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ロレックスのグリーンサブを高く売るには?買取価格の相場と高価買取のコツを解説

ロレックスの中でも圧倒的な人気を誇る「サブマリーナ」。ダイバーズウォッチの原点といわれるその存在は、耐久性・防水性・デザイン性すべてにおいて完成度が高く、世界中の時計愛好家を魅了し続けています。素材やカラー、デイト機能の有無によっても相場が大きく異なり、買取価格はモデル次第で数十万円単位の差が生じることも。この記事では、2025年最新のサブマリーナ買取相場や、人気モデルの特徴、高く売るためのポイントを時計専門家の視点で詳しく解説します。

ロレックスグリーンサブマリーナの人気の理由とモデル概要


ロレックスのサブマリーナには、ブランドカラーのグリーンを大胆に取り入れた特別モデルが存在します。ここでは、その誕生背景と進化の軌跡、そしてコレクターから愛され続ける理由を解説します。

サブマリーナ誕生50周年を記念した特別モデル

グリーンサブマリーナは、2003年にサブマリーナ誕生50周年を記念して登場したRef.16610LVが原点です。

従来のブラックベゼルをグリーンに変更し、ロレックスの技術力と遊び心を象徴する一作として高い評価を得ました。このモデルは限定的な生産で、独自のグリーンアルミベゼルとブラックダイヤルのコントラストが特徴。

発売当初は異色とされながらも、今ではアニバーサリーモデルとしてプレミア化し、世界的なコレクター需要を集めています。

ロレックスのブランドカラーであるグリーンを採用

グリーンはロレックスのコーポレートカラーであり、「成功」「繁栄」「富」を象徴する色としてブランドの哲学を体現しています。

グリーンサブマリーナは、その色彩をベゼルやダイヤルに採用することで唯一無二の存在感を放ちます。ブラック文字盤やステンレスケースとの調和が美しく、フォーマルにもカジュアルにも映える万能なデザイン。

ラグジュアリーさとスポーティさを兼ね備えたグリーンサブは、単なる時計を超えた“ロレックスの象徴”として多くの愛好家を魅了し続けています。

誕生から進化し続けているモデル

グリーンサブには、初代Ref.16610LV、二代目Ref.116610LV(通称ハルク)、現行Ref.126610LV(スタバ)の3世代が存在します。

初代はアルミベゼルの独特な輝きが特徴、二代目ではグリーンダイヤルとセラクロムベゼルが融合し、より強い印象を与えました。

現行モデルではブラックダイヤルにグリーンベゼルが組み合わされ、バランスの取れたデザインに回帰。ムーブメントもCal.3135からCal.3235へ進化し、精度・耐久性・パワーリザーブの全てが強化されています。

グリーンサブマリーナの買取相場と価格推移


2025年現在、ロレックス・グリーンサブマリーナの買取相場は依然として高水準を維持しています。

初代Ref.16610LV(通称グリーンサブ)は、状態や付属品の有無によっておおよそ160万〜200万円前後で推移。
二代目Ref.116610LV(ハルク)は、生産終了後に価格が急騰し、現在の買取相場は240万〜280万円前後が主流です。
現行Ref.126610LV(通称スタバ)は、登場当初より高値を維持しており、200万〜230万円前後が一般的な買取レンジとなっています。いずれのモデルも「付属品完備・未研磨・使用感が少ない個体」ほど高額査定を狙いやすく、特に生産終了モデルは年々市場在庫が減少傾向にあります。

そのため、グリーンサブは短期的な流行に左右されにくく、長期的に価値を保ち続ける“安定資産”として時計投資家からも注目されています。

グリーンサブマリーナが高価買取される理由


グリーンサブマリーナは、ロレックスの中でも特に買取価格が高いモデルとして知られています。ここでは、その価値を支える3つの主な理由を専門家の視点から解説します。

製造終了による希少価値の高騰

初代Ref.16610LVと二代目Ref.116610LVは、いずれもすでに生産が終了しており、今後新品が市場に出ることはありません。
そのため中古市場に流通する個体数が限られ、希少性が年々高まっています。特に「未研磨」「ギャランティ・箱付き」などコンディションが良い個体は世界中のコレクターから需要が集中し、通常のサブマリーナ以上の査定額が提示されるケースも少なくありません。

ロレックスは同一デザインの再販を行わないブランドであるため、生産終了モデルが持つ“唯一無二”の価値が相場を押し上げています。

鮮やかなグリーンが生むデザインの人気

ロレックスの象徴色であるグリーンを大胆に採用したグリーンサブマリーナは、他のスポーツモデルとは一線を画す存在感を誇ります。

特に二代目「ハルク」のグリーンダイヤルとベゼルの統一カラーは、当時としては異例のデザインでありながら今では革新的な美として評価が高いです。高級感とスポーティさを併せ持つデザインは、ファッション愛好家からも支持を受け、男女問わず人気が拡大。

希少性だけでなく、その美学的完成度の高さが査定額上昇の要因となっています。

資産価値としての注目度が年々高まっている

ロレックスの中でもグリーンサブは、実用時計でありながら資産性を兼ね備えた投資対象として評価されています。
金や為替と同様に、景気変動の影響を受けにくい安定した需要を背景に、価格が大きく下落しにくいのが特徴です。特にハルク(Ref.116610LV)は、2010年代後半から右肩上がりの価格推移を続けており、リセールバリューの高さはトップクラス。

