

ハリー・ウィンストン中古ジュエリーの修理・メンテナンス方法を徹底解説

ハリー・ウィンストンは、長年愛用し続けたいジュエリーが多いため、着用途中で修理やメンテナンスが必要となるケースもあるでしょう。しかし、どのように修理をすればよいか、どこに修理を申し込めばよいかよくわかっていない方もいると思います。
そこで、ハリー・ウィンストンの正規メンテナンスのサービスについてや、依頼ができないケースについて紹介します。また、長く着用し続けるコツも紹介しますので、メンテナンスの頻度を減らすための方法が知りたい方もぜひチェックしてみてください。
ハリー・ウィンストンとは

ハリー・ウィンストンとは、世界有数のジュエリーブランドで、5大ジュエリーブランドに選ばれることもあります。創設は1932年で、ハリー・ウィンストン氏がアメリカのニューヨークで立ち上げました。
ダイヤモンドへ強いこだわりがあり、ジュエリーに使われているものには、高品質のものが選ばれています。また、ダイヤモンドの加工やセッティング技術も非常に高く、ダイヤモンドの輝きがより引き立つようにジュエリーに用いられているのです。
ジュエリーによく用いられている「HW」のロゴは、ハリー・ウィンストンのイニシャルだけではなく、「Husband」と「Wife」で夫婦という意味を持たせています。そのため、婚約指輪や結婚指輪として選ばれることも多いブランドです。
ハリー・ウィンストンのジュエリーの正規メンテナンスサービス内容

ハリー・ウィンストンには、さまざまなメンテナンスやアフターサービスが用意されています。ここでは、主な3つのメンテナンスサービスについて解説します。
サイズ直し
ハリー・ウィンストンは購入後にもサイズ直しを受け付けています。サイズ直しの方法としては、指輪を切ってサイズを調整する方法と、内側にプレートをはる方法の2種類から選ぶことが可能です。
また、値段はジュエリーの価格などの条件によって変動しますが、数万円で対応してもらえることもあります。
ただし、ジュエリーを切るサイズ直しの場合、加工することで耐久性が下がってしまうため、できれば購入後はサイズ調整しない方が長持ちしやすいです。
傷の修理
傷の修理は表面を磨き上げる「新品仕上げ」と呼ばれるメンテナンスを行ってもらえます。新品仕上げを行うと、簡単な傷や汚れはすべて落としてもらえるため、購入時点と同じような状態に戻るでしょう。
ただし、新品仕上げも表面を削ることで耐久性がやや弱くなったり、指輪の場合は薄くなったりするデメリットもあります。値段も有料であるため、高頻度で利用するのはあまりおすすめできません。
クリーニング
簡単な汚れを落としたい場合は、クリーニングできれいにしてもらうのがおすすめです。クリーニングはハリー・ウィンストンのサロンで行うものと、工房で対応するものの2種類あります。基本的には、大きな汚れがなければサロンで対応してもらえることが多いため、時間をかけずにその場で完了してもらえます。
また、工房に送ってクリーニングを行う場合は、状態を確認することで、最適なメンテナンスを同時に行ってもらえるため、状態に不安がある方にも安心です。
ハリー・ウィンストンのジュエリーの修理依頼ができる場所と特徴

ハリー・ウィンストンのジュエリーは、正規店に依頼する方法と一般のジュエリー修理専門店に持ち込む方法の2種類あります。ここでは、それぞれの特徴について紹介します。
ハリー・ウィンストン正規店
基本的には購入時に利用したハリー・ウィンストンの正規店に、修理依頼の申し込みを行うのがおすすめです。正規店であれば、傷の修理やサイズ直しなどのアフターケアに対応してもらえるため、ジュエリーに関する悩みのほとんどを解決してもらえます。
ただし、アフターサービスを受ける場合には、購入時に発行された保証書や証明書が必要となってくるため、失くさないように大切に保管しておきましょう。
また、正規店を利用する場合は、値段がやや高くなってしまう可能性や、修理完了まで長くなってしまう可能性があるため注意が必要です。
一般の修理専門店
一般のジュエリー修理専門店に持ち込むことで、ハリー・ウィンストンのジュエリーを修理、メンテナンスしてもらえます。一般の修理専門店の場合、値段がお店によって異なるため、正規店に持ち込むよりも安く済むケースがあります。
また、混みあってない時期であれば、修理の工房に送ったとしても比較的短期間で手元に戻ってくる可能性がある点も、一般の修理専門店を利用するメリットです。
ただし、専門店ごとに対応できるジュエリーブランドが決まっているため、種類によっては対応してもらえない可能性があります。加えて、修理時に破損してしまったときの保証がないため、まずは正規店に持ち込むことをおすすめします。
ハリー・ウィンストン正規店でジュエリーの修理依頼ができないケース

