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ロレックスの腕時計「赤サブ」とは|特徴や魅力を解説

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ロレックスのダイバーズウォッチとして名高いサブマリーナー。なかでも、通称「赤サブ」と呼ばれるサブマリーナーのヴィンテージモデルは、その希少価値ゆえに現在でも高い人気を誇っています。

しかしロレックスの「赤サブ」とはどのモデルのことなのか、またなぜ「赤サブ」と呼ばれているのか、詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ロレックスの赤サブの概要や基本スペック、人気の理由や魅力について解説します。また、赤サブ以外のサブマリーナーのおすすめモデルもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ロレックスの赤サブとは


ロレックスの赤サブとは、サブマリーナーデイト「 Ref.1680」という型番で生産されたモデルのなかで、文字盤の「SUBMARINER」のロゴが赤く表示されたものを指します。

「SUBMARINER」のロゴが赤いことから赤サブマリーナー、通称「赤サブ」と呼ばれるようになりました。サブマリーナーデイト Ref.1680は、1965~1980年頃まで生産されていましたが、すべてが赤サブに該当するわけではなく、ロゴが白いモデルもあります。

Ref.1680の生産初期はロゴが赤のものが生産されていて、後期にロゴが白に変更されたことから、赤いロゴのモデルは生産数が少ないとされています。

また、赤サブにはプラスチック製の風防やインデックスに「フチ」がないフチなしインデックスなど、現行モデルとは異なるクラシカルなデザインが採用されているのが特徴です。

赤サブ「Ref.1680」の基本スペック

Ref.1680には、スイス公認のクロノメーター認定を受けたCal.1570と呼ばれる自動巻きムーブメントが搭載されています。

Cal.1570は1960年代半ばから約20年間にわたって生産されており、ロレックス製のムーブメントの中でも特に精度と耐久性のバランスに優れています。また、メンテナンス性も良いことから高い評価を受けており、傑作といわれるムーブメントです。

1970年頃には、防水性能がより高い3段階ロック式のトリプロックリューズを採用。1970年以降のRef.1680には、リューズを引くことで秒針が止まるハック機能が搭載され、秒単位での時刻合わせが可能となりました。

ほかにも、24時ぴったりで日付が変わるデイトジャスト機能があり、防水性と視認性に優れた扱いやすさが特徴です。

ロレックスの赤サブの魅力


ロレックスの赤サブは、発売から50年以上経過しているヴィンテージロレックスであり、ほかのサブマリーナーモデルにはない独特のデザインが魅力です。

ここでは、ロレックスの赤サブの魅力を掘り下げて解説します。

ロレックスでも特に希少性が高い

Ref.1680は約15年間生産されましたが、それらすべてが赤サブに該当するわけではありません。先述したとおり、発売した当初数年間のみ赤いロゴだったといわれており、Ref.1680の中でも赤サブの個体数はごく少数にとどまっています。

そのため、赤サブはヴィンテージロレックスの中でも流通量が少なく、極めて希少性が高いモデルの一つです。

また、細かいところまで丁寧に作り込まれており、販売されてから50年以上経過しているとは思えないほど、日常使いの腕時計として楽しめることも赤サブの魅力といえます。

特徴的な文字盤を採用している

赤サブの文字盤のインデックスにはメタル枠のついていない、いわゆる「フチ」なしインデックスが採用されています。現行モデルでは存在しない赤サブだけに限られたこの特徴は、ヴィンテージモデル特有の魅力といえるでしょう。

また、赤サブは生産時期によって文字盤のディティールを頻繁に変更しています。全部で6種類のデザインが確認されており、同じ赤サブでも年代別のディティールの違いを楽しめるのも魅力です。

赤サブに採用されているプラスチック製の風防は、サファイアクリスタルのような耐久性や高級感は期待できない反面、長い年月を経たからこそ滲み出る古き良き味わい深さが魅力のモデルです。

ロレックスの赤サブRef.1680の文字盤の種類


Ref.1680の赤サブには、「マーク1」から「マーク6」までの6種類あり、文字盤のデザインが異なります。ここでは、主な違いである防水表記とマークの表記について解説します。

防水表記の違い

マーク1からマーク3までの前期型といわれるモデルの防水表記は、m表記から始まる「メーターファースト」です。SUBMARINERのロゴの下に「200m=660ft」と表記されています。

一方、マーク4からマーク6までの後期型といわれるモデルの防水表記は、f表記から始まる「フィートファースト」で、ロゴの下に「660ft=200m」と表記されているのが特徴です。

なお、マーク1からマーク3までの「メーターファースト」モデルは、生産期間が短く、現存する個体数が少ないことから人気があり、高価格帯で取引されています。

「6」と「F」の違い

660ft表記の「6」の数字下半分の丸い部分の隙間が狭いタイプを「クローズ6」、反対に隙間が広くなっているタイプを「オープン6」と呼びます。モデル別の区分としては、マーク1とマーク6がクローズ6で、マーク2からマーク5までがオープン6です。

また、ft(フィート表記)の「F」も2種類あります。Fの上の横棒が長いタイプを「ロングF」、上下2本の横棒の長さが揃っているタイプは「ショートF」と呼ばれています。モデル別の区分としては、マーク1、マーク2、マーク6がロングFで、マーク3からマーク5までがショートFです。

