

グラフ vs ハリー・ウィンストン|婚約指輪で迷ったらどちらがおすすめ?

長い人生の中で大きな決断をする際、将来を共にするパートナーに贈られることが多い婚約指輪。
さまざまな高級ブランドが、婚約指輪の候補として選ばれる中で、特に人気を集めるブランドにグラフとハリー・ウィンストンがあります。
この2つのブランドで婚約指輪を購入する際に、「価格帯はどれくらいが適正か」、「どのような違いがあるのか」と悩む方もいるでしょう。
そこで、グラフとハリー・ウィンストンの特徴や価格帯、おすすめのモデルなどについて解説します。購入を検討している方はもちろん、今後結婚を考えている方もぜひ参考にしてみてください。
グラフとハリー・ウィンストンの価格帯とは

婚約指輪は高価な買い物となるため、商品の価格を考慮したい方もいると思います。そこで、グラフとハリー・ウィンストン、それぞれの価格帯の目安について見ていきましょう。
グラフ
グラフの公式サイトを確認すると、エンゲージメントリングの価格で最も安いものは約650,000円台、比較的ラインナップの多い価格帯は900,000円台となっています。ただし、これは通常の販売価格であるため、名入れなどのオプションを追加すると100万円を超える可能性が高いです。
また、使われている素材や宝石の大きさにもよりますが、高価格帯のものとなると1,000万円台、さらに希少素材を使用したものや特注品に関しては、時価となっているものもあります。
非常に高価ですが、最高品質のダイヤモンドを使用するなど価格に見合った品質となっていますので、十分な価値を感じられる逸品といえるでしょう。
ハリー・ウィンストン
ハリー・ウィンストンの公式サイトによると、最も安いエンゲージメントリングでも140万円台となっており、ベーシックな設計のものでも高価格帯であることがうかがえます。
その理由としては、主に指輪に使用されるダイヤモンドの品質が関係しています。多くのブランドではダイヤモンドの重さを約0.3カラットから選べるのに対して、ハリー・ウィンストンでは最低ラインが0.5カラットです。さらに、ダイヤモンドの品質が国際基準である4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)よりも厳格な水準で定められていることもあり、全体の価格を押し上げています。
大粒で高品質のダイヤモンドが使われていると考えると、グラフと比較してやや価格帯が高い点も納得といえます。
グラフの婚約指輪の特徴とは

婚約指輪を選ぶ際には、それぞれのブランドが歩んできた歴史やデザインの特徴なども把握しておくと、自分たちにぴったりのアイテムが見つけやすくなります。そこで、グラフについてどのようなブランドか確認していきましょう。
ブランドの特徴や歴史
グラフは、1960年にローレンス・グラフが立ち上げたジュエリーブランドです。創設者がこのブランドを立ち上げたのは、22歳のときで、若い頃よりダイヤモンド工房で働いていた彼は、18歳で独立し、その後自身の会社を持つことに成功しました。
グラフでは原石の買い付けからカット、研磨、ジュエリー製作までの工程を自社で一貫して行う生産体制を敷いており、それにより優れた品質を保つことを実現しています。
また、希少な大粒なものや色とりどりのもの、ユニークなカットが施されたものなど、ダイヤモンドを巧みに扱った製品がグラフの特徴です。熟練の職人たちの手によって作られるジュエリーの数々は、コレクターをはじめ、セレブや王侯貴族から支持されています。
デザインの特徴
グラフのジュエリーは、美しさと希少性を追い求めたデザインが特徴。他のブランドでは見られないような独創性や、革新性に満ちたものとなっており、曲線を活かした滑らかなフォルムや、品質の高いジェムストーンをあしらった装飾が魅力的です。
また、流行に左右されず長く持ち続けられるジュエリーをテーマにしているため、シンプルでありながらもエレガントで洗練された仕上がりとなっています。あきの来ないデザインなので一生ものとしても重宝し、カジュアル、フォーマルを問わず幅広いシーンで着用できるでしょう。
ハリー・ウィンストンの婚約指輪の特徴とは

