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【2026年最新】パテック フィリップ新作特集 ノーチラス50周年と次の時代を徹底解説

世界最高の腕時計ブランド。

そう聞かれたら、必ず名前が挙がるブランドがあります。

「パテック・フィリップ-PATEK PHILIPPE-」

そんな、パテック フィリップの2026年新作が遂に発表されました。

最大の話題は、やはりノーチラス誕生50周年だと思いますが、実際にラインナップをじっくり見ていくと、

「今年はノーチラスの年」

と単純に片付けるには勿体なさが残ります。

むしろ印象に残るのは、グランドコンプリケーションの厚みや、キュビタスの本格化、そして定番ラインの静かな変化。

それぞれがバラバラに見えながらも、どこか一本の軸で繋がっているように私は感じます。

それがパテックフィリップと言うブランドの奥深さであり、人々の知らないところで点と点が繋がり線にさせる。難解映画の様な奥深さと底知れぬ緻密さ。

それがパテックフィリップだと筆者佐藤は強く思います。

さて、パテック フィリップは2026年、何を変えたのか。それとも、何も変えていないのか。

本記事では新作をただ並べるのではなく、その意図を考えながら読み解いていきます。

目次
  1. 2026年のパテック フィリップ新作は、記念年ではなく転換点だった
  2. 主役はノーチラス50周年モデル
  3. 技術面の頂点は天文複雑機構にあった
  4. キュビタスは流行枠から本流へ移った
  5. アラームウォッチとチャイム機構に見る使える複雑時計の進化
  6. 年次カレンダー30周年は静かな主役
  7. 定番ラインの再解釈も見逃せない
  8. 【考察】2026年新作から見えた、パテック フィリップのブランド戦略
  9. 【考察】2026年新作は誰のための時計なのか
  10. まとめ 2026年は明確な次の時代を表現している

2026年のパテック フィリップ新作は、記念年ではなく転換点だった


ノーチラス50周年という分かりやすいテーマがある以上、「記念モデルの年」と捉えるのは自然なことです。

ただ、実際の新作を一つひとつ見ていくと、どこかそれだけでは説明しきれない違和感があります。

むしろ感じるのは、派手な変化を避けながら、確実に次へ進んでいるという印象です。

強く主張するわけでもなく、しかし確実に方向を変えている。

この微妙なバランスこそが、2026年を単なる記念年ではなく転換点にしているように思えます。

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・パテックフィリップの歴史や象徴を解説
パテック フィリップのロゴに込められた意味とは?ブランドの歴史と象徴を解説

ノーチラス50周年という最大のトピック

まず間違いなく中心にあるのは、ノーチラス50周年です。

話題性という意味ではこれ以上ないテーマであり、実際に多くの人がここに注目しています。

ただ興味深いのは、その見せ方です。

サイズを38mmに落とし、薄型ムーブメントを採用するなど、いわゆる派手さとは逆方向の進化が選ばれています。

なぜここで、あえて控えめな方向に振ったのか。

それは単なる記念ではなく、「ノーチラスとは何か」を改めて定義し直す意図があったのではないかと感じます。

だが本当の見どころは新作全体の厚みにある

一方で、ノーチラスだけを見ていると見落としてしまうのが、今年の新作全体の厚みです。

天文複雑機構、アラームウォッチ、年次カレンダー、そしてキュビタス。

それぞれのカテゴリでしっかりと新作が投入されており、どれか一つに依存していない構成になっています。

これは言い換えれば、「どのラインも手を抜いていない」ということです。

話題性をノーチラスに集めつつ、実際のブランド価値は全体で支える。

このバランス感覚と本物を作るという意思が、まさにパテック フィリップらしさとも言えます。

グランドコンプリケーション、キュビタス、定番ラインまで広がった一年

さらに視野を広げてみましょう。

いきなり総まとめを話すと、2026年は単なる新作の年ではなく、ブランド全体を整えた年とまとめます。

グランドコンプリケーションでは技術の頂点を示し、キュビタスでは次世代の軸を育て、カラトラバやゴールデンエリプスといった定番ラインにも新しい表現を加える。

この動きは偶然ではなく、明確な意図を持った配置に見えます。

つまり2026年は、「今を売るモデル」と「未来を作るモデル」を同時に動かした年。

そう考えると、この新作群は記念ではなく、次の時代への準備として見るべきなのかもしれません。

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パテックフィリップ「5204/1R-001」徹底解説|グランドコンプリケーションが示す技術の頂点と芸術性
パテック フィリップ「グランドコンプリケーション」とは?究極の技術が詰まった高級時計

