【男女別】腕時計をつける位置はどこが良いか解説|腕まわりを華やかにする腕時計も紹介
ビジネスシーンだけではなく、ファッションアイテムとしても着用される腕時計ですが、どの位置でつけるのが正解なのかを知らない方もいるのではないでしょうか。
性別や着用シーンによって腕時計のつけ方や注意点は異なるため、ケースごとの正しい位置を確認しておくことが大切です。
そこで今回は、腕時計をつける位置について、男女別や着用シーン別で解説します。腕時計をつける位置がいまいちわからずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
腕時計をつける位置の正解とは
まずは、一般的な腕時計のつけ方を確認しておきましょう。腕時計をつける基本的な位置について解説します。
基本的には利き手と反対の腕に着用する
基本的に腕時計は、利き手とは反対の腕に着用します。なぜなら、利き手はより多く動かすことになるため、ものにぶつけて腕時計に傷をつけるおそれがあるためです。
右手が利き手の方は左側に、左が利き手の場合は右側に腕時計を着用しましょう。ただし、利き手と反対の腕につけなければならないというルールはなく、利き手側に着用しても問題はありません。
自分の生活スタイルや着用するときの環境などに合わせて、つける位置を変更してください。
手首の骨のでている部分よりも手の甲側がつけやすい
腕時計をつける位置は、手首の骨のでている部分(尺骨茎状突起)よりも手の甲側につけるのが望ましいとされています。この部分が腕まわりで最も細く、腕時計がズレにくくなるためです。
メンズ向けの腕時計や、デザイン性のある腕時計のように文字盤が大きいものでも、尺骨茎状突起より手の甲側につけることで違和感が少なくなります。
しかし、骨のでている部分より上(腕側)につけても間違いではありません。たとえば、ドレスウォッチのようにアクセサリー感覚で使用する腕時計の場合は、腕側につけたほうが手首がすっきりとするでしょう。そのうえ、ドレスウォッチはベルトの長さを調節しにくいものが多いので、骨のでている部分より上の手首より太い箇所につけることでズレ落ちる心配も少なく、安心感を得られるでしょう。
腕時計の文字盤の大きさやベルトの種類などに合わせて、バランスのいい位置を探してみてください。
男性が腕時計をつけるときの一般的な習慣
男性の場合は、腕時計の文字盤が外向きになるように着用するのが一般的です。文字盤が外向きになることで、手首を曲げやすくなり、作業がしやすくなります。また、腕時計のレンズ部分がデスクやものに当たるのを防ぐ効果もあります。
手元に目をやればすぐに時間を確認できることも、文字盤を外向きにしてつけるメリットです。もともと海外では、文字盤が外向きになるように着用するのが主流であり、その影響から日本でも同じようにつける方が増えました。
女性が腕時計をつけるときの古くからの風習
昔から、女性は文字盤が内向きになるように着用するのがマナーとされていました。
これは、日本にある和装の習慣が由来です。和装で文字盤を外向きに着用すると、時間を確認するときに脇があいてしまい、着物の隙間から下着が見えてしまいます。
そのため、下着を見えないようにするためのマナーとして、文字盤は内向きにして着用するようになったのです。また、品のある女性らしさを演出できるとして、文字盤を内向きにしてつけるようになった説もあります。
しかし、現代では和装の習慣がなくなったほか、ファッションとして腕時計を着用する方が増えたため、文字盤が外向きになるように腕時計をつける女性が多くみられます。
【着用シーン別】腕時計をつける位置のポイント4選
腕時計は、着用シーンによってもつける位置は異なります。TPOに合わせた腕時計のつけ方を知っておけば、手元をより魅力的に見せられるでしょう。
ここでは、4つの着用シーンごとに、腕時計をつけるのにおすすめの位置を紹介します。
ビジネスシーン
ビジネスシーンでは、腕時計が主張しすぎないようにジャケットやシャツの袖口から少し見える位置に着用するのがおすすめです。さりげなく見える程度にしておくと、スマートな印象を与えられます。
また、腕時計自体も派手すぎないものを選ぶことが重要です。大きすぎない文字盤のもの、カラーやベルトが派手すぎないものなど、オーソドックスな腕時計を選びましょう。
冠婚葬祭
冠婚葬祭においては、ビジネスシーンと異なり、できるだけ腕時計が見えないような深い位置につけましょう。
とくに、お葬式の場合は着用する腕時計のデザインにも注意してください。お葬式では失礼にあたらない装飾品がある程度限定されているため、不必要なものを身につけていると失礼にあたります。
華美なデザインや色合いのものは避けて、シンプルな腕時計を着用するのがマナーです。もし、シンプルなものを持っていない場合は、腕時計の着用は控えましょう。
着物
着物を着るときに腕時計をつける場合は、文字盤を内向きにして着用しましょう。上でもご説明した通り、脇に切れ込みの入った着物で文字盤を外向きにして腕時計をつけると、時間を確認する際に脇の部分が開き、下着が見えてしまうおそれがあります。