次にハリー・ウィンストンの歴史や特徴について解説していきます。世界五大ジュエラーの1つにも数えられるこのブランドには果たしてどのような魅力があるのか、ぜひチェックしてみてください。
ブランドの特徴や歴史
ハリー・ウィンストンは、同名の創業者が1932年にニューヨークで創業したブランドです。宝石店を営む父のもとに生まれた創業者のハリー・ウィンストンは、幼少期より培ってきたジュエリーの知識と卓越したデザインセンスを活かし、多くのダイヤモンドを世に送り出してきました。
そして、1947年には「キング・オブ・ダイヤモンド」と称されるまでになり、現在も世界中のセレブや著名人から絶大な支持を得ています。婚約指輪のジェムストーンには、一般的にダイヤモンドが用いられることが多いため、宝石のクオリティを重視したい方にとっては、ハリー・ウィンストンがおすすめです。
デザインの特徴
ハリー・ウィンストンのジュエリーは、格式の高さを感じさせる荘厳さと、時代を超えて愛される王道の美しさが魅力です。特に、大小さまざまなサイズのダイヤモンドを、巧みに組み合わせるクラスター技法に代表されるような、ダイヤモンドをふんだんに使用した指輪には定評があります。
ハリー・ウィンストのジュエリーは、隣接するダイヤモンドがお互いの輝きを引き出してくれるため、他のジュエリーにはない魅力があるとして、ハリー・ウィンストンを選ぶファンが多数います。
例えば、「ハリー・ウィンストン・マイクロパヴェ・リング」は、中央の大きなダイヤモンドを囲むように小さいダイヤモンドが無数に配置され、メインとなる石を引き立たせています。緻密に計算されたこの絶妙なバランスは多くの人の心をつかみ、大切な人への贈り物としても重宝されているのです。
グラフとハリー・ウィンストンを比較するときのポイント

