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ロレックスのベルトやブレスレットのサイズ調整方法を解説|ブレスレット別におすすめモデルも紹介

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腕時計を長時間つけていると、ベルトが緩く感じたりきつく感じたりする方もいるのではないでしょうか。

ロレックスの腕時計はベルト部分を自分で調整できますが、ブレスレットの種類によって調整方法が異なります。

そこで今回は、ロレックスのブレスレットの種類やベルトの調整方法について解説します。また、調整するときのポイントや、ブレスレットの種類別のおすすめモデルも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ロレックスのブレスレットの種類


ロレックスのブレスレットにはさまざまな種類があり、使用されている素材によって装着感や見た目、耐久性が異なります。

ロレックスのブレスレットの主な種類は以下の5つです。
・ ジュビリーブレスレット
・ オイスターブレスレット
・ プレジデントブレスレット
・ パールマスターブレスレット
・ オイスターフレックス・ブレスレット

各ブレスレットの特徴について解説していきます。

ジュビリーブレスレット

ジュビリーブレスレットは5連リンクで構成された、華やかなデザインが特徴のブレスレットです。上品な見た目であることから、ドレスウォッチのブレスレットに多く採用されています。

ジュビリーブレスレットは一つひとつのコマが小さく接続部が多いため、腕にしっかりとフィットし、長時間着用していても快適なつけ心地を保てる点がメリットです。

しかし、コマが小さい分、経年劣化によりブレスレットのたるみが生じやすいデメリットがあります。また、3連リンクのオイスターブレスレットと比べると堅牢性がやや劣ります。

オイスターブレスレット

オイスターブレスレットは非常に堅牢な金属で構成された、3連リンクのブレスレットです。

また、一つひとつのコマが大きいため、スタイリッシュでスポーティな印象を与えます。1930年代に発表されて以降は、ロレックス定番の人気モデルであるサブマリーナやデイトナ、エクスプローラーにも採用されるなど、ロレックスで最も代表的なブレスレットです。

オイスターブレスレットにはステンレスやプラチナ、ゴールドなど、さまざまな素材が使用されており、クラスプ(ブレスレットを留めるバックルの一種)のバリエーションも豊富にあります。

多くの選択肢の中から選べる点も魅力といえるでしょう。

プレジデントブレスレット

ロレックスの最高級モデルであるデイデイトの発売に合わせて、1956年に開発されたのがプレジデントブレスレットです。

プレジデントブレスレットは半円形の3連リンクで構成されており、真ん中のブロックは鏡面仕上げとなっているため、高級感がありドレッシーな印象を与えてくれます。

デイデイトの発表当時、アメリカ大統領であったアイゼンハワー氏に贈られたことをきっかけに「プレジデントブレスレット」と呼ばれるようになりました。

その後は、デイデイトを着用することが一種のステータスとなり、「成功者の証」というイメージが定着して日本でも絶大な人気を誇っています。

パールマスターブレスレット

パールマスターブレスレットは、1992年に発表されたパールマスターの専用ブレスレットとして登場しました。

パールマスターは、ダイヤモンドやルビー、エメラルドが使用されたラグジュアリーでゴージャスなモデルです。ブレスレットにはエバーゴールドやイエローゴールド、ホワイトゴールドといった18K素材のみが使用され、5連リンクで構成されています。

丸みを帯びたやわらかなシルエットが特徴的で、表面は光沢感の少ないマット仕上げなのも魅力です。安定した装着感があり、手首に心地よくフィットするブレスレットです。

オイスターフレックス・ブレスレット

オイスターフレックス・ブレスレットは、2015年発表のヨットマスターに採用された、ロレックス唯一のラバーブレスレットです。

チタン・ニッケル合金のブレードを、弾力性豊かな「エラストマー」でコーティングしているため、金属製に匹敵するほどの高い耐久性や、柔軟で快適なつけ心地を実現しています。

また、ブレスレットの内側の部分に「縦方向クッションシステム」が備わっている点も特徴の一つです。

縦方向クッションシステムはロレックスが独自開発し、特許を取得した技術で、腕時計業界からも注目を集めています。他のラバーベルトよりもさらに快適で安定した装着感が魅力です。

ロレックスのイージーリンク付きベルトの調整方法


現行のロレックスには、自分で簡単に5mm程度サイズを調整できる「イージーリンク」と呼ばれる機能がついています。

イージーリンク付きベルトの場合、特別な工具がなくても数十秒ほどで簡単にサイズ調整が可能です。「少しきついかな」と感じたときは自分で軽く調整してみましょう。

イージーリンクの調整は以下の手順で行います。

【イージーリンク付きベルトの調整方法(5mm延長する場合)】
1. バックル(クスラプ)の内側部分にあるベルトを倒してロックを解除する
2. 折りたたみ式のイージーリンクを外して伸ばす
3. しっかりとはめ込んで調整完了

反対に、ロックを解除して内側に折りたたんではめ込むと、折り返した分の5mmほどベルトの長さを短く調整できます。

イージーリンクのないロレックスのベルトの調整方法


ロレックスの旧型ブレスレットにはイージーリンクがついていないため、工具なしではサイズを調整できません。

バネ棒外しなどの尖った工具を使用し、バンドとバックルをつないでいるバネ棒をずらしてサイズを調整します。

【イージーリンクなしベルトの調整方法】
1. バネ棒の中心の溝に、バネ棒外しを押し込んでバネ棒を外す
2. バネ棒が外れたら調整したい穴にずらす
3. バネ棒外しでバネ棒を押し込み、両側ともはめ込む
4. ベルトを両側から引っ張り、バンドとバックルがしっかりとつながっていることを確認したら完了

バネ棒がないモデルの場合は、ブレスレットの薄いプレートを引っ張って調整する、ベルトのネジをドライバーで外して調整するなど、ベルトの種類により調整方法が異なります。

腕時計のベルトを調整する際のポイント


ベルトは、少し余裕をもたせて緩めに調整すると快適に着用できます。目安としては、ベルトの部分に小指か人差し指が入る程度がおすすめです。金属ベルトと腕が完全に密着した状態になっていると、窮屈なだけでなく、汗が部品に侵入して腐食やサビ、故障の原因となりかねません。

ベルトのサイズ調整は、ベルトの種類に応じた方法をしっかりと学べば自分で行うことも可能です。しかし、知識や技術がないまま工具を使用して自分で調整すると、ベルトだけではなく本体までキズをつけてしまうおそれがあります。自分で調整するのが不安な方は、時計修理専門店へサイズ調整を依頼しましょう。

ロレックスのブレスレット調整は専門店へ依頼するのがおすすめ


ロレックスのブレスレットを調整したい場合は、ロレックスを購入した店舗、もしくは時計修理店に依頼するのが安心です。

ロレックスを購入した店舗に依頼する場合は、購入したときのレシートや保証書を持参すると、無料で対応してもらえるケースがほとんどです。そのため、購入後のレシートや保証書は大切に保管しておきましょう。

時計修理店に依頼する場合は、500〜3,000円程度の料金がかかります。ただし、メーカーや時計の種類によって費用は異なり、高い技術が必要になると高くつくケースもあります。依頼したい店舗へ、事前に金額を確認しておきましょう。

再調整の依頼時に必要なこと

ベルトの調整後、実際に着用してみて「ベルトをもう少し調整してもらいたい」という場合は、以前調整したときに外したコマを必ず持参しましょう。

サイズを大きくしたいときや微調整するときに、以前のコマが必要になるケースがあるためです。

また、脱落防止として使用する割りピンがサビているときには、以前のものを使用することもあります。

調整を依頼したときに外したコマをどこに保管したかわからない場合や、紛失してしまった場合は、事前に店舗へ相談しましょう。

ブレスレット別おすすめのロレックスを紹介


ロレックスのブレスレットにはさまざまな種類があり、どれも素材やデザインにこだわって作られています。

ここでは、ロレックスのこだわりが詰まったブレスレットを採用した、おすすめの商品を3つ紹介します。

デイトジャスト 36 オリーブグリーン パームモチーフ 126234(ジュビリーブレスレット)

このモデルは、5つの連結リンクが特徴的なジュビリーブレスレットを採用し、快適な装着感とともに、耐久性にも優れているモデルです。

独特なオリーブグリーンの文字盤は、自然の美しさを象徴するヤシの葉のモチーフで飾られ、日差しの下で見ると、その輝きに感動することでしょう。この繊細なデザインは、ロレックスの卓越した職人技の証であり、どの角度から見てもその美しさが際立ちます。

また、ジュビリーブレスレットは、その流麗なラインと高級感溢れる仕上がりで、デイトジャスト 36をいっそう引き立てます。日常の装いに洗練さを加えるだけでなく、特別な場面でもその存在感を放つ、多様なスタイリングに対応する逸品です。

この時計は、ロレックスの厳格な品質基準をクリアした上で、最高級の素材と技術を駆使して製造されており、長年にわたって愛用できる耐久性と信頼性を備えています。

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ヨットマスターII 116680(オイスターブレスレット)

この時計は、2013年のデビュー以来、ヨットレースの世界でその名を轟かせています。2017年のマイナーチェンジを経て、現行モデルはさらなる進化を遂げました。

ヨットマスターIIシリーズは、ヨットレースの厳しい条件下での使用を想定し、耐久性と機能性を極限まで追求しているシリーズです。その結果、ハイエンドモデルとしての地位を不動のものとしています。

針には、輝きを放つ18Kホワイトゴールドを採用。高級感溢れるその姿は、所有する喜びをいっそう深めてくれます。特徴的なブルーベゼルは、視認性と操作性を兼ね備え、1分から10分までのプリセットカウントダウン機能を搭載しているのも特徴です。

ケースには、オイスタースチールを使用しています。この素材は、航空機の製造やハイテク産業での使用に耐えうる強靭さを持ち、マリンスポーツの過酷な環境下でもその美しさを保ち続けるでしょう。

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デイデイト 36 118296A(プレジデントブレスレット)

このモデルは、プラチナという最も希少で純粋な金属を贅沢に使用し、ケースと文字盤には手作業で丁寧にセットされたダイヤモンドが輝きを放つモデルです。アイスブルーのダイヤルは、見る者の心を惹きつける爽やかさと、ロレックスの伝統的な美学を表現しています。

ムーブメントには、ロレックス独自のキャリバー3155を搭載。この高精度ムーブメントは、曜日と日付のインスタントチェンジ機能を備え、日々の生活をスムーズに彩ります。プレジデントブレスレットは、その名のとおり、プレジデンシャルな印象を与えるロレックスの象徴的なデザインです。半円形の3列リンクは肌に優しくフィットし、長時間の装着でも快適性を損なうことはありません。

プレジデントブレスレットがもたらす独特の存在感と、ロレックスが誇る精密技術の融合は、まさに至高の1本といえるでしょう。

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ロレックスのブレスレット調整は専門店に依頼しよう


現行モデルのロレックスには「イージーリンク」機能がついており、自分で簡単にベルトのサイズ調整が可能です。

しかし、旧モデルでイージーリンクがない場合は、自分で調整するとキズをつけてしまったり故障させたりするリスクがあるため、時計修理店へ依頼することをおすすめします。

手首周りは季節によってむくみが生じ、サイズが変わりやすい部分です。手首にも腕時計にも負担がかからないよう、快適なサイズへ小まめに調整しましょう。

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