また、腕を動かすことで着崩れしやすくなるため、極力腕を動かさなくても見える位置に腕時計をつけるのがおすすめです。
ただし、脇の部分に切れ込みが入っているのは女性と子どもの着物のみであるため、男性の場合は文字盤を外向きにして着用しても問題ありません。
さらに、着物に合わせたデザインの腕時計を選ぶことも大切です。着物のデザインの邪魔をしないシンプルな腕時計を選びましょう。
ニットなど袖の長い服装
ニットなどの袖の長い服装は、腕時計をつけても袖に隠れてしまう場合があります。袖の下につけると、服が腕時計に被さり、腕時計のシルエットが浮かび上がってしまい印象がよくないため、袖をまくり腕時計が見えるように着用するのがおすすめです。
ただし、ニットやオーバーサイズのものであれば、あえて袖の上から腕時計をつけるのもよいでしょう。腕時計がアクセントとなるだけではなく、引き締まった印象も与えられます。
袖の上から腕時計を着用する場合は、服装とのバランスを考えて腕時計を選んでください。たとえば、太めのベルトのものを選ぶと、バングルと同じような引き締め効果が期待できます。
腕時計の種類による、おすすめのつける位置
腕時計の種類によっては着用位置が決まっている場合があるため、事前に確認しておきましょう。ここでは、2種類の腕時計を例に種類別の正しい着用位置を紹介します。
ダイバーズウォッチ
ダイバーズウォッチとは、潜水するときに着用できるように作られた、高い防水機能を備えた腕時計です。ダイビング時に着用するときは、利き手ではない手でコンパスを持つため、利き手の腕時計をつけましょう。
普段使いで着用するときは、利き手の反対側につけても問題ありません。なお、ダイバーズウォッチは一般的なものと比べて大きなサイズ感で、ズレやすい可能性があるため注意が必要です。
また、ダイビング中は腕を動かすことも多いため、しっかりと着用していないと取れてしまうおそれがあります。着用時は、ズレない位置に設定し、ベルトがゆるまないようきつめに装着しましょう。
デザイン性の高い時計
デザイン性の高い腕時計は、ファッションとして魅力的に見せるために、日常的に動きの多い利き手側に着用するとより目立たせられるでしょう。
さらに、文字盤を外側に向けてつけると、腕時計のデザインが引き立ちます。また、デザイン性の高い腕時計を着用する際は、手首のまわりがすっきりした服と合わせるのがおすすめです。ブレスレットと重ねづけすれば、腕時計をアクセサリー感覚で楽しめるでしょう。
ただし、腕時計が傷つかないように注意して、重ねづけするブレスレットを選んでください。
腕時計をフィットさせたい場合は自分に合うサイズを選ぶことが大切
腕時計を腕にフィットさせたい場合は、着用位置だけではなく、腕時計自体のサイズにも気を配りましょう。自身に合ったサイズを選べば、快適につけられるだけではなく、見栄えもよくなります。
自身に合った腕時計のサイズは、手首幅とのバランスによって異なります。手首幅の6〜7割ほどを占めているサイズを選ぶと、見栄えがよくなるでしょう。
また、腕時計のベルトのサイズにもこだわると、腕によりフィットしやすくなります。腕と腕時計の間に小指1本分が入るぐらいの余裕をもたせたサイズにするのがおすすめです。
実際に自分の腕まわりの長さを測ってみよう
自分のサイズに合わせるといっても、自身の腕まわりのサイズがわからないという方も多いでしょう。メジャーがあれば、すぐに腕まわりのサイズを測れるため、小指1本分が入るスペースを空けて測ってみてください。正確性には欠けますが、腕まわりのサイズがある程度わかります。
もし正確にサイズを知りたい方は、腕時計の専門店で測ってもらいましょう。
腕まわりを華やかにするおすすめの腕時計4選
腕時計は正しい位置で着用すると、いい印象を与え、腕まわりを魅力的に見せられます。さらに印象をよくしたいのであれば、デザインにも気を配って腕時計を選びましょう。
最後に、腕まわりを華やかにしてくれるおすすめの腕時計を紹介します。
タグ・ホイヤー モナコキャリバー11クロノグラフCAW211P.FC6356
タグ・ホイヤーのモナコキャリバー11クロノグラフは、1970年代にレーシング界の伝説となったスティーブ・マックイーンが愛用したことで有名な腕時計です。世界初のスクエア型のケースと防水機能を備えたクロノグラフという革新的なデザインは、今でも多くのファンを魅了しています。
このモデルは、オリジナルのキャリバー11を忠実に再現したエディションで、左サイドにセットされたリューズが特徴的です。文字盤は深みのあるブルーで、横縞模様のインデックスとシルバーのサブダイヤルがコントラストを生み出しています。6時の位置には日付表示もあり、機能性も抜群です。
ベルトはブラックのカーフスキン製で、レーストラックのアスファルトをイメージした特別な仕上げが施されています。ケースやベルトはシンプルながらも、高級感と個性を兼ね備えた逸品です。ビジネスシーンからカジュアルシーンまで、幅広くお使いいただけるでしょう。
