくくりにシーマスターといってもその種類は豊富。導入モデルからプロ仕様モデルまで幅広く展開しています。
PANERAIおすすめ人気モデル
もともとは1956年にエジプト海軍の為に製作されたものをプロ仕様のダイバーズウォッチに改良したのがサブマーシブルです。