主役はノーチラス50周年モデル


2026年のパテック フィリップを語るうえで、ノーチラス50周年はやはり避けて通れません。

話題性、希少性、そしてブランドの象徴という意味でも、今回の新作の顔であることは間違いないでしょう。

ただし、その中身を見ていくと、単なる記念モデルではなく「ノーチラスとは何か」を改めて問い直すような構成になっている点が非常に興味深いところです。

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Ref.5610/1P-001 38mmプラチナが象徴する原点回帰

今回の中でも象徴的なのが、38mmのプラチナモデルです。サイズだけを見ると、現代の流れからすればやや小ぶり。

しかし実際には、この控えめなサイズ感こそが強いメッセージになっています。

ノーチラスが持っていた本来のバランスや美しさを、あえて現代に引き戻す。

そのような意図を感じさせる一本であり、「大きさ」ではなく「完成度」で勝負する姿勢が見えてきます。

・ノーチラス プチコン特集はこちら
パテック フィリップ ノーチラス プチコンプリケーション 5722G-001/5724R-001を徹底解説|宝飾 × プチコン × 薄型が融合した希少モデルの魅力とは

41mm限定モデル2種の立ち位置

一方で、41mmの限定モデルも用意されています。こちらは従来のサイズ感を踏襲しつつ、限定性と素材で特別感を演出するポジションです。

興味深いのは、この2つのサイズがどちらかが正解ではなく、あえて並べられている点です。

選ぶ側に委ねる構成にすることで、ノーチラスというモデルの多面性をそのまま提示しているようにも感じられます。

なぜ今、38mmなのか

ここで気になるのは、なぜ今あえて38mmなのかという点です。

一つの私の考察として、ここ数年の大型化の流れに対する疑問を露わにしているのだと思います。そして、ただそれだけでなく、パテック フィリップが重視しているのは、腕に乗せたときの完成度やバランスなのではないかと感じます。

つまりサイズはトレンドではなく、本来の美しさのための手段に戻ったということです。

もしそうだとすれば、この38mmは単なるサイズの話ではなく、パテック フィリップが次の時代に何を大切にするのかを示した、一つの答えなのかもしれません。

薄さ・装着感という新基準

今回のノーチラスを見ていて強く感じるのは、「サイズ」以上に薄さと装着感が重視されているという点です。

特にCal.240を搭載した薄型設計は、数値以上に腕に乗せたときの収まりの良さを意識しているように感じられます。

ここ数年はケースサイズの大きさが注目されがちでしたが、2026年は明らかにその流れとは異なる方向です。大きく見せるのではなく、自然に馴染むこと。その結果として生まれる上品さや快適さこそが、新しい価値基準として提示されているようにも思えます。

つまりパテック フィリップは、「見せる時計」から「身に着ける完成度」へと軸を移し始めているのかもしれません。

・パテック×ティファニー夢のコラボ
「ティファニー×パテック・フィリップ」夢のコラボモデルとその魅力を徹底解説

技術面の頂点は天文複雑機構にあった


2026年のパテック フィリップを語るうえで、ノーチラスが入口だとすれば、技術面の頂点は間違いなくこの天文複雑機構にあります。

むしろ今年の本質は、こちらにあるのではないかと感じるほどです。

見た目のインパクト以上に、「なぜこれを今出したのか」を考えると、パテック フィリップの思想が見えてきます。

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Ref.6105G-001 セレスティアル 今年を象徴する技術作

Ref.6105G-001 セレスティアルは、単なる新作というより今年の技術的な象徴といえる存在です。

文字盤に広がる星空の表現、そこに組み込まれた複雑な天文情報。

視覚的な美しさに目を奪われがちですが、本質はその裏側にある圧倒的な計算と機構にあります。

ここまでの機構をあえて静かに出してくること自体が、パテックフィリップが最高のブランドと言われる所以です。

日の出・日の入り表示の革新性

このモデルの核心は、まさに日の出・日の入りという日常の時間を機械式で表現している点にあります。

従来の複雑機構は、どこか非日常的で「理解するための機能」になりがちでした。しかしこの機構は違います。

日の出や日の入りは、誰もが体感している時間です。

つまりこれは、複雑機構を感覚に近づけたとも言える進化です。

ここに、パテック フィリップの新しい方向性を感じるのは私だけでしょうか。

実用性とロマンをどう両立したのか

天文時計というと、どうしてもロマン寄りの存在に思えて、実用性とははるかに距離があるように感じる人も多いはずです。

しかし今回のセレスティアルは、そのバランスが絶妙で、視覚的な美しさや宇宙的なロマンを持ちながら、時間という現実の中にしっかりと機能として組み込まれている。

つまりこれは、眺める時計でもあり、使う時計でもある。

パテック フィリップは2026年、技術の高さを見せつけるのではなく、「どう使われるか」まで含めて設計してきた。

そう考えると、このモデルの見え方も少し変わってくるのではないでしょうか。

・芸能人からも愛されるパテック特集
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キュビタスは流行枠から本流へ移った


