ロレックス「サブマリーナー」のノンデイトとデイトの違いと特徴を解説｜おすすめモデルも紹介
ロレックスのサブマリーナーは、1953年に開発されたダイバー向けモデルですが、今ではブランドを代表するモデルとして幅広い層からの人気を集めています。
サブマリーナーには、デイトモデルとノンデイトモデルがあります。デイトとノンデイトは並行して生産されており、どちらも人気があるため、デイトとノンデイトのどちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、サブマリーナーのデイトとノンデイトの違いや、おすすめモデルについて解説します。
ロレックスのサブマリーナーのデイトとノンデイトとは
サブマリーナーが気になっている方の中には、デイトモデルとノンデイトモデルのどちらが良いのか分からず迷う方も多いでしょう。
ここでは、デイトとノンデイトの違いを解説します。
デイトモデルとノンデイトモデルの違い
デイトとノンデイトの大きな違いは、日付表示機能の有無です。
日付表示機能が搭載されているモデルが「サブマリーナー デイト」、搭載されていない方が「サブマリーナー ノンデイト」となります。
1953年の初期モデルには日付表示機能はついていませんでしたが、1965年に初めて日付機能が搭載された「デイト」(Ref.1680)が発表されました。それ以降、「デイト」と「ノンデイト」のモデルが並行して製造されています。
以前のモデルは、ノンデイトの方がデイトよりも低コストで作られたムーブメントが使用されていましたが、現行のノンデイトのモデルでは、デイトモデルとムーブメントの大きな差はなくなってきています。
ノンデイトモデルはデイトモデルよりも安い
現行のノンデイトモデルとデイトモデルの違いは日付表示の有無のみですが、価格帯はノンデイトの方がデイトよりも安い傾向にあります。
見た目や機能的な違いがそれほどない分、ノンデイトの価格の安さが魅力に感じる方も多いでしょう。
またノンデイトはロレックスのクラシック感を楽しめるモデルです。
発売当初のモデルは日付表示機能がなかったこともあり、見た目のクラシック感と価格のバランスから、ノンデイトを選ぶ方も多く見られます。
ロレックスのサブマリーナーの魅力
ロレックスの中でも、高い人気と知名度を誇る「サブマリーナー」。ここでは、多様なシーンで活躍するサブマリーナーの魅力について解説します。
高い防水性
ロレックスの時計は、すべてのモデルで「日常生活用強化防水 10気圧」以上となっているため、防水性には定評があります。
その中でも「サブマリーナー」はダイバーズウォッチとして開発されており、水深300mの防水設計と高い防水性が大きな魅力です。
日常的に海に潜るダイバーや、マリンスポーツを楽しむ方はもちろん、キャンプなどのアウトドアが好きな方や、水を使うことが多い仕事の方にもおすすめです。
普遍的なデザイン性
サブマリーナーは、発売当初から大きく変わらない、シンプルで普遍的なデザインも魅力の1つです。
特にノンデイトモデルは、日付表示がないためシンメトリーなデザインになっており、シンプルでスタイリッシュな見た目が人気の理由の1つ。ビジネスシーンにも普段使いにも、さまざまなシーンで使いやすいモデルです。
また、18ctゴールド製のアワーマーカーは夜光塗料で塗装されているため、暗いところでもよく見える視認性の高さも大きな魅力です。
高品質なムーブメント
サブマリーナーには、高品質なムーブメントが使われているという特徴もあります。デイトの「Ref.116610」にはムーブメント「Cal.3135」が、ノンデイトの「Ref.114060」には「Cal.3130」が搭載されていますが、このCal.31系ムーブメントはスイス公認クロノメーター検査協会の認定を受けていることで知られています。
また、2015年にはロレックス独自でさらに厳しい検査基準を設けており、ムーブメントの精度がさらに向上しました。
さらに、機械式時計の心臓部の1つと言われるヒゲゼンマイには、「ブルーパラクロム」と呼ばれる特殊な合金が使われており、温度変化や磁力、衝撃への耐性が強化されています。
2020年には新たにCal.32系モデルとしてデイト「Cal.3235」、ノンデイト「Cal.3230」が発売されました。このモデルでは、エネルギー効率と耐磁性の向上に加えて、70時間のパワーリザーブを獲得しています。
サブマリーナーのデイト・ノンデイトの選び方
サブマリーナーの購入時に、デイトとノンデイトのどちらを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。
最終的には個人の好みとなりますが、検討する際のポイントをいくつか紹介します。
まず、サブマリーナーのデイトは、時計に日付機能が欲しいという方や、日付表示を拡大できる「サイクロップレンズ」のあるモデルが好きな方におすすめです。また、デイトの方がデザインのバリエーションが豊富なため、さまざまなデザインのものから選びたい方にも向いています。
一方で、ノンデイトについては、シンプルなデザインが好きな方や、日付設定が面倒だという方におすすめです。また、デイトよりも価格が安いモデルが多いため、サブマリーナーで少しでも安いモデルを探している方にも向いているでしょう。
サブマリーナーのデイトとノンデイトのおすすめモデル6選
最後に、サブマリーナーのデイトとノンデイトのおすすめモデルをご紹介します。
デイト・ノンデイトそれぞれ3つずつご紹介しますので、モデルを検討する際の参考にしてみてください。
サブマリーナー デイト 16610
サブマリーナーの名作、Ref.16610は、ロレックスが誇るCal.3135ムーブメントを搭載し、1988年から2010年まで製造された日付表示機能つきモデルです。このモデルは、4世代目のサブマリーナー デイトとして、当時のダイバーズウォッチ市場で高性能な一品とされ、スポーツロレックスの象徴的な存在となりました。
デザイン面でも、アルミニウム製のベゼルインサートが特徴で、長年使用することで経年変化を楽しむことができます。この特徴が、時計愛好家の間で高く評価されている要因の1つです。
現在は製造終了モデルとなっていますが、その希少性から中古市場でも高い人気を誇り、コレクターズアイテムとして多くの支持を集めています。
