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ゼニス腕時計のデファイの魅力とは?おすすめモデルも紹介

ゼニスのデファイは、1960年代に登場してから、スポーツウォッチのフラグシップモデルとして人気を集めてきました。現在でも印象的なデザインが特徴的な「エクストリーム」や、傑作ムーブメントを採用した「エル・プリメロ」など、さまざまな人気シリーズを展開しています。

本記事では、デファイの魅力や歴史、人気コレクションの紹介を行います。また、おすすめモデルも厳選してご紹介しますので、デファイの腕時計が気になっている方はぜひチェックしてみてください。

ゼニスのデファイとはどのようなモデルか


デファイはゼニスの中でも人気のモデルですが、誕生の歴史や共通する特徴についてあまり知らない方もいると思います。そこで、デファイについて押さえておきたい基本的な情報を解説します。

1960年代に誕生したゼニスを代表するモデル

デファイは、1969年に誕生したコレクションで、ゼニスのスポーツウォッチの定番として、現在も人気を集めています。ステンレスを使った角ばったベゼルが、当時から注目を集めており、時計好きからは「コフルフォール」(貸金庫)の相性で親しまれていました。

また、グラデーション加工された鮮やかな文字盤も特徴的で、当時としては珍しいデザインであったため、センセーショナルなモデルという側面もあったのです。

現在でもさまざまなカラーバリエーションやデザインが展開されており、中でも内部の構造が見えるオープン構造は、デファイの定番デザインとして愛されています。

ベーシックから革新的なデザインまで幅広い

デファイの特徴として、他の腕時計ブランドにはない革新的なデザインから、さまざまな場面で着用しやすいベーシックなものまで幅広く取り扱っている点があります。特に2006年に発表された「デファイ エクストリーム」は、独自のカラーリングとデザインを採用していて、オリジナリティなモデルを探している方に好まれています。

逆に「デファイ クラシック」のブルーダイヤルは、オーソドックスなデザインで洗練された美しさがあるのが魅力です。また、ストラップの種類も一般的なステンレススチールのものから、ラバーベルトのものまであるため、腕時計に対して希望がある方におすすめのコレクションです。

主力モデルのエル・プリメロ21には高性能ムーブメントが搭載

デファイには、主力モデルにエル・プリメロ21というものがあります。このモデルには、エル・プリメロと呼ばれる高性能のムーブメントが採用されているため、非常に高い精度を誇っています。

現在の最新モデルであるエル・プリメロ21には、「エルプリメロ 9004」と呼ばれる新型ムーブメントが採用されており、振動数が1時間あたり360,000回と非常に高いです。これまでのエル・プリメロの振動数が1時間あたり36,000回であったため、10倍ものパワーアップを実現しています。

また、ムーブメントの素材もシリコン素材を採用していたり、香箱にツインバレル構造を採用していたり、現代仕様に進化している点も特徴的です。

ゼニスのデファイに採用されているエル・プリメロとは


デファイに採用されることがある「エル・プリメロ」は、ゼニスの技術の高さを証明する象徴的なムーブメントです。一時期は、ゼニス以外の高級腕時計ブランドでも採用されていることも多く、時計愛好家の中には「エル・プリメロの腕時計を選びたい」という方もいるほどです。

エル・プリメロの誕生はデファイと同じ1969年で、世界初の高速振動の自動巻きクロノグラフムーブメントとして注目を集めました。エル・プリメロは、腕時計で1/10秒を計測することができつつ、高い耐久性と50時間のパワーリザーブを実現したのです。

しかし、エル・プリメロは機械式腕時計の需要低下の影響を受け、一時期生産停止に追い込まれていました。その際に、技術が失われかけたのですが、ゼニスの時計職人であるシャルル・ベルモ氏の活躍により、現代まで製造技術が受け継がれてきました。

このような逸話もあり、エル・プリメロは時計好きに愛され続ける名ムーブメントとなったのです。

ゼニスのデファイのコレクション種類を紹介


ゼニスのデファイには、エル・プリメロ21以外にも魅力的なコレクションがいくつもあります。ここでは、人気のコレクションを4つ紹介しますので、自分の好みのものがないか確認してみてください。

