永遠の輝き ダイヤモンドの魅力
世代を超えて多くの人を魅了し続けている宝石と言えば、ダイヤモンドを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
宝飾品として光り輝く美しさは、他の宝石の美しさとは異なるダイヤモンド独自の美しさがあります。カットの違いによって全く異なる輝きを見せてくれるダイヤモンドにときを超えて多くの人が魅せられ続けて来ました。
そこで、人々を魅了し続けているダイヤモンドの美しさの秘密はどこにあるのでしょうか。その秘密に迫ってみることにしましょう。
なぜダイヤモンドが美しいか
ダイヤモンドの美しさの秘密を探ってみる前に、まずは、ダイヤモンドの歴史について見てみることにしましょう。
ダイヤモンドが歴史の文献に登場するのはローマ時代までさかのぼることが出来ます。「プリニウスの博物誌」の中にアダマス(Adamas)という物質のひとつとして登場します。後にこのアダマス(Adamas)がDiamasになり、そしてラテン語の「Diamant」になります。そしてフランス語、オランダ語ではラテン語の「Diamant」がそのまま使われています。
ただ、ローマ時代のダイヤモンドの役割は、現在のような宝石としてではなく、ダイヤモンドの形の特色である「正八面体の結晶」の神秘性と原産地であるインドにまつわる様々な伝承をベースとした呪術性が相まって、神秘的で呪術的なものとして扱われていました。
ダイヤモンドが宝石として認められるようになるのは、15世紀にダイヤモンドによるダイヤモンドの研磨技術が発見されるまで待たなければなりませんでした。
ダイヤモンドの美しさを決定する要因としては石の持つ透明度はもちろんのこと、その美しさを引き出すためのカット技術も大きな要因となっています。
ダイヤモンドのカット技術が大きな要因となる理由は、ダイヤモンドが持つ特徴にあります。ダイヤモンドには、高い屈折率、小さな臨界角(反射角度)、広い全反射領域、高い光の分散率などの特徴があります。
ダイヤモンドの研磨技術は、当初はダイヤモンドの反射を美しくすることにありました。原石の表面を削って光沢を出すポイント・カットが始まりでした。
その後、アンティークのダイヤモンドとしてお馴染みの「テーブル・カット」や「ローズ・カット」が開発されて行きます。
そして、「ブリリアント・カット」と呼ばれている58個のカット面の原型が1700年にベネチアで作り出されました。その後1919年に、ベルギーの数学者で宝石職人であったマルセル・トルコフスキーによって、現在の「ブリリアント・カット」が生み出されました。
ブリリアント・カットが施されたダイヤモンドは、上部から入った光が全てダイヤモンドの内部で反射して、上部から輝きが放たれる仕組みになっています。これによって、ダイヤモンドの美しさを際立たせている独自の輝きを作り出すことが可能になります。
つまり、ブリリアント・カットを施すことによって、ダイヤモンドが持つ特性を引き出すことが出来、この上なく美しい宝石を誕生させることになりました。
ダイヤモンドの品質 4C
次に、ダイヤモンドの品質を表す4Cについて見てみることにしましょう。
ご存知の方も多いとは思いますが、ダイヤモンドの品質は、カラー、クラリティ―(透明度)、カット、カラット重量という4つのCによって現わされています。
この4Cが定められたのは、20世紀半ばですのでそんなに古い話ではありません。この基準をダイヤモンドの品質を表すものとして世界中に定着させるに至るには、1931年に宝石の研究と宝石に関する知識をオーガナイズして人々と共有することを目的として設立された「Gemological Institute of America(GIA)」の存在と貢献がありました。
ダイヤモンドの品質を表すカラーは、DからZで表現されます。Dは無色を意味し、アルファベットが進んで行くに従って無色度が低くなって行きます。
ダイヤモンドのクラリティ―(透明度)は、内部のインクルージョン(内包物)と、外部のブレミッシュ(表面に残っている結晶面や研磨過程によって起こった欠点)によって、判定されることになります。10倍の倍率でインクルージョンおよびブレミッシュ共にない「フローレンス」から10倍の倍率で簡単にインクルージョンを確認出来透明度・輝きに影響を及ぼすと考えられる「インクルーデッド」まで、6分類11クラスによって表現されています。
ダイヤモンドのカットの質は、カット面(ファセット)がいかに美しく光を反射しているかによって判断されています。具体的には、ダイヤモンドの内部と外部から反射される白い光の明るさと輝き、ファイアーと呼ばれる虹のような白い光の分散度合い、シンチレーションと呼ばれているダイヤモンドが作り出す光輝の量とダイヤモンド内部の反射によって作り出される光と暗がりのパターンになります。
そして、ダイヤモンドのカラット重量は、1カラット200mgと定められています。カラットは、ギリシア語のケラティオン(イナゴ豆の実)に由来します。天秤で重さを測る際に、イナゴ豆を分銅として使っていたため、そのまま重量の単位として使用するようになりました。
因みにこのイナゴ豆の実はとても甘くおよそ5割が糖分と言われているほどです。
カラット以外の全ての条件が同じであれば、重量があるものの方が価値は高いことになります。けれども、重量があっても、他の3つのCの条件が異なれば価値は大きく違ってくることになります。
ダイヤモンドの価値は、ご紹介した4つのCの要素を全て総合的に判断した上で決められることになります。
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