グラフとハリー・ウィンストンは、それぞれに独自の魅力を抱えている一方で、価格帯も近いものが多いため、どちらを選ぶか迷ってしまいやすいです。基本的には、価格帯やブランドの好みで選んでしまって問題ありませんが、デザインが自身の好みかどうかで決めるのもよい選択のポイントです。
また、婚約指輪として贈るのであれば、購入前にパートナーに確認してみるか、一緒に店舗へ出向いて検討してみるのもおすすめです。パートナーと一緒に選んだ指輪であれば、お互いが満足するものが選びやすいでしょう。
また、アフターサービスにおいても細かい違いがあります。例えば、グラフはオーダーメイドサービスが充実していますが、ハリー・ウィンストンは生涯保証を約束しているなどの違いが見られます。デザインや価格はもちろん、より自分たちのニーズに沿ったブランド選びも重要といえるでしょう。
グラフのおすすめリング3選
欲しい指輪のデザインなどが特に決まっていない場合、膨大なラインナップの中から「これだ」と思えるものを見つけ出すのは大変です。そこで、グラフでおすすめのリングを3つ紹介しますので、参考にしてみてください。
アイコン ダイヤモンド リング RGR619
しずく型に美しくカットされた大粒のダイヤモンドが目を引く「RGR619」は、センターストーンの存在感に加え、その周囲を取り巻く繊細なメレダイヤとの調和によって、まばゆいばかりの輝きを放つラグジュアリーなリングです。
ダイヤモンドは中央の台座だけでなく、台座からリングアームへと続くショルダー部分、さらにはリング全体の表面にまで惜しみなくセッティングされており、手元を動かすたびに繊細な光の粒が煌めきを添えます。素材には、上品な艶を持つ18Kホワイトゴールドを採用し、透明感あるダイヤモンドの輝きを引き立てています。
メインストーンには“ペアシェイプカット”と呼ばれるカッティング技法が施されており、一般的に71面で構成されるその複雑なファセットが、あらゆる角度から光を受けて華やかに反射。視覚的な美しさに加え、指をすらりと長く見せる効果もあり、女性から高い人気を誇るフォルムです。
エレガンスと華やかさを併せ持つ本リングは、特別な日の装いをよりいっそう引き立ててくれる逸品といえるでしょう。
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スレッド ダイヤモンド RGR759
複数のダイヤモンドパーツを、まるで糸を紡ぐように重ね合わせた「スレッド」コレクションは、人と人との絆や、枝葉のように広がるつながりをテーマにした象徴的なジュエリーラインです。
なかでも「RGR759」は、中央に配されたエメラルドカットのダイヤモンドがひと際印象的な、洗練とモダンさを兼ね備えた逸品。周囲のパーツには、ラウンドブリリアントカットやバケットカットといった異なる表情を持つダイヤモンドが組み合わされ、静と動が共存するような複雑かつ美しい光のグラデーションを生み出しています。
リング本体には、上質な18Kホワイトゴールドを贅沢に使用。トータルで2.00カラットにも及ぶダイヤモンドが、年齢を問わず装う人の手元に確かな気品をもたらします。
見る角度によって異なる表情を見せる構築的なデザインは、身につけるたびに新たな魅力を感じさせてくれるはずです。タイムレスな美しさを求める方にこそふさわしい、気高い存在感を放つリングです。
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バタフライシルエット ミニ ダイヤモンド RGR908
蝶の優美な姿をモチーフにした「RGR908」は、可憐さと上品さを兼ね備えた一品です。自然界で最も美しい存在の1つである蝶を、無数のダイヤモンドで繊細に表現。光を受けて煌めくそのフォルムは、まるで羽ばたく瞬間の命の輝きをとらえたかのようです。
リング本体には18Kホワイトゴールドを採用し、シンプルで無駄のない洗練された設計によって、バタフライモチーフの存在感がいっそう引き立つ仕上がりに。指先に宿る軽やかな躍動感が、見る者を魅了します。
「バタフライ」コレクションは、グラフを象徴するアイコニックなシリーズとして長年愛されてきた存在です。ジュエリーデザイナーや熟練の職人たちにとっても、創造性を存分に発揮できるシリーズであり、ひとつひとつが手作業で丁寧に仕立てられています。そのため、仕上がりには量産では味わえない繊細な表情とエレガンスが宿ります。
タイムレスな魅力を備えたデザインは、定番のジュエリーをお探しの方はもちろん、愛らしさの中にも品格を求める方にもぴったりの逸品です。
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ハリー・ウィンストンのおすすめリング3選
ダイヤモンドのクオリティに定評のあるハリー・ウィンストンでも、多くの魅力的な指輪がリリースされています。そこで、ハリー・ウィンストンのおすすめを3つ紹介しますので、見ていきましょう。
クッションカット マイクロパヴェ RGDPCU012MIC
クッションカットが施されたダイヤモンドがひときわ存在感を放つ「RGDPCU012MIC」は、優雅さと華やかさを兼ね備えたラグジュアリーリングです。大粒のセンターストーンをぐるりと囲むようにあしらわれたマイクロパヴェ・ダイヤモンドが、繊細な輝きを添え、手元にまばゆい光のリズムをもたらします。さらに、リングアームの裏面に至るまでダイヤモンドが贅沢にセッティングされており、360度どこから見ても妥協のない美しさを感じられる仕上がりとなっています。
リング素材には、高純度のプラチナであるPt950を採用。Pt950は、耐久性と柔軟性を併せ持ち、年月を経ても変わらぬ美しさを保つことから、長く身に着ける婚約指輪や結婚指輪として非常に高い評価を得ています。また、金属アレルギーを起こしにくいという性質もあり、肌へのやさしさを重視したい方や、大切な方への贈り物としても安心して選んでいただけます。
気品と信頼性を兼ね備えた本リングは、一生に一度の特別な想いを形にするのにふさわしい、永遠の輝きを湛えた逸品です。
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ループ ミニ フルモチーフ FRDPRP1ML4C
花びらのように可憐なフォルムが印象的な「FRDPRP1ML4C」は、指元に繊細な輝きを添えるエレガントなリングです。4石のペアシェイプダイヤモンドが花の輪郭を描き、その中心と周囲には29石のラウンドダイヤモンドが美しく配され、光を受けてやわらかな煌めきを放ちます。リングの素材には高純度のPt950を使用しており、気品とラグジュアリーを兼ね備えた仕上がりとなっています。
本作が属する「ループ」コレクションは、ブランドの歴史を彩る代表的なシリーズの1つ。ペアシェイプカットのダイヤモンドに新たな解釈を加えることで、約1世紀にわたり多くのジュエリーファンを魅了してきました。伝統と革新が息づくデザインは、今なお新鮮な感動を与えてくれます。
浮かび上がるようにセッティングされたダイヤモンドの花びらは、見る角度によって表情を変えながら、指元にドラマティックな存在感を与えます。そのシルエットは、四つ葉のクローバーをも想起させる愛らしさを持ち、幸運を願う想いを込めた婚約指輪としても最適です。大切な人への想いを美しく表現する、特別な一品といえるでしょう。
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リリークラスター エンゲージメント リング RGDPRD007LC
ハリー・ウィンストンを代表するコレクションの1つとして名高い「リリークラスター」は、1940年代のアーカイブスケッチから着想を得て生まれたシリーズです。自然界でもひときわ気品ある花として知られる百合をモチーフに、その優雅な佇まいを繊細に表現しています。
なかでも「RGDPRD007LC」は、メビウスの輪を思わせる流麗なシルエットが印象的なモデル。従来のリリークラスターが3〜4枚の花びらを組み合わせることで構成されているのに対し、本作は花びらのラインが一筆書きのように連なり、終わりのない“永遠”を象徴するデザインへと昇華されています。
台座の中央には、浮遊感を演出するようにラウンドブリリアントカットのダイヤモンドがセッティングされており、光を受けるたびにエレガントな輝きを放ちます。立体感と透明感が絶妙に調和し、手元に華やかさと奥行きを与えてくれる逸品です。
伝統と革新が融合したこのリングは、時を超えて愛され続けるハリー・ウィンストンの精神を体現するジュエリーといえるでしょう。
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グラフとハリー・ウィンストンはデザインを見てどちらか選ぼう
グラフとハリー・ウィンストンでは、それぞれに魅力的なアイテムがラインナップされています。価格や材質、そのジュエリーが作られた背景など、参考にできる要素は山ほどありますが、もしどうしても決められなかったら、デザインが自分や相手の感性に働きかけるものどうかで決めるのも悪くない選択でしょう。
一生に一度の大きな買い物ですので、ぜひ長年身につけたくなる素敵な指輪を探してみてください。
この記事の監修者