キュビタスは登場当初、「新しいデザインの提案」という側面が強く、どこか様子見のコレクションという印象もありました。

しかし2026年の新作を見ると、その立ち位置が明確に変わったように感じます。

もはや実験的な存在ではなく、パテック フィリップの中核に組み込まれ始めている。

その転換点が、今年だったのではないだろうか。と新作モデルを見て思います。

Ref.5840P 初の永久カレンダー搭載キュビタス

Ref.5840Pは、キュビタスに初めて永久カレンダーを搭載したモデルであり、この事実だけでも、ブランドの意図はかなり明確です。

永久カレンダーは、パテック フィリップにとってまさに格を象徴する機構。

その機能をキュビタスに与えたということは、このコレクションを一時的な存在ではなく、長期的に育てていく意思表示とも受け取れます。

つまりこれは、新作というより昇格に近い出来事です。

スクエアケース専用ムーブメントの意味

キュビタスの特徴であるスクエアケースは、単なるデザイン上の違いではありません。

本来、時計のムーブメントは丸型が基本であり、それを四角いケースに収めるには制約が多くなります。

それにもかかわらず専用設計で成立させているという点に、このモデルの本気度が表れています。

言い換えれば、「形に合わせた中身」ではなく、「形そのものを成立させるための設計」であり、ここにパテック フィリップの美意識と技術力の両方が凝縮されているように感じます。

ノーチラスの次を担うコレクションになるのか

ではキュビタスは、ノーチラスに代わる存在になり得るのでしょうか。

現時点ではまだ評価が定まりきっていないのも事実です。

ただ今回のように、複雑機構を搭載し、本流へ引き上げる動きを見せている以上、ブランドとしてはそのポジションを視野に入れている可能性は高いでしょう。

ただし、ノーチラスのように圧倒的な象徴になるかは別の話です。

むしろキュビタスは、ノーチラスとは違う価値観をもち、より現代的で、少しエッジの効いたラグジュアリーを担う存在として育てられているのかもしれません。

アラームウォッチとチャイム機構に見る使える複雑時計の進化


パテック フィリップの複雑機構といえば、これまでは技術の頂点として語られることが多く、どこか日常から切り離された存在でもありました。

しかし2026年の新作を見ると、その印象が少し変わってきます。今回のアラームウォッチは、単なる機構の複雑さではなく、「どう使われるか」まで意識された設計になっているように感じられます。

つまりパテックフィリップの複雑機構は、見せるものから使うものへと進化しているのかもしれません。

Ref.5322G-001の位置付け

Ref.5322G-001は、グランドコンプリケーションの中でも少し異なる立ち位置にあります。

永久カレンダーやトゥールビヨンのように視覚的に分かりやすい凄さではなく、アラームという日常に近い機能を、極めて高いレベルで成立させている点が特徴です。

このモデルは、技術を誇示するというよりも、「どう使われるか」に重きを置いた一本で、私の考察でいくと、2026年の流れを象徴する存在とも言えます。

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防水性とアラームを両立させる発想

機械式アラームと防水性。

この2つは本来、相反する要素です。

なぜならば、音を外に響かせるためには構造的な開放性が必要であり、防水性とは基本的に相性が良くありません。

しかしパテックフィリップでは、その両立が図られています。

ここで重要なのは、「できるかどうか」ではなく、「やる意味があるかどうか」だと感じます。

日常で使う時計である以上、ある程度の防水性は求められますが、その前提に立ったうえで、あえて難しい構造に挑戦している点に、パテック フィリップの思想と情熱を感じることができますね。

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パテック フィリップは複雑機構を日常に近づけている

こうした流れを見ていくと、パテック フィリップは複雑機構の在り方そのものを少しずつ変えているように感じます。

これまでは所有する価値が強かった複雑時計に対して、2026年は使う価値を重ねてきた。

もちろんすべてが実用的になるわけではありません。しかし少なくとも、「日常の中でどう機能するか」という視点が加わったことは間違いありません。

そしてやはり、これらのことから、このアラームウォッチは単なる新作ではなく、パテック フィリップの思想の変化を示す一本なのだと私は確信しています。

年次カレンダー30周年は静かな主役


2026年の新作を語るうえで、ノーチラスやキュビタスのような分かりやすい話題に目が行きがちです。

しかし少し視点を変えてみましょう。

すると、年次カレンダー30周年という節目もまた、見逃せない重要なテーマであることに気づきます。

むしろこちらは、派手ではないがパテックフィリップの思想や思考的には本質という意味で、ブランド要素が最も表れている領域なのかもしれません。

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コンプリケーション 高級腕時計の通販・販売 – ゆきざき

