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ロレックスの「ペプシ」の特徴と魅力とは|流通価格や選び方も解説

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ロレックスの「ペプシ」は、GMTマスターシリーズの中でも特に人気のあるモデルです。赤と青の鮮やかなベゼルがコカ・コーラ社の飲料「ペプシコーラ」を連想させることから、この愛称で親しまれています。

今回は、時計愛好家たちを魅了し続けるロレックスのペプシの魅力について、流通価格や選び方のポイントも交えて詳しく解説していきます。

ロレックスのペプシとは


ロレックスの「ペプシ」は、GMTマスターおよびGMTマスターIIに使用されるベゼルの配色に由来するニックネームです。赤と青の鮮やかなツートンカラーが、ソフトドリンク「ペプシコーラ」を思い起こさせることから、この愛称が付けられました。

この赤と青のカラーリングは、1955年に登場したGMTマスターの特徴的なデザインで、時差のある地域を飛び回る国際線パイロットのために開発されたものです。昼夜の時間を一目で判別できるように、この配色が採用されたと言われています。

GMTマスターシリーズには、「ペプシ」以外にもベゼルカラーに応じたユニークなニックネームがいくつか存在します。例えば、青と黒のベゼルは「バットマン」、緑と黒は「スプライト」、茶色と黒は「ルートビア」と呼ばれ、これらの愛称は時計愛好家やコレクターの間で広く親しまれています。

ロレックスのペプシのモデルごとの特徴


ロレックスのペプシは、時代とともに進化を遂げてきました。各モデルには独自の特徴があり、素材や技術の進歩を反映しています。代表的なモデルを見ていきましょう。

Ref.126710BLRO

2018年に発売されたステンレス製の「Ref.126710BLRO」は、現行モデルの中でも特に人気の高いモデルです。セラクロム製の赤青ベゼルが特徴で、その鮮やかなコントラストはロレックスの象徴的なデザインの一つといえます。以前のホワイトゴールドモデルに比べて手に入れやすい価格設定となっているのも特徴です。

このモデルには、ロレックスが誇る最新ムーブメント「Cal.3285」が搭載されており、約70時間のパワーリザーブを実現。また、ジュビリーブレスレットを採用している点も、上品さと快適な装着感を両立させており、腕元に上品な印象を与えてくれるでしょう。

赤と青のベゼルはセラミック素材の特性を活かした美しい仕上がりで、優れた視認性を誇ります。さらに、ロレックスが誇る防水性能も健在で、ビジネスからレジャーシーンまで、あらゆる場面でその性能を発揮する万能な一本です。

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Ref.116719BLRO

2014年に登場した「Ref.116719BLRO」は、ロレックスのGMTマスターシリーズにおいて、ペプシカラーを復活させたモデルとして大きな注目を集めました。セラミック素材での赤色の表現が困難とされていた中、ロレックスの高度な技術力によって実現されたこのモデルは、ホワイトゴールド製のケースとブレスレットを採用し、その高級感でいっそうの存在感を放っています。

セラクロム製ベゼルの赤と青のコントラストは、従来のアルミニウム製ベゼルとは比べものにならないほどの耐久性を備えつつ、その美しさを長く保つことが可能です。また、搭載されているCal.3186は、短針を独立して調整できるGMT機能を搭載しており、複数のタイムゾーンを容易に管理できるため、旅行者や多忙なビジネスパーソンにも非常に便利です。

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Ref.16710

2007年まで生産されていた「Ref.16710」は、GMTマスターシリーズの中でも特に人気の高いモデルとして知られています。このモデルは、2018年に「Ref.126710BLRO」が登場するまで、セラミック製のペプシカラーがラインナップに存在しなかったため、アルミ製のベゼルインサートを特徴とする「Ref.16710」の需要が非常に高まりました。アルミ製のベゼルインサートは、経年変化によって独自の風合いを楽しめる点が多くのファンを魅了しています。

また、スポーティーな印象を与えるオイスターブレスレットを採用しており、デザイン面でも非常に完成度が高いモデルです。搭載されているムーブメントは「Cal.3185」で、GMT機能を備えており、2つのタイムゾーンを同時に表示できます。