基本的にハリー・ウィンストンのジュエリーを修理やメンテナンスしたい場合には、正規店に依頼すればよいですが、中には修理依頼ができないこともあります。ここでは、修理依頼できないケースを3つ紹介します。
修理が困難なほど破損している場合
修理が難しいほどにジュエリーが変形したり、大きな傷がついてしまったりすると、正規店で修理を断られる可能性があります。例えば、指輪の場合は、ダイヤモンドを留める爪の部分が折れてしまっているケースでは、修復不可能とされてしまうことがあります。
また、ハリー・ウィンストンのジュエリーは、他のジュエリー以上に繊細で複雑なデザインをしているため、修復が難しいものが多いです。さらに、ちょっと力を加えたり、落下などの衝撃があったりするとすぐに大きな破損につながりやすいです。そのため、日頃から丁寧に扱うことが大切になります。
経年劣化がひどい場合
購入から時間が経っており、経年劣化がひどい場合は、修理が断られてしまう可能性があります。長年着用し続けたことで、地金にひびが入ったり、石が外れてしまったりするなど、破損が大きくなるかもしれません。
その場合、修理をしたとしても完全に元に戻らず、すぐに同じような破損につながってしまうため、修理を受け付けてもらえないことがあるのです。
経年劣化はある程度仕方ないですが、保管状態や日頃のケアで防げる部分もあるため、扱い方には気をつけましょう。
アンティーク品の場合
かなり古いアンティーク品や、一部の限定モデルの場合、修理に必要な部品がないため、修理を断られる可能性があります。ハリー・ウィンストンは、1932年の創設から一流のジュエリーを製造し続けてきたため、多くのアンティーク品が出回っています。
古いジュエリーの場合、現在の技術では対応できないものもあるため、早い段階でメンテナンスが可能かどうか確認しておきましょう。
ハリー・ウィンストンのジュエリーを長持ちさせるポイント
ハリー・ウィンストンのジュエリーは修理をできる限りしない方が、ジュエリー自体を長持ちさせることにつながります。そこで、ジュエリーを長持ちさせるための方法を4つ紹介します。
摩擦や衝撃を徹底して避ける
ジュエリーは摩擦や衝撃に弱く、地金部分がすぐにダメになってしまいます。そのため、運動や力仕事、家事の際には外しておくことをおすすめします。
また、着用部分が固いものとぶつからないように注意しましょう。特に指輪の場合は壁やものとぶつかりやすいため、特に気をつける必要があります。さらに、地震などで高いところから落ちてしまうと、落下の衝撃で壊れてしまうこともあるでしょう。
保管する際にはクッション性のある専用のケースに入れて、万が一落下してしまっても大丈夫なようにしておいてください。
水分に注意する
ハリー・ウィンストンのジュエリーは、水や薬品がつくと劣化しやすいため、日頃からさけるように対策しておくことが大切です。例えば、海やプール、遊園地など水に触れる可能性がある場所では外すなど、旅行や遊びに出かけるときには、身につけなかったり、すぐに外せるようにしたり対策しましょう。
また、家事をする際にも基本的にはジュエリーを外しておきましょう。水回りの作業も多いですし、洗剤を扱うこともあるため、ジュエリーに触れてしまうと劣化をすすめてしまいます。このような、水に触れるような場面では、着用を控えるようにしてください。
適切な場所で保管する
着用せずに保管する場合は、保管場所にも工夫が必要です。まずジュエリー同士がぶつからないように、一つひとつ離れて保管するようにしましょう。ジュエリーはダイヤモンドや金、プラチナなど、硬度の高い素材が使われているため、ジュエリー同士がぶつかると大きな傷につながりやすいです。
また、保管場所は高温多湿の場所はさけて、直射日光が当たらない涼しい場所で保管しましょう。金属によっては、湿度が高いと劣化してしまう可能性があります。また、日光に当たったり、温度が上がったりすると、ジュエリーの劣化を促進してしまいます。
定期的にクリーニングを行う
修理が必要になる前に、定期的にクリーニングを行うことが大切です。クリーニングを行うことで、汚れや傷のない状態を維持できるだけではなく、ジュエリーのトラブルに素早く気づいてもらえる可能性があります。
例えば、石を接着している部分が緩んでいたり、爪部分に簡単な傷がついていたりといった素人が気づかない部分を発見してもらえます。
