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ロレックスの価格が値上がりした理由とは|価格の推移や高騰理由を解説

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高級時計として世界的に人気があるロレックスですが、近年は半年に1回のペースで価格改定を繰り返しています。

ロレックスの定期的な値上げには、為替相場の影響以外にもさまざまな原因が関わっています。
そこで今回は、ロレックスの値上がりの理由や、値上がりしたモデル、今後の価格改定予想について詳しく解説します。

ロレックスが値上がりする主な要因とは


ロレックスが値上げを繰り返している主な要因は以下の4つです。

・ 為替相場の変動
・ 原油価格の高騰
・ 世界的な需要拡大
・ 金価格の上昇

それぞれの要因について、どのような背景があるのかを解説していきます。

為替相場の変動

ロレックスはスイスのブランドですが、日本への輸入時には米ドルで取引されていることから、ロレックスの価格は為替相場の影響を受けます。

一般的に、円高・ドル安の状況では輸入品の価格が安くなり、一方で円安・ドル高になると価格は高くなります。

とくに近年は円安・ドル高の状況が続いている影響で、日本では輸入品の価格の上昇傾向が続いている状況です。

原油価格の高騰

ロレックスの製造や輸送に欠かせない原油価格の高騰も値上がりに影響しています。2020年以降よりコロナ禍や、2022年のロシアによるウクライナ侵攻、2023年10月より発生したイスラエル・ハマスの武力衝突に伴う中東情勢の影響により原油価格が高騰し、ガソリンや電力を必要としているすべての業種に影響がでているのが現状です。

一つひとつの部品が少しずつ値上がりしたことで、ロレックスの値上げも避けられなくなりました。

さらに、原油は飛行機や車などにより輸送に必要な燃料であることから輸送コストも上昇し、ロレックスを含めた輸入品の価格は右肩上がりとなっています。

世界的な需要拡大

ロレックスは一つずつ手作業で製造されていることから、生産量はそれほど多くありません。生産量が限られているにもかかわらず、ロレックスは世界中の愛好家から高い需要があり、生産が間に合っておらず、常に品薄の状態が続いている状況です。

とくに、海外セレブや芸能人が着用しているモデルはすぐに品薄状態となり、正規店でも入手困難な状況が続いています。

また、中国で富裕層を中心に貴金属や高級時計の購入が積極的になっていることも大きな要因です。ロレックスも生産体制を拡充して対応していますが、それ以上に需要が高まっているため、中古市場では定価よりも高額な価格で取引されるモデルも多く見られます。

金価格の上昇

2024年6月6日発表の金の店頭小売価格は13,033円/gですが、2000年の金の価格は1,100円前後で推移していました。ロレックスには文字盤やブレスレットに金を使用しているモデルが多くあり、金の価格上昇が値上がりに影響を与えています。

また、金だけでなくプラチナの価格も近年値上がり傾向が続いているため、プラチナを使用したモデルも値上がりが続いている状況です。

値上がりしたロレックスの主なモデル一覧


ロレックスの歴史は長く、現在までに多くのコレクションが生み出されてきました。なかには、すでに生産が終了している貴重なものもあり、資産価値が高まっています。

ここからは、販売当時よりも値上がりしたロレックスのモデルの一部をご紹介します。

コスモグラフ デイトナ 16520

コスモグラフ デイトナ 16520は、1963年にカーレースの世界に敬意を表して誕生しました。とくに「Ref.16520」は、1989年から2000年にかけて製造された第4世代のモデルであり、ロレックスの歴史の中でも重要なモデルです。

この時期に製造されたデイトナは、手巻きムーブメントから自動巻きムーブメントへと進化を遂げました。特筆すべきは、その自動巻きムーブメントにゼニス社製のエル・プリメロが採用されていたことです。このムーブメントは、その精度と耐久性で知られ、時計業界における最高峰の技術とされています。

「Ref.16520」は、現行モデルと比較してもデザインの面で大きな変更は見られませんが、それがむしろ長年にわたるデイトナの伝統と品質を象徴しているといえるでしょう。生産終了後もその人気は衰えることなく、中古市場ではプレミア価格がつけられるほどの希少価値を持っています。

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サブマリーナー デイト 116610LV

ロレックスのサブマリーナー デイト 116610LVは、ロレックスが誇る卓越した技術力と革新的なデザインの融合を象徴しています。

鮮やかなグリーンの文字盤は、ただ目を引くだけでなく、暗闇の中でも優れた視認性を提供してくれます。また、耐久性に優れたオイスタースチールをケースとブレスレットに使用している点も特徴です。

さらに注目すべきは、グライドロック・エクステンションシステムを備えたブレスレットです。これにより、ダイビングスーツの上からでも、ブレスレットの長さを簡単に調整できるため、ダイバーにとって理想的な機能を備えているモデルといえるでしょう。

Ref.116610LVは、その希少性とデザインの美しさから、コレクターの間で高い評価を受けており、市場価格は定価の2倍以上に達しています。このモデルは、投資としても、その価値を確実に高めていくことでしょう。

