アンティークウォッチ | 経年の深みを楽しむ大人のアイテム
経年の深みを楽しむ大人のアンティークウォッチ
時計が好きな方は一度は興味を持つのがアンティークウォッチ。
レトロな雰囲気や経年の傷や焼けや腐食などが深みを醸し出し、コンディションが違うがゆえに、
世界に2つと無い一点ものであるという魅力があります。
とは言うものの、興味を持っていても、なかなか手を出しづらいのがアンティークウォッチ。
ただ古いだけではないことはわかっているけれど、どんなものがアンティークウォッチなのか、
取り扱う上でどのようなことに注意しなければいけないかなど、
わからないことが多くハードルが高いと感じられている方が多いのではないでしょうか。
そんな魅力満載なアンティークウォッチについてご案内したいと思います
アンティークウォッチの定義
アンティーク – antique – とは、フランス語で「骨董品」や「古美術品」の意味で、製造から100年以上が経過した手工芸品・工芸品・美術品と定義づけられています。
これは1934年にアメリカで制定された法律に基づいたもので、欧米各国におけるアンティークの定義もおおむねこれに従っているようです。
腕時計の世界では、初めて一般向けの腕時計が発表されたのが1900年ですので、その歴史は浅く、その定義には当てはまるものがほとんどありません。
そのため、機械式腕時計が全盛を誇っていた1960年代後半までのものをアンティークウォッチと定義づけるようになったと言われております。
最近では30年以上たった腕時計もアンティークやビンテージと一部の間では定義づけるようになってきておりますので中には、1980年代に製造された腕時計もアンティークウォッチと位置づけることもあるようです。
アンティークウォッチの魅力
時計の好事家だけでなく、機械式腕時計を好きな方を魅了してやまないアンティークウォッチの魅力とは何なのでしょうか。
やはり、なんといっても世界にただ一つ、唯一無二であるというところでしょうか。
生産が終了しており廃盤であるため、これ以上数は増えない上に長い年月が経っているのでコンディションが同じものは2つと無いのです。
一点一点が表情が異なり、まるで宝物を探しあてるかのように、出会ったときの喜びはひとしおだそうです。
新しく腕時計を買おうとして友人や同僚、上司の腕時計をこっそりリサーチしてわかるはずです。
似たようなデザインや同じようなモデルばかりが目に付くはずです。
人は誰しも他人と違うものを、被らないものを手に入れたいという思いが少なからずあると思います。
アンティークウォッチは生産が終了しているので、まず現行モデルと被ることはないでしょう。
現代は大量生産をして売れることを目的に作られている時代ですが、
それ以前は、職人が一つ一つ細部に至るまですべて手作業で作り上げる時代でした。
今よりも職人のマンパワーが色濃く残るデザインであったり、
装飾を施してあったりと「売れるかどうか」だけに標準を当てていないが故の魂のこもったモデルが多い気がします。
腕時計の機能にプラスして一点物のアクセサリーを身に着ける感覚と似ているのかもしれません。
アンティークウォッチは高いものと決めつけていませんか。
もちろんロレックスやパテックフィリップのようにプレミアがついているモデルもございますが、
それは、雑誌などで取り扱われることが多いので目にする機会も多く、
イメージとして「アンティークウォッチ = 高価・プレミア品」と植え付けられているだけで、想像以上にお買い得です。
実際のところアンティークウォッチは古い中古品ですので、お値打ちに手に入れることができるのです。
プレミアの付きやすいロレックスでもデイトジャストなど一般的なモデルは現行モデルよりも安く買えるものがほとんどです。
プレミア価格がつくモデルは、ほんの一握りの世界で、その高額で取引されるが故に注目を集め、
そのイメージを強めていってしまうのです。
ですが、ほとんどのアンティークウォッチはそうではありません。
「お値打ちに手に入れられる、他人と被らない、自分だけの腕時計が身に着けられる」事が
アンティークウォッチの魅力の一つですので、気負うことなく楽しみながら探すことができるのではないでしょうか。
アンティークウォッチのご紹介
ロレックス GMTマスター 赤/青ベゼル 1675
人気の高いモデルの1つ。GMTマスター 1675。インデックス、針のトリチウムがいい具合に焼けて
レトロ感を醸し出しています。またベゼルの色あせも雰囲気を出しています。
ロレックス オールドサブマリーナ 5513
こちらもモデルチェンジを繰り返しながら今も人気を博してきたサブマリーナ。
インデックスにフチがない、「フチなし」と呼ばれるもの。
希少性も高く、コレクターの間では人気の高いモデル。
パテック フィリップ カラトラバ 3796R-001
世界三代腕時計ブランドの1つ、パテック フィリップ。それを代表するのがカラトラバ。
名機、ref:96の後継機モデルref:3796系です。シンプルながらも力強い表情をしていませんか。
オーデマ・ピゲ コブラ
今のオーデマ・ピゲのデザインとはかなりかけ離れていますが、未だに根強い人気のモデル。
これぞ誰ともかぶらないデザイン。ケースからブレスレットにかけてのつなぎ目が無いのが特徴です。
オメガ ジュネーブダイナミック
1960年代から70年にかけて流行したデザインです。
その次代の流行を垣間見ることができます。
近未来をイメージしたデザインだそうですが、今見てもデザイン性に富んだ1品です。