また、クリーニングは3か月に1度の目安で行うとよいです。ただし、夏場で皮脂がたまりやすい場合は、短い間隔でクリーニングに出してケアをすることをおすすめします。
ハリー・ウィンストンのおすすめジュエリー3選
ハリー・ウィンストンには、おすすめとなるジュエリーがいくつもあります。ここでは、特におすすめのモデルを3つ紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてください。
リリークラスター ミニ PEDYSM1MLC
百合の花をモチーフに繊細な美しさを表現したネックレスが、「リリークラスター ミニ」です。可憐な花びらを想起させるように配された37石のラウンドカット・ダイヤモンドが、18Kイエローゴールドのベースに上品な輝きを添えています。
このモデルには、ハリー・ウィンストンの代名詞ともいえるクラスターセッティングが採用されており、各ダイヤモンドが互いに光を反射し合うよう、緻密に配置されています。その結果、ひとつひとつの石が持つ輝きを最大限に引き出す、華麗で立体的な印象に仕上がっています。
コンパクトなサイズ感ながら、丁寧なクラフトマンシップによって立体的な造形が生まれており、控えめでありながらも確かな存在感を放つ一品です。上品さと華やかさをさりげなく纏いたい方にふさわしいジュエリーといえるでしょう。
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サンフラワー ミニ PEDPNA003SF
太陽に向かって咲く花の力強さと、自然の美しさを象徴するデザインが特徴です。それぞれのダイヤモンドが互いの輝きを引き立て合うよう緻密に配置されており、身に着ける人に華やかさとエネルギーを与えてくれます。
コンパクトなサイズ感に仕上げられているため、さりげない存在感を放ちつつも、日常使いから特別なシーンまで幅広く活躍してくれるジュエリーです。控えめながらも確かな輝きを求める方にふさわしい逸品といえるでしょう。
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ループ ミニ フルモチーフ FRDPRP1ML4C
4石のペアシェイプ・ダイヤモンドを優美に配した「ループ ミニ フルモチーフ」は、ハリー・ウィンストンが長年にわたり手がけてきたペアシェイプダイヤモンドの美しさを凝縮したデザインです。ブランドの歴史に刻まれた数々の名作からインスピレーションを得て誕生した「ループ」コレクションは、クラシカルでありながらも現代的なエレガンスを宿しています。
ペアシェイプカットは、ダイヤモンドの輪郭やプロポーションに応じて最適なカットが求められるため、職人の高度な技術と美的感覚が問われる繊細なカットです。ハリー・ウィンストンは、この難易度の高いカットを得意とし、輝きとフォルムの調和を極めたジュエリーを数多く生み出してきました。
本作は立体感のある構造に仕上げられており、光を受ける角度によってダイヤモンドの輝きが一層引き立ちます。指元に華やかさと気品を添えたい方にふさわしい、洗練された逸品です。
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ハリー・ウィンストンのジュエリーは定期的にメンテナンスを実施しよう
ハリー・ウィンストンのジュエリーは、非常に魅力的で長年愛用し続けたいものとなっています。長く使用し続けるためには、定期的なメンテナンスやクリーニングが必要です。
簡単な傷や破損であれば、修理で直る可能性もありますが、破損が大きい場合は修理では直りません。また、修理をすることでジュエリーに負荷がかかることで、長く使用しづらくなってしまう可能性もあります。
そのため、疲労がかからないような使い方や保管方法を徹底して、丁寧に身につけるよう心がけましょう。
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この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長
1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。
初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。
■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター





