腕時計                  

【2026年新作】パテック フィリップ「ゴンドーロ・レディース・ファースト」6モデル|687個のダイヤモンドを纏う新作も紹介

2026年、パテック フィリップから新たなレディースウォッチコレクション「ゴンドーロ・レディース・ファースト」が登場しました。

発表の舞台となったのは、イタリア・ミラノで開催された「Watch Art Grand Exhibition 2026」。

6モデルで構成される今回のコレクションには、シンプルな美しさを楽しめるモデルから、1本に687個ものダイヤモンドをセッティングしたJoaillerieまで揃います。

パテック フィリップといえば「ノーチラス」や「アクアノート」を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし今回のゴンドーロ・レディース・ファーストは、スポーティーな時計とは異なる方向から、女性のための時計を表現しています。

時計メーカーであるパテック フィリップが、ジュエリーのような時計をどのように仕立てたのか。

6モデルの違いとともに、その背景にあるデザインや考え方にも注目します。

・合わせて読みたいおすすめブログ
知名度だけでは語れない。世界三大時計が特別な理由
雲上ブランド腕時計6選|人生の成熟が辿り着く最終到達点

パテック フィリップから「ゴンドーロ・レディース・ファースト」が登場


2026年10月、パテック フィリップがミラノで開催する「Watch Art Grand Exhibition 2026」に合わせて、新たな「ゴンドーロ・レディース・ファースト」を発表しました。

今回登場したのは全部で6モデル。

「7043G-001」「7043R-001」「7043GR-001」の3モデルと、より華やかな「Joaillerie(ジョワイユリー)」3モデルで構成されています。

パテック フィリップの公式サイトでは、いずれも2026年の現行コレクションとして掲載されています。

一方で、今回のミラノ展では「Watch Art Milan 2026」として7本の限定モデルも発表されています。

ここが少し分かりにくいところです。

ミラノで発表された6モデルですが、ミラノ限定ではありません。

7本の限定モデルとは別に、パテック フィリップの新しいレディースコレクションとして登場した時計です。

そして、この6本が面白いのは単に「女性向けの新作」というだけではありません。

パテック フィリップが、時計とジュエリーの境界をどのように考えているのかが見えてくるモデルなのです。

「アクアノート」や「ノーチラス」だけではない、パテック フィリップのレディースウォッチ


パテック フィリップの女性向け時計と聞くと、「ノーチラス」や「アクアノート」を思い浮かべる方も多いでしょう。

実際、婦人用ノーチラスには機械式自動巻モデルやハイジュエリーモデルがあり、アクアノートにも女性向けのコレクションが展開されています。

特にノーチラスは2026年に誕生50周年を迎えました。

スポーツウォッチとして知られるノーチラスが、ダイヤモンドや色彩を取り入れながら女性の手元にも広がっていることは、現在のパテック フィリップを語るうえで興味深いポイントです。