ロレックス・サブマリーナーのおすすめモデル5選


ヴィンテージモデルとして人気が高い赤サブの特徴や魅力を解説しましたが、赤サブ以外のサブマリーナーも個性的でそれぞれに魅力があります。

ここでは、ロレックスのサブマリーナーの中でも、特におすすめしたい5つのモデルをご紹介します。

サブマリーナー デイト 126610LN

プロフェッショナルダイバーズウォッチの真髄ともいえる「サブマリーナー デイト 126610LN」は、ロレックスの技術が結集された名作です。搭載ムーブメントのCal.3235は、クロノメーターの厳格な基準をクリアし、約70時間ものパワーリザーブを誇るロングパワー仕様。さらに、高帯磁性能を備え、過酷な環境下でも精度を保つ信頼性が特徴です。

耐傷性に優れたブラックセラクロムベゼルは、プラチナコーティングが施され、卓越した艶と高級感を演出します。シンプルながらも力強いブラックダイヤルと、ドットインデックスの組み合わせにより、視認性が極めて高く、どの角度から見ても鮮明です。

また、サファイアクリスタル製のサイクロップレンズを採用することで、傷がつきにくいだけでなく、日付表示の視認性も大幅に向上。デザイン、耐久性、機能性を兼ね備えた、まさに究極の1本といえるでしょう。

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サブマリーナー デイト 116610LN

シンプルでありながら洗練されたデザインが際立つ「サブマリーナー デイト 116610LN」。ロレックスが一貫して追求する伝統的なスタイルを保ちながら、機能性とデザインの両立が評価されています。その堅実なデザインは、コレクターや愛好家の間で根強い人気を誇り、まさにタイムレスな1本です。

ブラックセラクロムベゼルとブラックダイヤルの組み合わせは、どのようなスタイルにも溶け込む普遍的な魅力を放ちます。ムーブメントには、1988年に初めて登場したCal.3135が搭載され、耐久性や精度の高さ、メンテナンスのしやすさも魅力となっています。さらに、サイクロップレンズによる日付の拡大表示とクロマライトディスプレイにより、昼夜問わず視認性に優れているのも特徴の一つです。

マリンスポーツはもちろん、フォーマルからカジュアルまで、さまざまなシーンで活躍できる汎用性の高さも、このモデルの魅力といえるでしょう。

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サブマリーナー 14060M

スポーツロレックスの歴史に名を刻む「サブマリーナー 14060M」は、その軽快な装着感とクラシックなデザインで、ロレックスファンに長く愛されているモデルです。アルミニウム製のベゼルインサートを採用した、最後のサブマリーナーモデルとしても人気が高く、シンプルでありながらも機能美を感じさせる一品です。

このモデルは、当初クロノメーター認定を受けていませんでしたが、2006年以降の製造分にはクロノメーター認定が加わり、文字盤には「クロノメーター」の記載が施されています。

特徴的なのはノンデイト仕様で、日付表示がなく、スムーズなブラックダイヤルがそのシンプルさを際立たせています。ケースの厚さ12.5mm、重さ約125gという軽量設計は、日常使いに適した快適なフィット感を提供し、さりげない高級感を楽しむことができるでしょう。

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サブマリーナー デイト 126613LB

「サブマリーナー デイト 126613LB」は、ダイバーズウォッチでありながら、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出す名作です。特徴的なロイヤルブルーの文字盤と、堅牢なセラミック製ブルーベゼルにより、「青サブ」としても高く評価されています。

ムーブメントには、ロレックス自社製のCal.3235を搭載し、クロノメーター認定を受けたその正確さに加え、優れた耐磁性と約70時間のパワーリザーブを誇ります。

ケースとブレスレットには、ロレックスの伝統であるステンレススチール(オイスタースチール)と18Kイエローゴールドを採用。ブルーグラデーションの文字盤は、放射状の輝きを放ち、見る角度によって表情を変える美しさを楽しめます。

さらに、グライドロックエクステンションシステムにより、手首のサイズに関係なく快適に調整できる実用性も備えています。スタイルと機能を兼ね備えた1本として、日常使いからフォーマルな場面まで幅広いシーンで活躍するタイムピースです。

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サブマリーナー 124060

ロレックスのダイバーズウォッチを象徴するサブマリーナーシリーズから、41mmケースを初めて採用した「サブマリーナー 124060」。ケースサイズの変更により、ラグ形状やブレスレットの幅、コマのサイズなど細部に至るまで再設計され、着用時のバランスがいっそう向上しています。

ムーブメントには、ロレックス自社製の自動巻きCal.3230を搭載。70時間のロングパワーリザーブを備えており、日常使いにも信頼性を発揮する仕様です。

ケースとブレスレットには堅牢なステンレススチール(オイスタースチール)が用いられ、ベゼルには傷に強いセラミックを採用。文字盤はノンデイト仕様のブラックを採用し、サブマリーナーならではのクラシックな美しさと視認性を引き立てています。また、ルミナスポイントによる高い視認性は、暗所や夜間の使用においても抜群のパフォーマンスを発揮します。

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ロレックスの赤サブマリーナーは資産価値の高いモデルンデイトには機能に違いがある


ロレックスの赤サブは、ダイバーズウォッチのヴィンテージモデルとして愛好家からの人気が高いモデルです。長い歴史を積み重ねることによって滲み出る独特の雰囲気は、赤サブならではの魅力といえるでしょう。

赤サブは現行のロレックスモデルでは出せない味わい深さと、個体数の少なさから、人気と共に価格も高騰しています。生産から50年以上経過しており、資産価値も年々高まっているため、状態の良い赤サブを入手できるチャンスがあれば、迷わず手を伸ばしてみることをおすすめします。

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