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サブマリーナー デイト 126610LV
2020年に登場したRef.126610LVは、前モデルであるRef.116610LVからケースサイズが1mm拡大され、存在感を増しています。グリーンベゼルとブラックダイヤルの美しいコントラストが特徴的で、視認性と高級感を両立した1本です。
堅牢なブレスレットには、ロレックス独自の「グライドロック・エクステンションシステム」を搭載。工具を使用せずに簡単にブレスレットの調整ができ、ダイビングスーツの上からでも快適に着用可能です。
ムーブメントには、ロレックスが誇る「Cal.3235」を採用し、70時間のロングパワーリザーブを実現。さらに、独自開発の「クロナジー・エスケープメント」により、エネルギー効率と耐磁性能が飛躍的に向上しました。
プロフェッショナルなマリンスポーツでの使用はもちろん、日常使いでもその高いパフォーマンスを発揮し、腕元に上品さを添える逸品です。
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サブマリーナー デイト 116619LB
Ref.116619LBは、2008年に発表されたサブマリーナーの新たな象徴であり、最高級素材である18Kホワイトゴールドを採用した特別なモデルです。ケースとブレスレットには、重厚感と高級感を兼ね備えながらも、上品で落ち着いた輝きを持つ18Kホワイトゴールドが使用され、その美しさは時を経ても色褪せません。
セラミックベゼルは、優れた耐蝕性と耐傷性を持ち、過酷な環境にも耐えるタフな仕様です。また、バックルには最新の「グライドロッククラスプ」を採用しており、工具を使わずにブレスレットの長さを微調整できるため、フィット感も抜群です。
ブルーのベゼルとダイヤルは、深海を思わせる鮮やかな色合いとなっており、機能性と美しさが融合した1本として、高い評価を得ています。
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サブマリーナー 14060M（ノンデイト）
Ref.14060Mは、2001年から2012年まで製造されたサブマリーナーのノンデイトモデルです。このモデルは、誕生から半世紀以上経過した現在も根強い人気を誇る、クラシックなサブマリーナーの美しさを体現しています。2001年の登場時にはクロノメーター認定を受けていませんが、2006年以降のモデルにはクロノメーター認定が加わり、文字盤にその証が刻印されています。
搭載されているムーブメントはCal.3130。これは、耐衝撃性を高め、前モデルのCal.3000から進化したムーブメントで、精度の向上やメンテナンスのしやすさも大きなポイントです。これにより、長期間にわたり高いパフォーマンスを維持できます。
ブラックベゼルとブラックダイヤルの組み合わせは、視認性とデザイン性を兼ね備え、マリンスポーツはもちろんのこと、フォーマルなビジネスシーンでも違和感なく使える1本です。シンプルさと機能性を兼ね備えたRef.14060Mは、まさにタイムレスな名作として、多くのコレクターに愛され続けています。
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サブマリーナー 124060（ノンデイト）
2020年に登場したRef.124060は、サブマリーナーシリーズの中でも注目されるノンデイトモデルです。前作のRef.114060と比較すると、ケースサイズが1mm大きくなり、41mmのプロポーションがさらに際立つようになりました。
搭載されているムーブメントは、最新のCal.3230。ロレックスが独自に開発した「クロナジー・エスケープメント」によって、動作効率が飛躍的に向上し、約70時間のパワーリザーブを誇ります。耐久性と精度の両立を実現したこのムーブメントは、日常使いにも高い信頼性を提供してくれるでしょう。
デザインは、サブマリーナーの伝統を継承したシンプルで飽きのこないスタイル。しかし、前モデルとの違いとして、文字盤の「SWISS」と「MADE」の間にロレックスのクラウンマークが新たに配置され、ディテールへのこだわりがいっそう際立っています。
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サブマリーナー 6536（ノンデイト）
1955年に登場したRef.6536は、サブマリーナー第2世代として位置づけられる極めて希少なモデルです。このモデルは、世界初の両方向巻き上げ機構を採用したCal.1030ムーブメントを搭載し、当時の革新技術を象徴しています。
防水性能においては、同時期に製造されたRef.6538が200m防水であったのに対し、Ref.6536は100m防水仕様となっています。
また、Ref.6536はデザインに個体差が見られることでも知られています。一般的にはクロノメーター認定がないモデルですが、一部にはクロノメーター表記のある個体も存在します。さらに、文字盤に防水表記のないものや、メーター表記が赤色で施されているものもあることから、コレクターの間で非常に人気の高いモデルです。
ベゼルには真鍮素材が使用されており、非常に繊細なため、元の状態を保った個体は極めて少なくなっています。生産数が少なく、現在でも市場に出回ることは稀で、そのため中古市場では高額で取引されることが多いモデルです。6536は、サブマリーナーコレクションにおける重要な位置を占めるタイムピースであり、その存在感は今も色褪せることはありません。
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サブマリーナーのデイトとノンデイトには機能に違いがある
ロレックスのサブマリーナーを検討している方の中には、デイトとノンデイトの違いや選び方で迷う方も多く見られます。
デイトとノンデイトの違いは「日付表示機能の有無」になりますが、それぞれの年代によってデザインや機能に多少の違いがあります。
本記事を参考に、ご自身の好みに合わせて、満足のいく1本を選んでみてください。