佐藤高雅(さとうたかまさ)
株式会社ジェムキャッスルゆきざき ECソリューション室副室長
1996年生まれ。高校在学中に煌びやかな高級腕時計やジュエリーに興味を持つ。
大学在学中に某日本メーカ時計正規店でアルバイトを経験し卒業後、店舗販売員として2019年ジェムキャッスルゆきざきに入社。
3年間販売員を経験した後、時計の知識や文章力を買われECソリューション室へ異動。
以後ゆきざきサイトの文章やブログ記事、デザイン関連を統轄しており、メディア広報室立ち上げ時にはYouTubeレギュラー出演やニュース番組、中国系SNSにも出演する。
初めて購入した腕時計は、23歳でブレゲのマリーン2。
婚約時計はペアでジャガールクルトのレベルソ。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1を手に入れるものの、自分には早すぎたと手放す。
40歳になったら記念で購入予定(理想)
好きなブランドは、ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネ・FPジュルヌ。時計業界歴7年。
■経歴
2019年 株式会社ジェムキャッスルゆきざき/新卒
2021年 メディア広報室/設立
2022年 ECソリューション室/副室長
■得意領域
WEBライター
高級腕時計全般
■保有資格
Google アナリティクス認定資格(GAIQ)
ジュエリーコーディネーター