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ロレックス GMTマスターII 126720VTNR
ロレックスの最新作、GMTマスターII126720VTNRは、2022年に発売されたばかりの注目のモデルです。
この時計の最大の特徴は、9時側にリューズとデイト表示を配置した「レフティ仕様」です。これは、左利きの方や右手に時計をつける方にとって、操作性や視認性を高める画期的なデザインといえます。
また、ブラックとグリーンのバイカラーのダイヤルは、独特の雰囲気を醸し出しています。文字盤部分には、暗闇でも光るブルーの発光素材が施されており、夜間でも時間を確認できるのが魅力です。
ムーブメントには、ロレックスの自社製キャリバー「Cal.3285」を搭載しています。このムーブメントは、パワーリザーブ70時間という長時間の稼働が可能で、耐衝撃性や耐磁性能も高いです。
ロレックス GMTマスターII126720VTNRは、スタイリッシュで機能的な時計です。腕まわりを華やかにするだけでなく、ライフスタイルにもフィットする一生ものの時計となるでしょう。
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ブレゲクイーンオブネイプルズミニ89288928BR/51/944/DD0D3L
ブレゲクイーンオブネイプルズミニ8928は、世界初の腕時計として歴史に名を残すブレゲの名作です。この腕時計は、1805年に時計の天才アブラアム・ルイ・ブレゲがナポレオンの妹であり、ナポリ王妃でもあったカロリーヌに贈ったもので、卵型のケースが特徴的です。
このモデルは、その伝統を受け継ぎながら、現代の女性のためにミニサイズに仕上げられています。ケースは18Kローズゴールドで、ケースバンドにはブレゲ独自のフルート装飾が施されているのが特徴です。べゼル、フランジ、ラグにはブリリアントダイヤモンドがセットされ、リューズにはブリオレッテカットダイヤモンドが輝いています。文字盤はナチュラルホワイト・マザーオブパールで、6時位置にオフセットされたチャプターリングが魅力の1つです。
ムーブメントは自動巻きで、シリコン製のアンクル、インバーテット・インラインレバー脱進機、ひげゼンマイを採用しています。これらはブレゲの革新的な技術で、精度と耐久性を高めている機構です。サファイア・ケースバックからは、美しい仕上げが施されたムーブメントを眺められます。
ストラップはサテンで、ゴールド製のフォールディングバックルにもブリリアントダイヤモンドがあしらわれています。この腕時計は、品格と気品を兼ね備えた女性にふさわしい逸品です。文字盤を内側に向けて着用すると、より上品な印象になるでしょう。
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ロレックス デイトジャスト28 279171G
ロレックスのデイトジャスト28は、女性らしさと高級感を兼ね備えたコンビモデルです。ステンレスとエバーローズゴールドのツートンカラーが、上品で洗練された印象を与えてくれます。
文字盤はチョコレートカラーで、10個のダイヤモンドが時刻を示しているのが特徴です。ダイヤモンドは18金のゴールドセッティングで固定されており、ロレックスの高い技術力と品質を証明しています。ダイヤモンドの輝きとサンレイ仕上げの文字盤が、光の角度によってさまざまな表情を見せてくれるでしょう。
ムーブメントは、ロレックスが完全自社製造したCal.2236を搭載しています。このムーブメントは、シリコン製のシロキシ・ヘアスプリングを採用しており、温度変化や磁気に影響されにくく、安定した精度を保ちます。また、約55時間のパワーリザーブを備えており、日常的に使用する方にも便利です。
ブレスレットは、しなやかで快適なジュビリー(Jubilee)タイプです。5列のリンクが美しく手首にフィットし、コンシールドタイプのクラウンクラスプで開閉できます。ベゼルは、ロレックスの象徴的なフルーテッドタイプで、ゴールドの輝きを際立たせてくれるでしょう。
ロレックスのデイトジャスト28は、ビジネスシーンにもオフシーンにもマッチする、エレガントで実用的な腕時計です。
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正しい腕時計のつけ方を知っておしゃれに使いこなそう
腕時計は、着用位置によってつけ心地が変わるだけでなく、より魅力的に見せられます。
基本の着用位置につけるのが一般的ですが、性別や着用シーン、腕時計の種類によってもつけ方は異なります。着用シーンや服装、時計の種類に合わせて、バランスよく見える位置を探してみてください。
また、腕時計をより魅力的に見せるためにはデザインも重要です。今回紹介したおすすめの腕時計を参考に、魅力あふれる一本を見つけてみてください。