長期保有でも価値が落ちにくく、時計愛好家だけでなく投資家からも「持っているだけで資産になる時計」として注目されています。

グリーンサブマリーナを高く売るためのコツ


グリーンサブマリーナをより高く売却するには、相場を理解するだけでなく、査定に出す際の準備やタイミングが重要です。ここでは、時計専門家の視点から高価買取を実現するための3つのポイントを解説します。

複数の買取店で査定額を比較する

ロレックスの買取相場は、店舗ごとの販売ルートや在庫状況によって大きく異なります。

特にグリーンサブマリーナのような人気モデルは、買取店によって20万円以上の差がつくことも珍しくありません。国内の大手買取店だけでなく、海外販売ルートを持つ業者やロレックス専門店も含めて比較するのが賢明です。

また、LINE査定やオンライン査定を活用すれば、複数社の見積もりを手軽に入手できます。最終的には「即金対応」「査定根拠の明確さ」「ロレックス取扱実績」の3点を重視して選ぶことで、最も高額な条件を引き出すことができます。

付属品の有無とコンディションを整える

グリーンサブの査定において、箱・保証書・余りコマ・タグなどの付属品は、価格を左右する重要な要素です。

特にギャランティカードは真贋確認に直結するため、紛失している場合は数十万円単位で減額されることもあります。また、査定に出す前には軽くクリーニングを行いましょう。柔らかい布で指紋や埃を拭くだけでも印象は大きく変わります。

オーバーホールの記録が残っていれば、機械の状態が良好である証明となり査定アップに繋がります。普段から定期的なメンテナンスを心がけることが、高額買取への近道です。

相場の上昇期や為替動向を見極めて売却する

ロレックスの相場は、為替や世界的な需要の動きに敏感に反応します。

円安時は海外バイヤーからの需要が増し、買取価格が上がる傾向があります。また、ボーナス期や年末年始など、腕時計の需要が高まる時期も狙い目です。

さらにグリーンサブマリーナのような生産終了モデルは、再販がないため在庫が減るほど価格が上昇します。そのため、相場が上向きの時期や為替が円安に振れているタイミングで売却するのが理想です。

短期的な価格変動に左右されず、「上昇トレンドを見極める」ことが高値売却を成功させる鍵となります。

高額取引されているグリーンサブマリーナ3選


ここでは、現在中古市場で特に高額取引が続いているグリーンサブマリーナの人気モデルを3つ紹介します。それぞれの特徴や魅力を、時計専門家の視点から詳しく解説します。

サブマリーナー デイト 116610LV

2010年に登場したRef.116610LVは、グリーンダイヤルとセラクロム製グリーンベゼルを採用したモデル。通称「ハルク」の愛称で知られ、ロレックスの中でも屈指の人気を誇ります。

現行モデルにはない鮮やかなグリーンの統一カラーが特徴で、存在感と高級感を兼ね備えたデザイン。生産終了後、国内外で需要が急増し、現在の買取相場は240万〜280万円前後。

市場に出回る数が減少傾向にあり、今後さらなる価格上昇も見込まれます。資産価値・デザイン性ともにトップクラスのモデルです。

サブマリーナー デイト 126610LV

2020年に登場したRef.126610LVは、ブラックダイヤルとグリーンベゼルを組み合わせた現行モデル。通称「スタバ」の愛称で親しまれています。

前モデルのハルクに比べて落ち着いた印象で、オン・オフ問わず使いやすい点が人気の理由。Cal.3235ムーブメントを搭載し、70時間のパワーリザーブと高い精度を誇ります。最新機構を備えながらも、サブマリーナ伝統のデザインを踏襲しており、完成度の高さは圧巻。

買取相場は200万〜230万円前後と安定しており、今後もロングセラーモデルとして高値維持が期待されます。

サブマリーナー デイト 16610LV

2003年にサブマリーナ誕生50周年を記念して登場した初代グリーンサブ。アルミベゼルとブラックダイヤルを採用したこのモデルは、独特の深みを持つグリーンカラーが特徴です。

ステンレス製ケースの中に搭載されたCal.3135ムーブメントは、堅牢でメンテナンス性にも優れています。製造期間は約7年と短く、シリアルZ番以降の後期個体は特に希少。

現在の買取相場は160万〜200万円前後で推移し、状態が良ければプレミア査定も期待できます。クラシックかつ象徴的なデザインで、コレクターから根強い人気を誇る一本です。

グリーンサブマリーナは安定した価格で取引されている名モデル


グリーンサブマリーナは、ロレックスの中でも特に安定した価格で取引されている名モデルです。

誕生から20年以上経った今もその人気は衰えず、生産終了モデルのRef.16610LVやRef.116610LVは依然として高値を維持。現行モデルRef.126610LVも安定した需要があり、価格変動が少ないのが特徴です。

希少性とデザイン性、ブランド力の三拍子が揃ったグリーンサブは、実用性と資産価値を兼ね備えた永遠の定番として、多くのコレクターに支持されています。

この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長

1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。

初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。

■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター




       
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