現在でも、ヴィンテージ感を求めるコレクターの間で高い人気を誇り、その希少性から価格が高騰しているモデルです。

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ロレックスのペプシの流通価格


ロレックスのGMTマスターII「ペプシ」は、その人気と希少性から、定価約157万円を大きく上回る価格で取引されています。2024年9月時点では、ゆきざきでの取扱価格が365万円となっており、定価の2倍以上の価格です。

2023年から2024年にかけて若干の価格調整は見られたものの、依然として高い需要が続いています。特に、新品や未使用品は中古品よりも高値で取引されており、コレクターや時計愛好家から強い関心を集めています。この価格帯は、「ペプシ」のステータスや投資価値を反映したものといえるでしょう。

特徴的な赤と青のカラーリングを持つ「ペプシ」は、カジュアルなスタイルにも合い、プライベートで愛用されることが多い時計です。ファッション性と機能性を兼ね備えたモデルとしても高く評価されています。

ロレックスのGMTマスターII「ペプシ」の選び方


ロレックスのGMTマスターII「ペプシ」を選ぶ際には、製造年代や価格、デザインなど複数の観点から検討することが重要です。好みや予算に合わせて、自分に合ったモデルを見つけましょう。

製造年代を基準に選ぶ

同じペプシカラーのGMTマスターでも、製造された年代によってデザインや機能に違いがあります。ロレックスの時計は高い耐久性を持っているため、長く使用できるアンティークモデルも豊富です。1950年代の初期モデルから最新のセラミックベゼルモデルまで、幅広い選択肢がある点が魅力といえます。

そのため、年代ごとの特徴を理解し、自分の好みに合ったデザインを探すのがおすすめです。ヴィンテージ感を楽しみたいなら旧モデルを、最新技術を求めるなら新しいモデルを選ぶとよいでしょう。製造年代によって価値や希少性が変わるため、投資の観点から選ぶことも可能です。

価格をもとに選ぶ

ペプシはモデルごとに価格が異なり、特に使用される素材によって価格差が大きくなります。まずは、予算に合わせて手の届くモデルを探すことがポイントです。

ステンレススチールモデルは比較的手頃な価格ですが、ホワイトゴールドモデルになると価格は大幅に上昇します。また、ヴィンテージモデルはその希少性から高額になることが多いです。

さらに、新品と中古品の価格差も重要な要素です。予算を設定してから選び始めると、効率よく自分に合ったモデルを見つけやすくなるでしょう。

デザインで選定する

GMTマスターIIは、モデルごとにデザインが異なり、ベゼルの素材や文字盤の色、ブレスレットのタイプなど、細部にわたってさまざまな違いがあります。ペプシ以外にもツートンカラーを採用したモデルが多く、好みの配色を選ぶ楽しさがあります。

例えば、青と黒の「バットマン」や、黒と茶色の「ルートビア」など、個性的なカラーリングのモデルも人気です。また、ブレスレットはオイスターとジュビリーの2種類から選べるモデルもあり、自分の好みや着用シーンに合わせてデザインを選ぶことができます。自分に合ったデザインで、より満足のいく時計を見つけましょう。

ロレックスのペプシ以外の人気モデル


ロレックスには、GMTマスターII「ペプシ」以外にも多くの人気モデルがあります。サブマリーナー、エクスプローラー、ヨットマスターII、そしてコスモグラフ デイトナの2つのバリエーションを紹介します。

サブマリーナー デイト 116619LB

「サブマリーナー デイト 116619LB」、通称「ブルーサブ」は、ロレックスのダイバーズウォッチの中でも特に際立つモデルです。18Kホワイトゴールド製のケースとブレスレット、そして鮮やかなブルーの文字盤とセラミック製ベゼルがこのモデルの特徴で、高級感と存在感を兼ね備えています。300mの防水性能を持ち、プロフェッショナルダイバーにも愛用されている信頼性の高いモデルです。

ベゼルには耐傷性に優れたセラクロムを採用し、文字盤には新しいクロマライト塗料を使用することで、これまで以上に長時間にわたる明るい発光を実現。また、サイクロップスレンズ付きの日付表示が備わっており、視認性と実用性がさらに向上しています。

ステンレススチール製のサブマリーナーとは異なり、このモデルはホワイトゴールドの高級感が際立っており、その特別感からコレクターの間で非常に高い評価を受けているモデルです。