・アニュアルカレンダーとは?
パテック フィリップ「アニュアルカレンダー」の機能と魅力を解説

1996年の特許から30年

年次カレンダーは1996年に特許を取得した、パテック フィリップを象徴する実用複雑機構のひとつです。

月ごとの日数の違いを自動で調整し、年に一度の修正だけで済むこの機構は、複雑さと実用性のバランスが非常に優れています。

30年という節目を迎えた今、改めてこの機構に光を当てることは、単なる記念ではなく「自分たちの強みは何か」を再確認する動きにも見えてきます。

Ref.5396R / 4946Gの進化

Ref.5396Rや4946Gといったモデルは、一見すると大きな変化は感じにくいかもしれません。

しかし細部を見ていくと、視認性やバランス、仕上げの完成度が着実に引き上げられていることが分かります。

これは進化していないのではなく、完成度を高め続けているという進化です。

派手な刷新ではなく、積み重ねによる深化。

このアプローチこそ、パテック フィリップの真骨頂とも言えるでしょう。

派手ではないが、パテックらしさが最も出る領域

年次カレンダーは、永久カレンダーほどの華やかさはありません。

しかしその分、日常の中で自然に使える実用性と、時計としての完成度が際立ちます。

2026年の新作全体を見渡したとき、この領域にこそパテック フィリップの本音があるのではないかと感じます。

流行を追うのではなく、自分たちの価値を磨き続ける。
その姿勢が最も色濃く表れているのが、この年次カレンダー30周年だと私は思うのです。

定番ラインの再解釈も見逃せない


2026年の新作を見ていて、正直に思ったことがあります。

「結局、パテック フィリップはここなんだな」と。

ノーチラスもいい。複雑機構も凄い。

でも最後に残るのは、カラトラバやゴールデンエリプスのような計算した引き算を極めた時計なんですよね。

そして今年は、その究極の引き算で残った時計が、やけに意味深に見える一年でした。

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カラトラバ Ref.7200/50G-001/Ref.7200/50G-012

カラトラバって、変わらない時計の代表みたいに言われますよね。

でも今回見ていて思ったのは、
「これ、変えてないんじゃなくて変え方が究極にうまいだけだな」ということです。

色味、質感、光の出方。
一見すると気づかないレベルの調整なのに、ちゃんと今っぽい。

これ、色々な時計を見ていますが、本当に難しいことだと思うのです。

トレンドに寄せすぎればカラトラバじゃなくなるし、守りすぎれば古くなる。
そのギリギリを足して引いてを繰り返し、このようになる。

派手ではないが、こういう仕事が一番ブランド力を感じます。

・カラトラバ商品一覧はこちら
カラトラバ 高級腕時計の通販・販売 – ゆきざき

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パテック フィリップ「カラトラバ」とは?ブランドを象徴するクラシックモデルの魅力

ゴールデンエリプス Ref.5738G-001の意味

正直に言うと、ゴールデンエリプスって分かりにくい時計です。

でも、それがいい。

むしろ今回強く感じたのは、

「これは分かる人だけに向けてるな」という潔さです。

流行に乗る気もないし、説明する気もない。
ただ美しいと思うものをそのまま出している。

ここまで振り切れるブランド、正直かなり少ないです。

ノーチラスが外に開いた時計だとしたら、
ゴールデンエリプスは内に閉じた時計。

この対比が、2026年はやけに鮮明でした。

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パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)の新品中古 腕時計通販・販売 – ゆきざき

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パテック・フィリップの懐中時計とは|名作モデルとその魅力を徹底解説

