

ロレックスにチタンモデルは存在するのか|特徴や魅力とおすすめモデルを解説

チタンは、飛行機の機体や自動車のパーツ、メガネのパーツ、スポーツ用品、手術の器具など、幅広い分野で使われている金属ですが、実はロレックスの腕時計にもチタンを使用したモデルがあります。
この記事では、ロレックスのチタンモデルにはどのような特徴があるのかについて解説するとともに、ロレックスのチタンモデルをいくつか紹介します。
そもそもロレックスにチタンモデルはあるのか

近年は多くの腕時計ブランドでチタンモデルが発表されていますが、ロレックスにもチタンモデルがあるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、ロレックスのチタンモデルについて解説します。
一部のモデルにのみチタンが使用されている
ロレックスには、一部のモデルに限られますがチタンモデルが存在します。
ロレックスがチタンをはじめて採用したのは、2008年発表の初代ディープシーからとなります。ただし、腕時計全体に使用したものではなく、ケースバックの一部にグレード5のチタン(RLXチタン)を使用したものでした。
時計全体にチタンを使用したモデルを発表したのは、2008年から14年後にあたる2022年発表のディープシーチャレンジ(Ref.126067)となります。
ディープシー チャレンジには、ケースとブレスレットにグレード5のチタンが使用されています。大型化された50mmというケースサイズと、11,000mという驚異の防水性能を持つインパクトのあるモデルです。
チタンは加工難易度が高いため取り扱いが少ない
チタンは軽量で強く、錆びにくいというメリットがありますが、硬くはありません。そのため、傷がつきやすく、粘りもあることで加工や磨きが難しいというデメリットがあります。
また、チタンの加工には専用設備が必要なことから、価格も高くなりやすいです。
このように、チタンモデルは製作に手間もコストもかかるため、ロレックスではごく一部のモデルにしかチタンを取り入れていないというのが現状です。
ロレックスのチタンモデルの3つの魅力

ロレックスでも数少ないチタンモデルには、他の腕時計にはない独自の魅力があります。ここでは、ロレックスのチタンモデルの3つの魅力について解説します。
軽量で耐久性が高い
チタンは鉄の約60%程度の重さといわれるほど軽量な素材です。そのため、ステンレスモデルよりも重量を抑えられるというメリットがあります。
実際にロレックスのチタンモデルであるディープシー チャレンジ(Ref.126067)は、ケース径が50mmという規格外の大きさです。高い防水性能のため厚みもかなりあるのですが、ロレックスの中でも重量のあるデイトナ金無垢モデルと同程度にまで重量を抑えられています。
またチタンは軽い上に鉄の2倍以上の強度があるため、衝撃に強いです。さらにチタンはその表面が不動態皮膜で覆われていることから腐食しにくく、汗や皮脂による劣化を抑えられます。
汗や水分に強いチタンモデルは、スポーツシーンやアウトドアシーンでも活躍するでしょう。
防水性に優れる
ロレックスのチタンモデルは、高い防水性能を備えているという特徴があります。
例えばロレックスのチタンモデルのディープシー チャレンジは、水深11,000 m(36,090フィート)でかかる水圧に耐えるための防水性能が保証されています。
11,000m防水を実現させたディープシーチャレンジは、ロレックスの時計史上最深度となる驚異のスペックを誇ります。
高い防水性能を実現させるために、ケースサイズが50mm、サファイアクリスタル風防は9.5mmと、存在感のある大きさとなっています。
人体に優しい傾向にある
チタンは金属の中でも特にアレルギーを引き起こしにくい素材として知られています。
金属アレルギーは汗などの水分に金属が反応して溶け、体内に入りこむことで起きるとされています。その点、チタンは水分に溶けにくい性質を持っていることから、長時間の着用でも金属アレルギーが起きにくいとされています。
そのため金属アレルギーが心配な方は、オールチタン素材のモデルがおすすめです。
ロレックスのチタンモデルのおすすめを紹介

ロレックスのチタンモデルにはどのようなものがあるのか知りたい方のために、ここではおすすめのチタンモデルをご紹介します。
シードゥエラー ディープシー チャレンジ 126067
ロレックス シードゥエラー ディープシー チャレンジ Ref.126067は、2022年11月に登場したロレックスの新作モデルです。
最大11,000メートルという驚異的な防水性能を誇り、直径50mmの重厚なケースサイズが圧倒的な存在感を放ちます。さらに、ロレックスとしてはじめてオールチタン素材「RLXチタン」を採用しており、深海探査という極限環境に対応するための先進技術が随所に盛り込まれています。
外装面では、従来のディープシーがケースおよびブレスレットの側面にポリッシュ(鏡面)仕上げを施しているのに対し、ディープシー チャレンジではサテン仕上げを採用。この違いが、ツールウォッチとしての実用性と精悍な印象をより際立たせています。
ムーブメントにはロレックス最新の自社製自動巻きクロノメーター、Cal.3230を搭載。精度や耐久性、パワーリザーブ性能のいずれにおいても高水準を実現しています。
ケース、ブレスレット、そしてクラスプに至るまで各パーツの厚みが増し、視覚的にも機能的にも圧倒的な存在感を備えた1本となっています。
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ディープシー 136660
ディープシー 136660は、2022年に登場したロレックスのプロフェッショナルダイバーズウォッチであり、深海探査を想定した本格的な機能を備えています。
特徴的なのは、サファイアクリスタルガラスとRLXチタン(グレード5チタン合金)製の裏蓋によってムーブメントを上下から挟み込む構造です。この革新的な構造により、驚異の3,900メートル防水を実現しています。
ムーブメントには高精度かつ高耐久な自社製Cal.3235を搭載。さらに、ブレスレットの不意な開放を防ぐ「オイスターロッククラスプ」や、ダイビングスーツの上からでも装着感を損なわずに調整できる「グライドロックエクステンションシステム」も装備されており、実用性の高さが際立ちます。
ケース径は44mmと存在感があり、ダイバーズウォッチとしての機能美と力強さを兼ね備えた1本に仕上がっています。
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チタン素材以外におすすめのロレックスを紹介