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エクスプローラー 36 124270

最新モデルであるRef.124270は、2021年に発表され、伝統的なデザインを継承しつつも、現代のニーズに合わせた36mmケースに進化を遂げています。

このモデルは、耐久性に優れたオイスタースチールを使用し、極限環境下でもその性能を発揮できます。また、夜光塗料を施したアワーマーカーと針は、暗闇の中でも優れた視認性を提供してくれるでしょう。

日本市場においても、その洗練されたサイズ感は多くのコレクターから高い評価を受けており、Ref.124270は現在、市場での需要が供給を上回る状況にあります。その結果、定価を超えるプレミア価格での取引が行われているのが現状です。

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ヨットマスター 40 116622

Ref.116622は、2012年から2019年にかけて製造された、洗練されたデザインと機能性を兼ね備えた逸品です。ステンレススチールとプラチナの絶妙な融合によるロレジウム仕上げは、モデルチェンジを経てもなお、時を超えた魅力を放ちます。

セーリングの計測を容易にするために設計された両方向回転ベゼルは、サンドブラスト仕上げの数字とポリッシュ仕上げの目盛りが、高級感を際立たせることに一役買っています。Ref.116622は、文字盤のカラーバリエーションによっても価値が変動し、とくにダークロジウムカラーは2016年の登場以来、その希少性から高値で取引される傾向です。シルバーやブルーの文字盤も、それぞれ独自の魅力と価値を持ち、コレクターたちの間で高い評価を受けています。

このRef.116622は、ただの時計ではなく、所有する喜びを感じさせるアイテムです。

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ミルガウス 116400GV

1956年の登場以来、ロレックス ミルガウスはその卓越した耐磁性能で知られ、科学技術の最前線で活躍する専門家たちから絶大な信頼を得てきました。その革新的な技術力は、2007年に発売された記念モデル「Ref.116400GV」にも受け継がれています。

このモデルは、独特の稲妻形状の秒針が特徴で、ロレックスの伝統的なデザインにモダンなタッチを加えています。グリーンサファイアクリスタルの採用が、この時計の独自性をいっそう際立たせているのも特徴です。

生産終了後の希少性の高まりと共にその価値は急速に上昇しており、現在ではコレクターや時計愛好家の間で、定価の1.5倍から2倍近い価格で取引されることも珍しくありません。

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GMTマスターII 126710BLRO

GMTマスターIIは、1982年にパイロットや頻繁に海外を旅する方に最適な時計として誕生しました。このコレクションの最大の特徴は、二つの時間帯を表示できる機能です。

2018年に発売された「Ref.126710BLRO」は、GMTマスターIIの第4世代モデルに位置づけられます。特徴的な赤と青のベゼルは、愛好家の間で「ペプシ」という愛称で親しまれています。

最大70時間持続するパワーリザーブと、最新技術の「Cal.3285」ムーブメントを搭載しており、革新的な「クロナジー・エスケープメント」によってエネルギー効率と耐磁性が向上しているのも特徴です。

「Ref.126710BLRO」はその人気と希少性から、市場では定価の2倍以上のプレミア価格がつけられることも珍しくありません。

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ロレックスの価格改定による影響や今後の予想


ロレックスは近年、値上がりを続けていますが、たび重なる価格改定によりロレックス市場にはどのような影響があるのでしょうか。

ここでは、価格改定による相場への影響や今後の価格改定予想について解説します。

ロレックスのこれまでの価格改定の歴史

ロレックスは2015年の価格改定の後、しばらくは値上げがありませんでした。

しかし2019年10月に値上げをして以降、2020年1月、2021年8月、2022年1月と9月、2023年1月と9月と、毎年値上がりを続けています。

また直近では、2024年1月1日にも価格改定が行われました。

さらに、ロレックスのメンテナンス費用も価格改定があり、2023年にはオーバーホール費用も値上がりをしています。

2024年の今後の価格改定予想

過去3年間の価格改定の時期を考えると、2024年も9月ごろに価格改定が行われることが予想されます。上げ幅は約10%と考えられていますが、大きな改良がなければ縮小される可能性もあるでしょう。

一方で、2019年からの値上げの繰り返しにより、現在はかなり強気な値段設定であることから、価格改定はされないのではないかという見方もあります。

いずれにせよ、新作や改良の有無、需要と供給のバランスの変化が、今後の価格に大きく影響することは確かです。引き続きロレックスの動向をチェックしておきましょう。

ロレックスの値上がりの動向に注目しよう


ロレックスは近年の物価上昇や円安などの影響によって値上がりしています。さらなる性能アップを目指して改良を重ねることで、今後も価格改定を行う可能性が高いです。

それでも、ロレックスの需要は高まっており、中古市場でも手に入りにくいため、気になるモデルを見かけた際は早めに手に入れることをおすすめします。

また、ロレックスをお持ちの方は、購入時よりも高い値段で買い取ってもらえる可能性もあるため、ぜひ一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

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