【考察】パテック フィリップは古い定番をどう新しく見せたか

ここ、私としてはかなり面白いポイントなので、考察として書きます。

普通のブランドなら、

 「新しくする=デザインを変える」になりがちです。

でもパテック フィリップは違う。

「変えないことで、新しく見せている」と感じるのです。

サイズはほぼ変えず、デザインも崩さない。
にも関わらず、今っぽく見える。

そして、この矛盾みたいなことを、普通にやってくる。

正直、そこまで時計愛好家でも考察する人は少ないでしょう。

私はブランドの奥底の狙いや戦略まで考えるのが好きです。

そして、たぶんこれ、狙ってやってます。

なぜかというと、
「長く持つ時計」って、結局こういうものだからです。

トレンドで買った時計って、飽きるんですよね。

時計以外でも、服やロゴが主張されたバッグ。
でも、変わらない時計って、なぜかシンプル。

2026年のパテック フィリップは、その残る側の時計も、しっかり更新してきた。

派手で目立つ新作より、むしろこっちの方が怖いなと思いました。

【考察】2026年新作から見えた、パテック フィリップのブランド戦略


2026年の新作を見ていて感じたのは、

「主役がはっきりしているのに、主役に依存していない」という不思議な構成です。

ノーチラスで注目を集めつつ、本質は別で語る。
このバランスに、パテック フィリップの意図が見えてきます。

なぜノーチラスは主役でありながら主役ではないのか

ノーチラスは間違いなくブランドの顔です。
これは否定しようがありません。

でも今回、少し扱いが違う気がしませんか?

サイズは38mmへ回帰し、デザインは控えめで構成上も圧倒的主役感がない。

これ、かなり意図的だと思っています。

つまりパテック フィリップは、
「ノーチラスに頼りすぎないブランド」にシフトしていると考えます。

言い換えると、ノーチラスは集客装置として使いつつ、ブランドの本体は別で見せているのだと。

まさに、人気モデルに依存すると、そのモデルがブランドの限界になります。

でも今回の構成は違う。

ノーチラスはあくまで入口であって、それがすべてではない。

そのバランスを、かなり意識しているように私は感じます。

キュビタスは本当に次の主役になり得るのか

キュビタスにパーペチュアルカレンダーを載せてきた時点で、
「これは本気だな」と感じた人も多いはず。

でも同時に、こうも思いませんか?

「これ、ノーチラスの代わりになるのか?」と。

結論から言うと、 同じ役割にはならないと思います。

ノーチラスは、あまりにも完成されすぎていますね。
デザイン、知名度、資産性、全部が揃っている。

一方キュビタスは、もっと違うポジションです。

少しクセがあり、分かりやすくはないが、確実に新しい。

つまりこれは、次の主役ではなく、次の価値観を作るモデルなんじゃないかと思います。

ノーチラスの後継ではなく、別軸の柱。

だからこそ、いきなり主役にはならないが、でも、気づいたら重要な存在になっている。

そんな育て方をしているように見えます。

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パーペチュアルカレンダー 高級腕時計の通販・販売 – ゆきざき

・パーペチュアルカレンダーとは?
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【考察】2026年新作は誰のための時計なのか


2026年のパテック フィリップ新作を見ていると、「万人に向けている」というよりも、それぞれが明確な相手を持っているように感じます。

つまり、売れる時計ではなく、選ばれる時計を並べた年だと思います。

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ノーチラスは欲しい人ではなく理解している人に向けられている?

ノーチラスは依然として人気モデルですが、今回の38mm回帰は少し違う方向を向いています。

単純に「欲しい」ではなく、なぜこのサイズなのかを理解できる人に向けている設計です。

これは数を広げるというより、あえて層を絞る動きにも見えます。

複雑機構はコレクションか、それとも実用品か

天文機構やアラームは、従来であれば時計愛好家のコレクション目的が中心でした。

ただ2026年モデルは、圧倒的に実用的に寄せてきていると思います。

つまり今は、「所有するための時計」から「使うための時計」への途中段階にあるように見えます。

この曖昧さこそが、今のパテックらしさかもしれません。

キュビタスは新規顧客を狙ったモデルなのか

キュビタスは明らかに既存の延長線ではないモデルです。

スクエアケース、デザインのクセ、そして今回の機構。
どれも従来のパテックとは少し違う。

だからこそ、新規層を取りにいく入口モデルの役割も担っていると考えられます。

ただしそれだけで終わらず、将来的にはブランドの中核へ育てる意図も感じられます。

これはあくまで、私の考察ではありますが、かなり戦略的なポジションです。

まとめ 2026年は明確な次の時代を表現している


2026年のパテック フィリップ新作は、派手な変化こそ少ないものの、その中身を見ていくと確実に次の時代を示している年でした。

ノーチラスで注目を集めながらも依存せず、複雑機構でブランドの格を示し、キュビタスや定番ラインで未来を準備する。

この構成は偶然ではなく、明らかに意図されたものです。

つまり2026年は、「今売れるもの」だけでなく、「これからどうあるべきか」を同時に提示した年です。

一見すると静かですが、その裏では確実に方向が変わっている。

そんな転換点として、記憶よりも記録に残る新作だったのではないでしょうか。

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この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長

1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。

初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。

■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター




       
   
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