ロレックスにはチタン製以外にも多くの人気モデルが存在します。ここでは、チタン素材以外でおすすめのロレックスのモデルをご紹介します。
コスモグラフ デイトナ 126500LN(ステンレススティール)
コスモグラフ デイトナ 126500LNは、デイトナ誕生60周年を迎えた2023年に発表された、第7世代にあたるモデルです。
ベゼルには、高い耐傷性と耐蝕性を兼ね備えたセラミック素材「セラクロム」を採用しており、スポーティな印象と同時に高い実用性を実現しています。ブレスレットには、堅牢性と装着感に優れる3連のオイスターブレスレットを装備し、デザインと快適性の両立が図られているのが特徴です。
ムーブメントには最新のCal.4131を搭載。高い耐磁性を誇るパラクロム製ひげゼンマイをはじめ、エネルギー効率を向上させるクロナジー・エスケープメント、そして衝撃からムーブメントを保護するパラフレックス・ショックアブソーバーといった最新技術が集約されています。
その完成度の高さとブランドの象徴ともいえる存在感から、126500LNはデイトナの中でも特に人気が高く、非常に入手困難な1本となっています。
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スカイドゥエラー 336238
スカイドゥエラー 336238は、2020年に登場したオイスターフレックス仕様の先進モデルです。
搭載されている年次カレンダー機構では、文字盤外周に配された12個の小窓が各月を示し、3時位置の窓には日付が表示されます。30日で終わる月には、自動的に31日をスキップする巧妙なメカニズムも備えており、実用性に優れているのも魅力です。
心臓部には、ロレックスの厳格な基準を満たしたクロノメーター認定ムーブメントCal.9002を搭載。高精度かつ安定性に秀でた設計も魅力です。
ブレスレットには、ロレックスが独自開発したハイパフォーマンスエラストマー製のオイスターフレックスを採用。ラバーストラップでありながら、金属製ブレードを内蔵することで快適な装着感と優れた耐久性を両立しています。
イエローゴールドのケースと調和するオイスターフレックスが、高級感のある洗練された1本です。
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GMTマスターII 126715CHNR(エバーローズゴールド)
GMTマスターII 126715CHNRは、2018年のバーゼルワールドで登場したモデルです。ケースとブレスレットにはロレックス独自のエバーローズゴールドを採用し、ブラックとブラウンのツートーンカラーベゼルとの調和が、気品と存在感を兼ね備えた仕上がりを演出しています。
心臓部には、GMTマスターIIのために開発された自社製ムーブメントCal.3285を搭載。高効率なクロナジーエスケープメントにより、約70時間ものロングパワーリザーブを実現しており、日常使いにも優れた信頼性を発揮します。
また、針とアワーマーカーには長時間にわたり青く光る発光素材が用いられており、昼夜を問わず高い視認性を確保。素材美と機能性を両立させたこのモデルは、実用性と高級感の両面から選ばれる、まさに完成度の高い1本といえるでしょう。
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デイデイト 36 118238A
デイデイト 36 118238Aは、イエローゴールド製のケースとブレスレットに、シャンパンゴールドの文字盤を組み合わせた、気品あふれるモデルです。文字盤には10ポイントのダイヤモンドインデックスがあしらわれ、華やかさと上品さが絶妙なバランスで融合しています。
心臓部には、デイデイト専用に開発されたクロノメーター認定ムーブメント「Cal.3155」を搭載。日付表示に加え、曜日をフルスペルで表示する機構を備えており、機能性と実用性にも優れています。約48時間のパワーリザーブを確保している点も、日常使いにおける安心感を高めているといえるでしょう。
さらに、ロレックスが誇るプレジデントブレスレットを装備しており、すべてにおいてロレックスのフラッグシップモデルにふさわしい風格を漂わせています。細部に至るまで一切の妥協を許さず、圧倒的な存在感と贅沢さを兼ね備えた1本です。
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サブマリーナー デイト 126618LB(イエローゴールド)
サブマリーナー デイト 126618LBは、2020年に発表されたロレックスの新世代モデルであり、素材に18Kイエローゴールドを採用しています。
ロイヤルブルーのダイアルには、視認性に優れた夜光塗料ルミネッセンスが施されたアワーマーカーが配されており、深海を想起させるブルーセラミック製のセラクロムベゼルと相まって、視覚的にも強い印象を残します。
ケース径は従来の40mmからわずかにサイズアップした41mm。逆回転防止ベゼルには高い耐傷性と耐腐食性を誇るセラクロムインサートが用いられ、実用性と美しさを両立しています。
搭載されているムーブメントは、ロレックスが独自に開発した自動巻きCal.3235。約70時間のロングパワーリザーブを備え、精度・耐久性・信頼性のいずれにおいても、現行機としての完成度を高めています。
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ロレックスのチタンモデルを着用してマリンスポーツを楽しもう
ロレックスには数は少ないですが、チタンモデルが存在します。
中でも驚異的な防水性能を誇るディープシーチャレンジは、ケースサイズが50mmと存在感のあるモデルとして知られています。
ケースサイズだけでなく厚みもかなりあるため、着用する人を選びますが、他とかぶらない個性的なモデルを探している方は、ぜひロレックスのチタンモデルを着用してみてはいかがでしょうか。