クラシック

クラシックは、デファイの特徴を色濃く受け継いだモデルが多いコレクションです。クラシックという名前から、「ベーシックで落ち着いたデザインが多いのでは」と考える方もいるかもしれません。しかし、実際には文字盤部分がオープンになっているデファイらしいデザインや、ケースにセラミックを使用した斬新なものまでさまざまです。

また、エリートクラシックシリーズは、これまでに紹介したクラシックとは対照的で、洗練されたシンプルなドレッシーウォッチとなっています。デファイの特徴を押さえながら、さまざまなデザインを探してみたいという方は、クラシックから探してみるのがおすすめです。

エクストリーム

エクストリームは、デファイの中でも特に奇抜なデザインとなっているコレクションです。2006年に登場した際には、骨太で斬新なデザインで話題にはなりましたが、継続した人気にはつながらず一度廃止となりました。

その後、2021年に再度新デザインで登場。現在ではデザインが時計愛好家に受け入れられており、デファイの人気コレクションとなっています。

スカイライン

デファイのスカイラインは、初代デファイの特徴である八角形ケースに、シンプルな3針モデルを採用しているコレクションです。光沢のある文字盤には、夜空で遠くに輝く星をイメージしたマークが敷き詰められており、きらびやかな印象を与えます。

また、41mmのモデル以外にも36mmのやや小ぶりなモデルも用意されており、腕回りの細い日本人にもなじみやすいモデルとなっています。

リバイバル

1960年から70年代に誕生した初期のデファイの意匠を、現代風にアレンジしたコレクションがリバイバルです。当時「コフルフォール」と愛されていた貸金庫を連想させるインデックスや、鮮やかなグラデーションの文字盤が特徴的です。

また、内部のムーブメントは新型にアップデートされていますが、デザイン面では初期のデファイのものと変わりないものとなっているため、ヴィンテージなデザインが好きな方にもおすすめといえます。

ゼニスのデファイのおすすめモデル5選


ゼニスのデファイには、これまでに魅力的なモデルがいくつも発表されてきました。ここでは、厳選して5つのモデルを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

デファイ エル プリメロ 21 日本限定 95.9003.9004/78.R588

全体を包み込むシルバーグレーの色調と、スケルトン仕様によるオープンワークダイヤルが印象的な「95.9003.9004/78.R588」。文字盤の奥に精緻なギアの動きが覗き、時計が時を刻む様を視覚的に楽しめる構成となっており、その透過的な造形美は、まるで最先端のハイエンドガジェットを思わせます。

12時位置に配されたパワーリザーブインジケーターは、鮮やかな赤色により優れた視認性を発揮。残量を一目で把握できる実用性と、視覚的アクセントとしてのデザイン性を両立させています。

心臓部には、ゼニス自社製のハイビートムーブメント「エル・プリメロ 9004」を搭載。1/100秒計測が可能なクロノグラフ機構を備え、センターのストップウォッチ秒針はわずか1秒で1周するという、異次元のスピード感を演出します。

ストラップにはホワイトのラバーとアリゲーターを組み合わせたコンビタイプを採用。ケースとの接合部には継ぎ目のないよう工夫が施されており、洗練された一体感を持たせながら、着脱しやすい実用的な設計となっています。ビジネスシーンからカジュアルまで、あらゆる装いに溶け込む汎用性の高い1本です。

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デファイ クラシック 95.9000.670/51.R790

視線を引き込むのは、深みのあるサンレイブルーの文字盤。光の角度によって濃淡を変えるその表情は、控えめながらも気品を湛え、シルバーの立体バーインデックスと針が、視認性の高さと洗練された質感を見事に両立させています。同系色のブルーラバーには高機能なFKM素材が用いられ、ダイヤルとのトーンを合わせることで、統一感とスポーティな印象を共存させた巧緻な配色に仕上げられています。

ケースおよびベゼルには、光沢を抑えたブロンズ調のチタン素材を採用。軽量かつ高い耐傷性を持ちながら、味わい深い質感をもたらしています。特に、エッジが際立つ六角形ベゼルは、1970年代のゼニスが築いたラグジュアリースポーツウォッチの伝統を踏襲しつつ、現代的なプロポーションへと昇華。過去と現在が美しく交錯するデザインとなっています。