そんな中で登場したのが今回の「ゴンドーロ・レディース・ファースト」。

スポーツウォッチとしてのノーチラスやアクアノートとは異なり、アール・デコを思わせるクッション型ケースを中心に、時計そのものをジュエリーのように仕立てています。

公式では、31×34.8mmのクッション型ケースと柔らかな輪郭を採用し、ケースの造形とダイヤモンドの輝きを組み合わせています。

・合わせて読みたいおすすめブログ
【2026年最新】パテック フィリップ新作特集 ノーチラス50周年と次の時代を徹底解説

6モデルを比較。通常モデルとJoaillerieの違い


今回の6モデルは、大きく2つに分けられます。

通常モデル

通常モデルは文字盤のフランジにダイヤモンドをセット。

  • 7043G-001
  • 7043R-001
  • 7043GR-001

Joaillerieモデル

一方のJoaillerieは、ケースや文字盤までダイヤモンドで覆われています。

  • 7043/250G-001
  • 7043/250R-001
  • 7043/250GR-001

どちらも同じ「ゴンドーロ・レディース・ファースト」ですが、ジュエリーとしての存在感は大きく異なります。

まずは3本の「Gondolo Ladies First」


7043G-001|ブルーグレー×ホワイトゴールド

ブルーグレーのオパーリン文字盤に、同系色のストラップを合わせた7043G-001。

文字盤には同心円状の波模様が施され、その周囲には108個のダイヤモンドをセッティングしています。

ケースは31×34.8mmのホワイトゴールド製。

デニムを思わせる柄のカーフストラップを組み合わせることで、ダイヤモンドを使いながらも日常に取り入れやすい表情に仕上げています。

「パテック フィリップだからこそ、毎日使えるジュエリーウォッチを」という考え方が感じられる一本です。

7043R-001|ローズゴールド×チェスナット

ローズゴールドには、温かみのあるチェスナットカラーを合わせています。

こちらも文字盤のフランジには108個のダイヤモンドをセッティング。

ケースの柔らかなフォルムと落ち着いた色合いによって、華やかさがありながらも派手になりすぎません。

7043GR-001|ホワイトゴールド×ローズゴールド

3本の中でも、個人的に面白いのが7043GR-001。

ホワイトゴールドとローズゴールドを組み合わせたツートーン仕様で、シルバーオパーリンの文字盤を採用しています。

単色のゴールドとは違い、素材のコントラストが楽しめる一本です。

パテック フィリップらしい端正さを残しながら、現代のスタイリングにも合わせやすいデザインに見えます。

・おすすめ商品

687個のダイヤモンド。Joaillerieの3モデルがすごい


ここからが今回の新作の大きな見どころです。

Joaillerieの3モデルには、それぞれ687個のブリリアントカット・ダイヤモンドがセッティングされています。

内訳は、

  • ケース:253個
  • 文字盤・フランジ:411個
  • バックル:23個

合計687個。

ダイヤモンドの総重量は3.11カラットです。

さらに、それぞれのモデルには異なるカラーストーンを組み合わせています。

7043/250G-001はブルートパーズ。
7043/250R-001はツァボライト。
7043/250GR-001はアメジスト。

ストラップも、それぞれブルー、グリーン、パープルで色を揃えています。

7043/250G-001|ブルートパーズ

ブルートパーズの幾何学的なアワーマーカーとピーコックブルーのストラップを組み合わせたモデル。

ダイヤモンドの白い輝きにブルーが入ることで、華やかさの中にも爽やかさがあります。

7043/250R-001|ツァボライト

グリーンのツァボライトとグリーンのストラップを合わせたモデル。

ローズゴールドとの組み合わせによって、6本の中でも特に色彩を楽しめる一本です。

7043/250GR-001|アメジスト

パープルのアメジストをアワーマーカーに採用。

ストラップもパープルで統一されています。

ダイヤモンドの輝きにアメジストの色が加わることで、単なる「ダイヤモンドウォッチ」とは違う表情を見せます。

ジュエリー会社ではなく「時計屋」が作るジュエリーウォッチ


今回、私が一番面白いと思ったのはここです。

ジュエリーブランドが時計を作ることは珍しくありません。

でもパテック フィリップは、ジュエリーブランドではありません。

時計を作り続けてきたメーカーです。

そのパテック フィリップが、ケースや文字盤をダイヤモンドで埋め尽くし、カラーストーンとストラップまで含めてジュエリーのような時計を作る。

ここには、ジュエリー会社が考える時計とは違うロジックがあるはずです。

ムーブメントだけを見れば、今回のゴンドーロ・レディース・ファーストはE15クォーツムーブメントを搭載しています。

だからこそ面白い。

「複雑機構があるから価値が高い」という時計の世界だけではなく、造形、宝石、色、着け心地まで含めて時計の魅力を考える。

そんな方向へパテック フィリップが踏み込んでいるようにも見えます。

「Ladies First」は、実は新しい考え方ではない


今回の名前を見て、「Ladies Firstって珍しいな」と感じる方もいるかもしれません。

実はパテック フィリップには、2009年に発表された「Ladies First Chronograph」というモデルがあります。

今回のゴンドーロ・レディース・ファーストは、この2009年のモデルをヘリテージとして新たに解釈したものです。

パテック フィリップ自身も、今回のコレクションを2009年のLadies First Chronographから続く新しい章として位置づけています。

つまり「女性にも時計を」という単純な話ではありません。

パテック フィリップは以前から、女性のための時計を一つのカテゴリーとして考えてきました。

それが今回、Gondoloというクラシックなコレクションを舞台に、色とジュエリー性を大きく広げた。

ここに2026年らしさがあります。

高級腕時計というと、どこか「男性のたしなみ」というイメージが残っています。

複雑機構を知る。
ムーブメントを見る。
ケース素材を選ぶ。
歴史を学ぶ。
もちろん、それは時計の大きな魅力です。

でも時計の楽しみ方は、それだけではありません。

色が好きだから選ぶ。
ダイヤモンドの輝きに惹かれる。
服との組み合わせを楽しむ。
ジュエリーのように身につける。
そして、機械式時計だけではなくクォーツという選択肢も含めて、自分が好きな一本を選ぶ。

今回の「ゴンドーロ・レディース・ファースト」は、そんな時計の楽しみ方そのものを広げてくれる存在なのではないでしょうか。

まとめ|「もっと見たい」と思わせる、パテック フィリップの新しいレディースウォッチ


今回の「ゴンドーロ・レディース・ファースト」は、ミラノで発表された6モデル。

ただし、ミラノ限定の7モデルとは異なり、パテック フィリップの現行コレクションとして展開されています。

通常モデル3本とJoaillerie3本。

その中でもJoaillerieは、1本につき687個のダイヤモンドとカラーストーンを組み合わせています。

ノーチラスやアクアノートとはまた違う方向から、女性のためのパテック フィリップを見せてくれる今回の新作。

そして私が何より惹かれるのは、「時計屋がここまでジュエリーのような時計を作るんだ」という驚きです。

ジュエリーの美しさと時計としての存在感

その両方をどう成立させているのか。

もっと近くで見てみたい。

そんな気持ちにさせてくれる時計は、やっぱりロマンがあっていいなと思います。

この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長

1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。

初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。

■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター




       
       
{{ __('公式LINE & 会員登録をするメリットはこちら') }}