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エクスプローラー 14270

「エクスプローラー 14270」は、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴のスポーツウォッチで、ロレックスのエクスプローラーシリーズにおいて特に高い評価を受けているモデルです。ステンレススチール製のケースとブレスレット、そして黒の文字盤に配置された3・6・9のアラビア数字インデックスが、視認性の高いダイヤルを形成しています。36mmのケースサイズは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで、幅広いスタイルにマッチする汎用性を持っています。

さらに、100mの防水性能を誇り、アウトドアでの使用にも耐えうる堅牢性が備わっているため、日常使いはもちろん、アクティブなライフスタイルにも適した一本です。1990年から2000年までの間に製造され、そのクラシックなデザインと近代的な技術が融合したこのモデルは、今でも多くの愛好家から支持され続けています。

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ヨットマスターII 116680

「ヨットマスターII 116680」は、ヨットレースのために特別に設計されたレガッタタイマー機能を搭載した、ロレックスの中でも高度な機能性を誇るモデルです。44mmの大型ケースに、ブルーのセラミック製ベゼルが目を引くデザインで、視覚的にも強いインパクトを与えます。ステンレススチール製のケースとブレスレットは、耐久性と高級感を両立しており、日常使いからフォーマルなシーンまで幅広く活躍します。

このモデルの最大の特徴は、プログラマブルなカウントダウンタイマー機能です。ヨットレースのスタートタイムを正確に計測するために設計されており、タイマー機能をあらかじめ設定しておくことで、レースのスタート前に的確なタイミングを捉えることが可能です。

また、複雑な機能を備えながらも100mの防水性能を誇り、信頼性の高い設計がなされています。その独特なデザインと高度な機能性が、コレクターや時計愛好家の間で高く評価されており、実用性とスタイルを兼ね備えた一本として注目されています。

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コスモグラフ デイトナ 116520

「コスモグラフ デイトナ 116520」は、ロレックスを代表するクロノグラフウォッチで、特に人気の高いモデルです。ステンレススチール製のケースとブレスレットに加え、タキメーター付きのベゼルが、スポーティーさと高級感を兼ね備えたデザインとなっています。搭載されているムーブメントは、ロレックス自社製の「キャリバー4130」で、高い精度と信頼性が保証されています。

40mmのケースサイズは幅広いユーザーにフィットし、スポーティーでありながら上品なデザインが、多くのシーンで活躍するでしょう。また、200mの防水性能を備えており、日常使いはもちろん、スポーツやアウトドアのシーンでも安心して使用できる設計となっています。

2000年から2016年まで製造されたこのモデルは、現代のデイトナシリーズの礎を築いた重要なモデルとして高く評価されており、コレクターや愛好家の間でも依然として高い人気を誇っています。

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コスモグラフ デイトナ 116505A

「コスモグラフ デイトナ 116505A」は、豪華さと贅沢さを極めたデザインが魅力のクロノグラフウォッチです。ケースとブレスレットには、ロレックスが開発した18Kエバーローズゴールドが使用され、その温かみのある輝きが、チョコレートブラウンの文字盤と美しいコントラストを生み出しています。タキメーター付きベゼルと3つのサブダイヤルが、このモデルにスポーティーな印象を加えつつ、上品さを損なわないバランスを実現しているのが魅力です。

40mmのケースサイズは、強い存在感を放ちながらも上品さを兼ね備えており、さまざまなシーンで際立つモデルといえます。搭載されているムーブメントは、ロレックス自社製の「Cal.4130」。高精度と72時間のパワーリザーブを誇り、実用性も非常に高いのが特徴です。また、100mの防水性能も備えているため、日常使いからフォーマルなシーンまで幅広く活躍するでしょう。

このモデルは、その希少性と高級感からコレクターの間で高い人気を誇っており、ラグジュアリーなクロノグラフとして特別な存在感を放っています。

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ロレックスのペプシはGMTマスターの特徴的な存在


ロレックスの「ペプシ」は、GMTマスターシリーズの中でも特に際立ったモデルです。青と赤の特徴的なベゼルや、異なるタイムゾーンを表示できる機能が魅力であり、近年では流通価格も上昇傾向にあります。

時計愛好家にとって、ペプシはステータスシンボルとなるモデルです。正規店での入手が難しい場合は、中古市場での購入を検討するのも一つの手でしょう。

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