搭載ムーブメントには、信頼性に定評のある自動巻き「エリート 670 SK」を採用。約50時間のパワーリザーブを備える実用性に加え、シースルーバックからは星形に抜かれたローターが覗き、ゼニスのブランド哲学と細部への美意識が明確に映し出されています。

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デファイ ゼロ ジー 95.9000.8812/78.R584

全体を包み込むのは、チタン素材にグレーブラッシュ仕上げを施した存在感あるケース。直径44mmという堂々たるサイズ感ながら、ヘアライン加工による繊細な表情が、重厚さを程よく抑え、スマートな印象を与えています。大胆にスケルトン化されたダイヤルからは、幾何学的に構成されたムーブメントの構造美が広がり、機械式時計の醍醐味を視覚的に堪能できる仕上がりとなっています。

ダイヤル上には複数のインジケーターやサブダイヤルが巧みに配置されており、12時位置に時分表示、9時位置にスモールセコンド、2時方向にはパワーリザーブインジケーターをレイアウト。視認性と情報の整理性に優れ、複雑でありながらも直感的に機能を読み取れる構成が魅力です。

内部に搭載されるムーブメントは、手巻き式のエル・プリメロ 8812 S。1時間に36,000振動(5Hz)というハイビート仕様に加え、約50時間のパワーリザーブを誇り、高精度と実用性の両面を高い次元で両立しています。外装と内装、そのどちらにもゼニスの精緻な技術と美意識が息づいた1本です。

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デファイ スカイライン ブティック限定 03.9300.3620/15.I001

ステンレススチール製の41mmオクタゴナルケースに、ファセット仕上げを施したベゼルが映える「03.9300.3620/15.I001」。直線的な造形がもたらすモダンな印象と、堅牢な構造美が融合し、都会的な洗練と信頼性を兼ね備えた1本に仕上がっています。ダイヤルは涼やかなアイスブルーのサンレイパターンを採用。光の角度により、ゼニスのブランドアイコンである四つ星がグリッド状に浮かび上がる、遊び心と美しさを併せ持ったデザインが魅力です。

3時位置に配された日付表示は、ダイヤルの色味に合わせて丁寧にトーンを統一。視認性を保ちつつ、全体の調和を損なわない配慮が感じられます。ブレスレットには、ケースと同じステンレススチールを用い、ポリッシュとヘアラインの異なる仕上げを組み合わせることで、手元に自然となじむ繊細な質感を実現。スーツの袖口にも無理なく収まるフィット感も魅力のひとつです。

さらに、同系色のアイスブルー調ラバーストラップが付属し、工具を使わずに簡単に付け替えが可能。シーンやスタイルに応じて、フォーマルな印象とスポーティな装いを自在に切り替えられる、柔軟性と遊び心を備えた1本です。

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デファイ エル プリメロ 21 エクストリーム オープン 世界200本限定 96.0527.4021/27.M529

スケルトン仕様のダイヤルは、大胆でありながら計算された機能美を宿し、内部に覗くカーボンモノコック構造や地板のディテールが、メカニズムの緊張感と精密さを際立たせています。ケースにはブラックで統一されたチタン素材を採用し、強靭性と軽量性を兼ね備えつつ、マットな質感によってスポーティで引き締まった印象を強調しています。

クロノグラフ針にはホワイトとレッドの差し色があしらわれており、視認性を確保すると同時に、モノトーンのダイヤル上でダイナミックに映えるアクセントとして機能。さらに、ベゼルとプッシュボタンにはラバーカバーが施され、グリップ性能の向上とともに、現代的かつアグレッシブな空気感を演出しています。

そして、このモデルは世界限定200本という希少な仕様。ケースには固有のシリアルナンバープレートが刻印されており、プロフェッショナルユーザーやコレクターにとっての所有価値をいっそう高めるディテールとなっています。

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デファイはゼニスの先端を走る主力モデル


デファイは、革新的なデザインを採用し続けて、ゼニスの先端を走っているモデルです。また、内部に搭載されているムーブメントも、非常に性能が高く、特にエル・プリメロはゼニスを代表するものとなっています。

文字盤部分がフルオープンとなっているものも多いため、内部構造の美しさを楽しみたい方にもおすすめです。デザイン性が高く、他の方とは違うオリジナリティの高いモデルを探している方におすすめです。

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この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長

1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。

初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。

■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター




       
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